スケルツォ倶楽部 Club Scherzo
「アフター・シュトラウス & “ バイ・シュトラウス ”」
After-Strauss & “By Strauss”
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(16)1933年 ロベルト・シュトルツ
二人のハートは 三拍子(ワルツ )を刻み
Zwei Herzen im Dreivierteltakt 」 ~ 同名の喜歌劇 より 

Robert Stoltz(DENON) ロベルト・シュトルツ名曲集(SWR)Heanssler
ロベルト・シュトルツ
「二人のハートは 三拍子(ワルツ)を刻み Zwei Herzen im Dreivierteltakt 」
  ヘレン・ドナート(ソプラノ)Helen Donath
  ヨゼフ・プロトシュカ(テノール)Josef Protschka
  エメリヒ・スモラ指揮Emmerich Smola
  シュトゥットガルト放送交響楽団SWR Rundfunkorchester
Hänssler 海外盤 Robert Stolz/Operetten (2-CD 93.007)
- 収録曲 -
• Jung san ma, fesch san ma (aus: Frühjahrsparade )
• Du sollst der Kaiser meiner Seele sein (aus: Der Favorit )
• Auf der Heide blüh'n die letzten Rosen (aus: Herbstmanöver )
• Zwei Herzen im Dreivierteltakt (aus: Zwei Herzen im Dreitvierteltakt )
• Ouvertüre (aus: Frühling im Prater )
• Du bist auf dieser Welt (aus: Frühling im Prater )
• Im Prater blüh'n wieder die Bäume
• Vor meinem Vaterhaus steht eine Linde
• Gruß aus Wien op. 898
• Ouvertüre (aus: Frühjahrsparade )
• Großes Operetten-Potpourri
• Uno-Marsch
• Servus Du
• Einmal hat mir zur Frühlingszeit das Glück gelacht
  (Lied des Hans; aus: Prinzessin Ti-Ti-Pa )
• Ich möchhte in deinem Leben das Erlebnis sein (aus: Wiener Café )
• Ballettszene (aus: Trauminsel )
• Wenn man tief ins Glaserl schaut (aus dem Film "Anni" )
• Wir müssen alle nach der Pfeife tanzen
• Zigeunertanz (aus: Venus in Seide )
• Marsch (aus: Frühjahrsparade )
• Ob blond, ob braun (aus dem Film "Ich liebe die Frau'n" )
• Wien wird bei Nacht erst schön (aus: Frühjahrsparade )
• Auch du wirst mich einmal betrügen (aus: Der verlorene Walzer )
• Du, du, du schließ deine Augen zu (aus: Wenn die kleinen Veilchen blühen )
• Ich freu mich, wenn die Sonne lacht (aus: Frühjahrsparade )
• Schenk mir dein Herz heute Nacht (aus dem Film "Ich liebe die Frau'n" )
• Du bist nicht wert, dass ich um deine Liebe weine
• Wenn die Vöglein musizieren (aus dem Film "Die Deutschmeister" )
• Ich liebe dich (aus dem Film "Zauber der Bohème" )
• Ich will deine Kameradin sein (aus dem Film "Hokuspokus" )
• Singend, klingend ruft dich das Glück (aus: Frühjahrsparade )
• Servus Du
• Ich sing mein Lied heut nur für dich (aus dem Film "Mein Herz ruft nach dir" )
• Mein Liebeslied muss ein Walzer sein (aus: Im weißen Rössl )
 

