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エンニオ・モリコーネ Ennio Morricone (小)エンニオ・モリコーネ_スケルツォ倶楽部 
エンニオ・モリコーネの逝去を悼む。(2020年 7月 6日 )

訃報 〓 エンニオ・モリコーネ、イタリアの作曲家

 イタリアの作曲家エンニオ・モリコーネ Ennio Morricone が 2020年 7月 6日未明に亡くなった。イタリアでの報道によると、数日前に転倒して大腿骨を骨折、入院中のローマの病院で亡くなった。91歳だった。

 ローマ出身、地元のサンタ・チェチーリア音楽院でゴッフレド・ペトラッシに作曲技法を学んだ後、作曲家としてテレビやラジオ等の音楽を担当した。

 1950年代末から映画、テレビの音楽を手がけ、1960年代はセルジオ・レオーネ監督の「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン 」、「さすらいのガンマン 」といった いわゆる“マカロニ・ウェスタン”シリーズの音楽で一時代を席巻した。

 1971年には「サッコ=バンゼッティ冤罪事件 」を描いた映画「死刑台のメロディ 」の音楽を担当。社会派の歌手ジョーン・バエズが歌った挿入歌「勝利への讃歌 」が世界的に大ヒットした。

 その後も、旺盛な創作活動が続き、1986年の「ミッション 」、1989年の「ニュー・シネマ・パラダイス 」の音楽は世界的に大ヒット。心温まる音楽は、その後も世界中の演奏会で単独で演奏されてきた。
映画「ミッション」モリコーネ 映画「ニュー・シネマ・パラダイス」モリコーネ

 アカデミー賞には「天国の日々 」、「ミッション 」、「アンタッチャブル 」、「バグジー 」、「マレーナ 」で5回ノミネートされ、その業績で2007年に第79回アカデミー賞で名誉賞を受賞した、その後、2016年に「ヘイトフル・エイト 」の音楽で第88回アカデミー賞の作曲賞を受賞している。
映画「天国の日々」モリコーネ 映画「アンタッチャブル」モリコーネ 映画「バグジー」モリコーネ 映画「マレーナ」モリコーネ

 わが国でも 池田万寿夫/監督(日伊合作)映画「エーゲ海に捧ぐ 」(1979年)や NHK「ルーブル美術館 」(1985年)、NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI 」(2003年)の音楽を担当。2019年、旭日小綬章を受章している。

映画「エーゲ海に捧ぐ」1979年 NHKルーブル美術館 1985年 NHK大河「武蔵 MUSASHI 」(2003年)

以上、月間音楽祭 訃報 2020年 7月 7日 より 一部加筆して 引用(青字


 拙 “スケルツォ倶楽部” でも 以前、モリコーネが作曲を担当した映画「ニュー・シネマ・パラダイス 」の音楽にスポットを当て、詳しく書かせて頂きました。

こちら ⇒ 映画「ニュー・シネマ・パラダイス 」 の音楽(エンニオ・モリコーネ作曲 )を聴く
ニューシネマパラダイス_自転車のシーン

 今宵は早く帰宅して、久しぶりに映画を観ながら モリコーネ師が紡ぎし素敵な音楽の流れに身を委ねてみたいと思ってます。
 偉大な才能が また一人、世俗の世を翔び去ってゆきました。地上でのご活躍に、深く感謝の意を表します。

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