本記事は 12月 5日「 人気記事ランキング クラシック音楽鑑賞 」で 第1位 となりました。
皆さまのおかげです、これからも 何卒よろしくお願い申し上げます。


スケルツォ倶楽部 
クリスマスの音楽    もくじ はこちら 
 
「サンタクロース物語」(4)

 Absolutely Disney  Its a Small World ( Christmas Ver. ) 
 ↑ 今宵の一曲
「イッツ’ア・スモール・ワールド」 It's a Small World ( ロバート & リチャード・シャーマン兄弟 作曲 )
 これは クリスマス・ソングではありませんが、この季節 ディズニーランド同名アトラクションに足を運べば、素晴らしいクリスマス・ヴァージョンを堪能することが出来ます。
 作曲者のシャーマン兄弟は、映画 「メリー・ポピンズ 」、「チキ・チキ・バン・バン 」の音楽などで高名ですが、 私 “スケルツォ倶楽部”発起人 は、 映画「スヌーピーの大冒険 Snoopy, Come Home (1972 ) 」の 憧れに満ちた「ライラのテーマDo You Remember Me ) 」に心惹かれます。 それについては こちらを  ⇒ 映画「スヌーピーの大冒険

▽ 「 Absolutely Disney 」 に収録
海外盤 Walt Disney Records( DISACD-7001 )2枚組

♪ 「イッツ’ア・スモール・ワールド
   It's a Small World
  ( ロバートリチャード・シャーマン兄弟 作曲 )

世界中 どこだって
笑いあり 涙あり
みんな それぞれ 助け合う
小さな世界

世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ

世界中 だれだって
ほほえめば なかよしさ
みんな 輪になり 手をつなごう
小さな世界

世界はせまい 世界は同じ
世界はまるい ただひとつ


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 「サンタクロース物語」
(4) 「イッツ’ア・スモール・ワールド」
It's a Small World


 木工職人のニコラウスは 家へ戻るなり そのまま上着も脱がず 仕事場に閉じこもり、猛然と作業をスタートさせました。
 木彫りの鳥、動物たちのあらゆる種類を増やして充実させたばかりでなく、さらに今度は あらゆる魚、あらゆる昆虫、あらゆる草木や花にとどまらず、身の回り道具のミニチュアも - 馬車、馬具、農具、水桶、風呂桶、飼葉桶、工具、テーブルや椅子、棚、ベッド、杖 といった日常生活用具、武具・武器類のミニチュアまで - そして あらゆる建物の小さな模型も - 王の宮殿、貴族たちの屋敷、神殿、病院、宿屋、劇場、兵舎、庶民の家、商店、農場、納屋、家畜小屋、犬小屋に至る建築物 - 組み建てました。
 それから これら建物のミニチュアに適した大きさの人形たち - 「町の人々」、「女性たち」、「子どもたち」ばかりでなく、「祭司」、「祭司長」、「律法学者」や「王」、「貴族たち」、「大臣たち」、「役人たち」、「取税人」、「門番」、「執事」、「医者」、「看護師」、「薬屋」、「病人」、「怪我人」、さらに「農民たち」、「羊飼いたち」、「漁師」に「猟師」、「鳥刺し」、「商人」、「金貸し」、「両替商」、「大工」、「道具屋」、「技師」、「詩人」、「音楽家」、「写譜屋」、「劇作家」、「役者」、「料理人」、「菓子屋」、「彫刻家」、「画家」、「漫画家」、「錬金術師」、さらに大量の数の「ローマ兵」、「騎兵」、「剣士」、「格闘家」、その他「囚人」、「奴隷」、「牢番」、挙句ニコラウスに仕事を与えた「東方の占星術博士」人形も三体、ついでに その従者と駱駝三頭 - まで作りました。それら人形の顔は 皆一人ずつ異なっており、一体として同じものは ありません。しかも全部が皆 - 黒人の「死刑執行人」に至るまで - 柔和で善良な表情をしていました。
 ニコラウスは、六日間ぶっ通しで 水以外食事も摂らず 睡眠もろくに取らず、ひたすら大車輪で仕事を続けました。
 ノミや鉋(かんな)、鋸、大小の彫刻刀など 力いっぱい振り回し、雪のように降り積もる木屑を払い除け、時に 虫めがねを覗きながら細心の彫刻を施したり、次々と絵の具を塗ったりしながらも、しかし その作業中ずっと 彼の頭の中を占めていたものは、我が子カルロスの笑顔と 未だ見ぬ“神の御子”のイメージとが いつのまにか一緒になって混ざり合った姿でした・・・。

 やがて広い作業台の上には、素晴らしい木製のおもちゃが どんどん増えて山のように積み上げられていきましたが、そのいずれもが極めて精緻で写実的仕上りでありながら、それでいて 子どもが多少乱暴に扱っても壊れにくく丈夫で、さらに怪我を負わせることがないように安全な工夫がされていました。

 そして 遂に 七日目の朝、ニコラウスは 工具類をすべて床に置き、六日間 昼夜徹する作業によって くたくたに疲れきった身体を 硬い木のベッドに横たえ、ぐーんと両手両足を伸ばしました。 
 自分に厳しい性格のニコラウスが、自身の仕事ぶりに満足するようなことは 昔から なかなか ありませんでしたが、この おもちゃづくりを達成し終えたこの朝だけは、膨大なおもちゃの山をゆっくりと眺め、その会心の出来に 彼は心底 満足感を覚えていました。
「 これこそ - 世界だ! 神の御子へ贈るに相応しい - 」

 その日、ニコラウスは 本当に久しぶりに熟睡することが出来ました。彼は、この日の朝から なんと 翌日の朝まで、丸一日 安息に憩いました。

・・・ 次回、 (5)不覚! 出遅れたニコラウス に続く

文章:“ スケルツォ倶楽部 ”発起人

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