 ロベルト・シュトルツ Robert Stolz (1880~1975) は、オーストリアのグラーツ出身。ハプスブルク王朝の末期、若い頃よりアン・デア・ウィーン劇場の指揮者を務め 19世紀以来のオペレッタを数多く上演してきただけでなく、自作のオペレッタや歌曲も広く親しまれてきました。
 その名曲の数々、「プラーター公園は花盛り Im Prater blühn wieder die Bäume」、「ウィーンは夜が一番美しい Wien wird bei Nacht erst schön 」、「セルヴス・ドゥ Servus Du ! ( さようなら、貴方 ) 」、「ダス・リート・イスト・アウス Das Lied ist aus ( 歌は終わった ) 」の他、前回 話題にさせて頂いた ベナツキーの傑作オペレッタ「白馬亭にて」に寄贈した「ワルツが私の愛の歌 」、「雲ひとつない青空 」など、数多くの“ウィーンの唄”で 世界中から親しまれた存在でした。
 今回は、シュトルツのペンによる名曲「二人のハートは三拍子(ワルツ)を刻み Zwei Herzen im Dreivierteltakt 」に 注目しようと思います。
 この屈指の二重唱は、もともと1930年に制作された 同名の「オペレッタ映画 」の主題曲がオリジナルでした。映画が当たったため 逆に 後から舞台化された、という特殊な経緯を辿った作品です。タイトル曲のワルツは 映画で大ヒットしていた上、喜歌劇の舞台でも採用されたために 再び大当たり、戦前のオペレッタの中では かなりよく知られた作品だったそうです。
 ご紹介のディスク Hänssler盤は、2枚組のヴォリュームを持つロベルト・シュトルツの素晴らしい名曲集です。その1枚目 Robert Stolz zum 25. Todestag は、1990年代と思われる比較的新しい録音 - 私の見落としかもしれないのですが(失礼!)CDの解説書には 明確なデータ記載を探すことが出来ませんでした - を集めたもので、特に 名曲「二人のハートは 三拍子(ワルツ)を刻み 」 における ヘレン・ドナート Helen Donathの、まさに鈴を振るように美しいドイツ語が聴ける歌唱には、要注目です。
Helen Donath
ヘレン・ドナート と言えば、スウィトナー「魔笛(DENON) 」パミーナや、カラヤン「マイスタージンガー(EMI ) 」エーヴァショルティ「ばらの騎士(Decca) 」ゾフィ、などといった可憐なレパートリーのイメージから、最初のうち 私は「このソプラノ歌手は 生粋のドイツ=オーストリア系なんだろうなー 」 などと思っていましたが、しばらくして 実は テキサス州出身だった(!)と知った時には 驚いたり感心したり・・・。
 ・・・もとい。この2枚組ディスク「ロベルト・シュトルツ名曲集 」の2枚目Robert Stolz dirigiert seine eigenen Werke には、シュトルツの自作自演の録音が集められていますが、こちらも 聴き所 満載です。

■ オペレッタ(映画 )「二人のハート ~ 」のストーリー
 永竹由幸氏がお書きになられた「オペレッタ名曲百科(音楽之友社) 」を参考にさせて頂こうと思います。
 ・・・時は 1930年代のウィーン、オペラの台本作家(名前はマーラー! )兄弟と、売れっ子作曲家ホーファーが主人公。
 歌劇場の財政が深刻なため 何としても起死回生の大作で大成功を収めなければ、と焦る劇場支配人側。聴衆を引きつけるためには、何よりも美しく印象的なワルツが必要だ、ということに皆の意見は一致、作曲家のホーファーには 過大な期待とプレッシャーが寄せられます。
 しかし 肝心のホーファーは なんと スランプ中、楽想がまったく湧かず 苦しんでます。
「そうだ、作曲家に新しい恋をさせれば ミューズから霊感を得られるだろう 」と 台本作家のマーラー兄弟ホーファーと 女性オペラ歌手ミッツィとのデートを画策しようとするものの、ひそかにホーファーを慕っていた マーラー兄弟の18歳になる妹ヘティは これを盗み聴きし、ちゃっかり 自分がミューズの妖精(ファータ・フローラ・ベッラ )に扮し、歌手ミッツィの代わりに デートの場へとやってきます。ホーファーは そこに現れた若き“ミューズ”の美しさに魅せられ、彼女の求めに応じてピアノに向かうと どうしたことでしょう、涸れていた霊感が再び湧き出すのを感じ、またたく間に一曲の素晴らしいワルツ「二人のハート~ 」メロディを生み出すのでした。

 ロベルト・シュトルツが この場面に付けたワルツは、楽しいオペレッタの設定に相応(ふさわ)しい、実にのびのびとした 屈指の名旋律です。
 前田昭雄氏の随筆「ウィーンはウィーン(音楽之友社 )」の中で、この名曲「二人のハートは三拍子(ワルツ)を刻み Zwei Herzen im Dreivierteltakt」に触れた名文を見つけました。勝手ながら 前田氏の、まるで音楽が聴こえてくるような文章からの一節を 引用(下記青字部分)させて頂きましょう。

