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スケルツォ倶楽部 
Club Scherzo
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ジョンヨーコ Happy Xmas ジョン・レノン=小野洋子 ハッピークリスマス Shaved Fish John Lennon  
ハッピー・クリスマス
Happy X’mas (War Is Over )
ジョン・レノン & 小野洋子 John Lennon & Yoko Ono


録音:1971年10月 ニューヨーク
音盤:Apple/Odeon(東芝EMI AR-2943 ) “Shaved Fish”にも収録


 まだクリスマスソングなるジャンルが 今日ほどポップ・ミュージック領域に浸透していなかった時代、クリスマスをテーマに選ぶようなシンガーは、ビング・クロスビーフランク・シナトラといったイメージの“大御所”に限られ、それも讃美歌ゴスペル、極めて穏当なオリジナルソングを歌う程度でした。なにしろ1957年にエルヴィス・プレスリークリスマス・アルバムをリリースした時には、全米、およびカナダのラジオ局の多くが「神を冒涜する歌唱だ」として放送を禁止、社会問題になったほど。70年代になってもビルボードなどでは クリスマスソングを一般チャートとは同列にランクインさせない規定さえありました。

 そんなアメリカがベトナム戦争の泥沼にまみれていた当時、ジョン・レノンが(「クリスマス・ギフト・フォー・ユー 」のフィル・スペクターを共同プロデュースに迎え )わざわざクリスマスソングを「装って」 実は“戦争反対のプロテストソング”をレコーディングした功績は、大きいです。ここから発せられるメッセージは もはや一ミュージシャンのものではありません。まさにこの点が、70年代のレノンが正当に評価される分水嶺と言えましょう。

 ジョン・レノンが切なくクリスマスを祝う歌唱パートと、ハーレム・コミュニティ児童合唱団と一緒に並んで小野洋子の歌うバッキング・パートが 「あなた方が望みさえすれば 今すぐにも戦争は終わるのに ! 」と ( 邦題では「戦争は終った 」などと表記される習慣のようですが、直訳ではレノン夫妻の仕掛けたニュアンスが正しく伝わりません ) 同時進行で 自然に重なり合うコーラスの効果に、目頭が熱くなります。

 ひとつの戦争が終結しても 未だ世界中で紛争は絶えることなく、常にこの歌が流れるたび新たな問題提起に気づかされる衝撃は、ひとえにこの一曲「    」が 究極の平和の歌=「クリスマスソング」の容(かたち)を借りているからに他なりません。

本日の文章は ⇒ スケルツォ倶楽部のクリスマス・プレイリスト からの抜粋です。
♪ メリー クリスマス

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