スケルツォ倶楽部 Club Scherzo
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スヌーピーと “パパ”ハイドン
(1)美しい...ホント 素晴らしい (2) ダンス... (3) ダンス ... (4)パパ ハイドン! 
(1957年 1月)

 クラシック音楽への造詣も深かった  スヌーピー(「ピーナッツ」)の作者チャールズ M. シュルツ氏は、ベートーヴェン以外の作曲家も ( 前回のチャイコフスキー のように ) よく 画の中に登場させていますね。
 探せば まだ他にも出てきそうですが、1950年代の「ピーナッツ」作品で、まず目についたのは、ハイドンFranz Joseph Haydn, 1732- 1809 )でした。
Haydn_portrait_by_Thomas_Hardy_(Public Domain)
 “ 交響曲の父 ハイドンは、人柄も温かく、モーツァルト親子を含む多くの音楽家、歌手、オーケストラの楽員らに本当に慕われ、親しみをこめて 「パパ・ハイドン」と呼ばれていた、と言われています。
 折り合いが良くなかった、などと わざわざ記録されてしまった大作曲家は、若い頃に 短期間 弟子として指導を受けていた時期のベートーヴェンくらいなものです。
 ⇒ ハイドン先生と愛弟子ベートーヴェンとの確執

 生前に残された作品は、交響曲104曲以上、弦楽四重奏曲68曲以上、ピアノ三重奏曲41曲、バリトン(18世紀頃まで使われていた、現代では殆ど用いられない弦楽器)三重奏曲126曲、チェンバロ協奏曲(ピアノ協奏曲)10曲以上、ピアノ・ソナタ60曲以上、歌劇・ジングシュピール・劇付随音楽をはじめとする舞台作品32曲、歌曲も多数、オラトリオ5曲、宗教曲167曲など、後世の私たちがイメージする「作曲家」「音楽家」という職業像からは 夥しく離れた「職人」としてもメガサイズの、その生産能力には、まさに瞠目です。
 しかしシュルツ氏自身もまた 膨大な量の「ピーナッツ」シリーズを生涯にわたって 描き続けました。音楽家の伝記を好んで読んでいたそうですから、ハイドンの多作ぶりもきっとご存知だったことでしょう。何より依頼主に喜んで貰えることに忠実に励んだ ハイドンの「創作職人」に徹する慎ましい態度と同様に、チャールズ・M.シュルツ氏もまた 読者に喜んで貰えることを目的としながら日々「ピーナッツ」の執筆に励んでいたに違いありません。そこには、きっと「無から有を創り出す」者同士の、ある意味で 共通する 仲間意識 さえ感じていたのではないでしょうか。

(1) ♪ (2)♪♪ (3)フォルテッシモ! (4)ハイドンの「びっくり」シンフォニー 聴いてるんだ 
(1959年 3月)

 ハイドン「びっくり」交響曲 
 
 交響曲第94番ト長調(Hob.I:94)「驚愕」は、ハイドンの 最も有名な交響曲。演奏会場で、交響曲の緩徐楽章(第2楽章)で気持ちよく 毎度うたた寝を決めこむパトロンの貴族たちを 起こしてやろうと、ウイットに富んだパパ・ハイドンのアイデアにより、いかにも静かに始まった第2楽章の途中で 突然 誰しもが びっくりするような フォルテッシモの全合奏による和音が爆発する仕掛けに 由来してます。

 しかし、それは 私たち現代人の耳にとっては、もはや 驚くような「効果」でさえ ありませんが、それでも 時々 このミンコフスキ/ルーヴル宮音楽隊( レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル) のような、突飛な演奏解釈が現れたりするから、やはり「常に新しい」、「決して古くならないクラシック音楽のリスナーにとっては、捨てたものではありませんねー。
 すでに ご存知の方も多いでしょうが、この詳細については ・・・ ふふん、さすがに今回は ネタバレ自粛です(忍び笑い )。

ハイドン:後期交響曲集(ロンドン・セット、全12曲 )Naive V-5176(4枚組)
ミンコフスキ&ルーヴル宮音楽隊 「買って損はないョ」 ( って、忍び笑いのミンコフスキ
交響曲第93番 ニ長調 Hob.I-93
交響曲第94番 ト長調「驚愕 」 Hob.I-94
交響曲第95番 ハ短調 Hob.I-95
交響曲第96番 ニ長調「奇蹟 」 Hob.I-96
交響曲第97番 ハ長調 Hob.I-97
交響曲第98番 変ロ長調 Hob.I-98
交響曲第99番 変ホ長調 Hob.I-99
交響曲第100番 ト長調「軍隊 」 Hob.I-100
交響曲第101番 ニ長調「時計 」 Hob.I-101
交響曲第102番 変ロ長調 Hob.I-102
交響曲第103番 変ホ長調「太鼓連打 」 Hob.I-103
交響曲第104番 ニ長調「ロンドン 」 Hob.I-104
 マルク・ミンコフスキ(指揮 )
 レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル・グルノーブル(ルーヴル宮 音楽隊 )
 録音:2009年6月、ウィーン、コンツェルトハウス

 このディスクの関連記事は こちら

 ハイドン「奇蹟 」の交響曲  

 交響曲第96番ニ長調(Hob.I-96)「奇蹟」は、その奇妙なタイトルによって 多くの古典音楽ファンに記憶されています。名前の由来は 以下の逸話のとおりです。
 ロンドンのコンサート会場で 当時 高名だったハイドンが いよいよ ステージに その姿を現した時、彼を間近で見ようと 多くの聴衆が平土間の席を離れて オーケストラに向かって殺到していました。その時、天井から巨大なシャンデリアが落っこちる事故が発生! けれど、落下地点は聴衆が移動して空席になっていた まさにその場所だったため、おかげで怪我人が出なかった、と伝承されているものです。居合わせた人たちは、皆 ハイドンを仰ぎ、口々に“マエストロ、奇蹟だ” ・・・ と、感謝の歓声をあげました - とさ。
 上記 ミンコフスキ(Naïve)盤でも 第96番「奇蹟」交響曲、飛びきり気持ちの良い快演が聴けますよー。このセットは、ホント素晴らしく オモシロいです。皆さん、このお盆休み、ご一緒に じっくりと味わいましょうね。わくわくっ。

(1)今日は何を演るのマーシー、 ハイドンの96番ですよ
(1)今日は何を演るのマーシー、 ハイドンの96番ですよ"

(2)1791年に演奏されたとき シャンデリアが落ちたんです...
(2)1791年に演奏されたとき シャンデリアが落ちたんです..."

(3) . . .
(3) . . .

(4)ね、ちょっと 席 替わってくれない ?
(4)ね、ちょっと 席 替わってくれない ?"

「スヌーピー」の音楽 次回に続く・・・

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