「《二人のハート~ 》のデュエットは、大きくステップを踏み出して、広いホールに踊りだしたくなるような、心弾むワルツの賛歌だ。リズムが鮮やかでグーンとほうり出すような一拍目の弾力が、腰のあたりに響いてくるようだ! 」
 「 ・・・オペレッタでもウィナー・リートでも、旋律が決め手になるのがウィーンの本領で、その点オッフェンバックなどのように劇場的な魅力と効果で勝負するパリものとは違うのだ。シュトルツは、メロディの魅力で勝負できるおそらく最後の人、ウィーン最後の“メロディカー”だった・・・ 」。

(以上、音楽之友社/前田昭雄 「ウィーンはウィーン 」より )

 ・・・オペレッタの第三幕では、主人公の作曲家ホーファーが せっかく“ミューズの妖精”の助けを借りて作曲したワルツ「二人のハート~ 」のメロディを あろうことか 忘れてしまい(!)思い出せなくなって大騒ぎ - という山場も用意されています。このため この喜歌劇には「忘れられたワルツ 」という別名もあるそうなのですが、どうぞご安心を その結末は もちろん ハッピーエンドです。

■ 心に残る ロベルト・シュトルツの名盤 
ヒルデギューデン=シュトルツ
ヒルデ・ギューデン/オペレッタの名曲集
Hilde Gueden Sings Operreta Evergreens (Decca Recitals 4753942 )

ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
ロベルト・シュトルツ指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン・オペレッタ合唱団
収録曲:カールマン「マーリッツァ伯爵夫人 」から「ジプシーのヴァイオリンが聴こえた 」、「“はい”と言って、私の恋人よ 」、ベナツキー「白馬亭にて 」~ 「ワルツが私の愛の歌 」、レハール「ロシアの皇太子 」~ 「愛撫のさざなみ 」、ファル「マダム・ポンパドゥール 」~ 「今日、私と幸せになれる人は 」、ヨハン・シュトラウス二世「カサノヴァ 」~「尼僧の合唱 」、レハール「ジプシーの恋 」~ 「ツィンバロンの響きを聴けば 」、シュトルツ「お気に入り 」~「わが心の皇帝 」、ヨハン・シュトラウス二世:「こうもり 」~「侯爵様、貴方のようなお方は 」、ツェラー「坑夫長 」~「気を悪くしないで 」、ヨハン・シュトラウス二世「ウィーン気質 」
録 音:1961年4月、5月、ウィーン ゾフィエンザール

 戦後ウィーンの名ソプラノ歌手 ヒルデ・ギューデンシュトルツの指揮でデッカレーベルにレコーディングした オペレッタのアリアを集めた名盤です。

ヴンダーリヒ=シュトルツ ウィーンの唄
ヴンダーリヒ、ウィーンの歌曲集 Fritz Wunderlich,Wiener Lieder
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ロベルト・シュトルツ指揮
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団、合唱団
収録曲:1 Wien Wien nur du allein、2 Denk dir die Welt wär ein Blumenmeer、3 Ich kenn ein kleines Wegerl im Helenental、4 In Wien gibt's manch winziges Gasserl、5 Draußen in Sievering、6 Ich weiß auf der Wieden ein kleines Hotel、7 Ich muss wieder einmal in Grinzing sein、8 Im Prater blühn wieder die Bäume、9 Herr Hofrat erinnern sie sich noch、10 Ich hab die schönen Maderln net erfunden、11 Es steht ein alter Nussbaum、12 Wien wird bei Nacht erst schön、13 Grafin Mariza: Gruß mir mein Wien
録 音:1966年  
海外盤:D.G.(076 2172)

 シュトルツが率いるフォルクスオパー管弦楽団を伴奏に、稀代の名歌手 ヴンダーリヒの歌唱で 音楽の都ウィーン の ポピュラー・ソングの数々を聴く贅沢!
 作曲者シュトルツ自身の指揮で「プラーター公園は花盛り Im Prater blühn wieder die Bäume 」、「ウィーンは夜が一番美しい Wien wird bei Nacht erst schön 」、シュトルツ白馬亭 」の盟友ベナツキーのペンによる「グリンツィングへもう一度 Ich muss wieder einmal in Grinzing sein 」と、知名度は低いものの「Ich weiß auf der Wieden ein kleines Hotel 」の素晴らしさには もう唖然とします。さらに、有名な「ウィーン わが夢の街 Wien Wien nur du allein 」の見事さなど 言うまでもありません。
 さらにこのディスクは、ハンス・カルステ指揮/グラウンケ交響楽団による1965年に録音された ウィーンの歌曲7曲も追加併録されているという お徳用盤です。

「金と銀 」シュトルツ/ウィーン響(DENON)盤
 やはりロベルト・シュトルツが指揮するヨハン・シュトラウス・ファミリーのウィンナ・ワルツも 聴いておかなくてはならないでしょう。
 シュトルツの「生涯最高の仕事 」のひとつだったとも評価されている ウィーン交響楽団 および ベルリン交響楽団 との録音、有名なウィンナ・ワルツ大全集(Dennon 1966年、1969年、1971年、ウィーン、ムジークフェライン、ベルリン、シュパンダウアー・フェストザールにて録音)」から 抜粋された 2枚組 - しかも廉価で 最近ハイライト盤( Denon Crest 1000 )がリリースされましたが、これはシュトルツが遺した歴史的なウィンナ・ワルツの貴重な演奏を 手軽に楽しめる好企画盤と言えましょう。
 名曲を網羅した親しみやすい選曲にも注目です。
抜粋盤の収録曲: ラデツキー行進曲、ポルカ≪雷鳴と電光≫、 ワルツ≪美しく青きドナウ≫、ワルツ≪酒・女・歌≫、ワルツ≪金と銀≫、トリッチ・トラッチ・ポルカ、かじやのポルカ、ワルツ≪天体の音楽≫、アンネン・ポルカ、加速度円舞曲、常動曲、ワルツ≪ウィーンの森の物語≫、ワルツ≪ウィーンかたぎ≫、ポルカ≪狩り≫、ピチカート・ポルカ、ワルツ≪南国のバラ≫、 山賊のギャロップ、ポルカ≪観光列車≫、ポルカ≪浮気心≫、ワルツ≪シェーンブルンの人々≫、ワルツ≪うわごと≫、ポルカ≪ハンガリー万才!≫、皇帝円舞曲
 しかし 抜粋盤に収録されなかった楽曲の方に より希少価値がある、とも言えるのですが、その価値を認める愛好家の皆さまは、全集盤が店頭にあるうちにお買い求めにならなければ きっと後悔すると思います ! 
 そんな 165曲を収録した大全集の しんがりをつとめる一曲は シュトルツ自身が作曲した 甘美なワルツ「ウィーンのカフェ 」

 また ついでに 何かひとつ シュトルツの指揮による オペレッタの全曲盤からも選ばせて頂くとしたら - かなり悩んだ末・・・ 私 “スケルツォ倶楽部”発起人 なら ヨハン・シュトラウス二世 最後のオペレッタアドルフ・ミューラー補筆)「ウィーン気質(かたぎ ) 」を推薦するでしょう。
ヨハン・シュトラウスⅡオペレッタ「ウィーン気質 」シュトルツ盤(オイロディスク ) COCO‐78756~2 ヨハン・シュトラウスⅡオペレッタ「ウィーン気質 」シュトルツ盤(オイロディスク )
左:オリジナルLP(オイロディスク )盤のジャケット 
右:現行 国内盤CDのジャケット

ヨハン・シュトラウス二世:喜歌劇「ウィーン気質 」全曲
ロベルト・シュトルツ指揮
ウィーン交響楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団
ベンノ・クッシェ(イプスハイム=ギンデルバッハ侯爵 )
ルドルフ・ショック(ツェドラウ伯爵 )
ヒルデ・ギューデン(ガブリエーレ )
マルギット・シュラム(フランツィ )
エーリヒ・クンツ(カグラー )
ヴィルマ・リップ(ペピ )
フェリー・グルーバー(ヨーゼフ )
録音:1965年6月、ウィーン ムジーク・フェラインザール
(コロムビア / COCQ-83171~2 )
 
 タイトルの「ウィーン気質 」は もちろん 耳馴染みのヨハン・シュトラウス二世が作曲したメロディの数々 - 「朝刊 」、「わが家にて 」、「酒・女・歌 」、「加速度円舞曲 」、「愛の使者 」、「浮気心 」、「ウィーンの森の物語 」 が 次々と思わぬところで 勝手に花咲いて 満開にほころぶのを目の当たりにするような 新鮮な驚きに満ちた、実に楽しいオペレッタです。
 第1幕、ルドルフ・ショック演ずるツェドラウ伯爵がラヴ・レターを従僕ヨーゼフに口述筆記させる場面、伯爵は ワルツ「わが家にて 」の魅力的なメロディに乗せて愛の言葉を語りますが、これを男声二人で うっとりと繰り返すたび、指揮者のシュトルツが 特徴的な弦の上昇音型にかけるポルタメントを徐々に深くしてゆくあたり 実に効果的で、しかも何とも言えず ユーモラスです。
 第2幕では 恋人とケンカ別れしたヴィルマ・リップ演じるペピが、「んもー 頭きた、腹いせに伯爵と遊びに行ってやる 」とコケティッシュに宣言、絶叫に近い嬌声を混じえながら ポルカ「浮気心 」のメロディに乗って舞い踊る「ヒーツィングじゃ大騒ぎ 」の楽しさ。
 しかし 何と言っても注目すべきは 第3幕のヒーツィングのカジノでのシーンです。
 このオペレッタの時代設定は1814 - 1815年“会議は踊る、されど進まず ”のウィーン会議当時なのですが、舞台上に登場する小編成の楽団は なんと史実にも忠実に ヨーゼフ・ランナーの率いたバンドなのです。つまり リーダーのランナーと並んで ワルツ「シェーンブルンの人々 」を演奏している第2ヴァイオリン奏者は、ヨハン・シュトラウス一世)というわけです。素晴らしいアイディアですよね!
 ディスクの幕間には、常に主要人物が次の場面へ移動するというストーリーの設定を 録音プロデューサーは見事にとらえ、登場人物の乗った馬車の轍(わだち)の音を スピーカーの右か左へ走らせるという 粋な音の演出がオモシロく、これは 私 “スケルツォ倶楽部 ”発起人が 初めて聴いた中学生の時から 強烈に印象深く記憶に残りました。

ウィーンの名誉市民、晩年のシュトルツ
シュトルツ放送録音集(ORF)1954~1980 シュトルツ Best-Loved Melodies(EMI) シュトルツ 1969年アムステルダム ライヴ
(左から )シュトルツ 放送音源集(ORF )、スタジオ録音(EMI )、1969年アムステルダム・ライヴ(EMI ) 
 ロベルト・シュトルツは、1940年代にはアメリカに渡って映画音楽も手がけましたが、戦後は祖国に戻り、1975年6月に他界するまで「ウィンナ・ワルツの正統を保持する最後の指揮者 」として一身に尊敬を集める存在でした。
 ある時14歳年下のカール・ベームと(戦後、二人は偶然同じ通りに住んでいましたが)、録音スタジオで休憩中 雑談していた際の話題から、あの名曲「プラーター公園は花盛り 」がシュトルツの作品であることを初めて知ったベームは、「あなたの作曲でしたか! 私はこの歌を 今までずっとウィーンの民謡だと思っていました 」と真顔で驚いた、という有名なエピソードがありますよね。  
 ウィーンの誇り ロベルト・シュトルツ翁が この時 一体どんな顔で、どんな機智に富んだ答えを 大指揮者ベームに返したでしょうか、興味深いところです。

1934年 ヒトラー「総統 」になる、ドイツ第三帝国時代へ。

1935年 ドイツ、ユダヤ人の市民権を剥奪するニュルンベルク法制定。
     ガーシュイン、歌劇「ポーギーとベス 」。

1936年 スペイン内戦。
     チャップリン、「モダン・タイムス 」。
     オルフ、「カルミナ・ブラーナ 」。
     バルトーク、「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 」。

1937年 日・独・伊防共協定。スターリン、ソ連において独裁体制確立。
     ドイツ空軍、スペインのバスク地方を無差別爆撃。 →  ピカソ、「ゲルニカ 」。
     ラヴェル没。

1938年 ドイツ、オーストリアを併合。
     ミュンヘン協定。
     ショスタコーヴィチ、ジャズ組曲~「セカンド・ワルツ 」 ・・・に続く


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