Getz Children Of The World (CBSソニー 25AP-1696 ) スケルツォ倶楽部 ⇒ 全記事 一覧は こちら
午後のジャズ喫茶 「カフェ ソッ・ピーナ」から
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「お面ジャケット 」で 爆笑 の巻  
ソニー・クラーク「クール・ストラッティン 」

 こんにちは、スケルツォ倶楽部“発起人” 妻 のコーナーです。
 ここ ジャズ喫茶 「ソッ・ピーナ」 は、わたしのお気に入りの場所。僅か12坪ほどの広さながら、壁一面ガラス張りの明るいお店の内装によって、まるで普通の喫茶店のようです。
 毎週ここに通っては、音楽オタクで独身の二代目マスターが選んでくれる ジャズ周辺 の ディスク を聴かせてもらいつつ、美味しいコーヒー(美味しくない時もあるケド・・・)を楽しみながら、マスターのウンチク談議 に耳を傾けています。

 さあ、今日も やっぱりカラッポの十二席テーブルを 横目で眺めつつ、いつものカウンター席へ座りました。カウンター内でマスター、何枚かのLPジャケットを拭いています。
マスター「いらっしゃい、奥さん。ご注文を」
わたし 「そうね、キリマンジャロのおいしいとこ、淹れてください」
マスター「ところで、“お面ジャケット”で遊べるのって知ってます?」
わたし 「え? お面ジャケ(意表を突かれ狼狽)・・・って、知らない・・・知りません」
マスター「例えば、こんなのです!」
お面ジャケット(ジャッキー・マクリーン)A Fickle Sonance BlueNote 4089「ちょっとマスター、笑わせないで」

 ・・・うう! これは 名アルト・サックス奏者 ジャッキー・マクリーン Jackie McLean の隠れた名盤「ア・フィクル・ソーナンス A Fickle Sonance(Blue Note 4089 )1961年」のジャケットではないか。
 特に、A面冒頭の名曲「Five Will Get You Ten」の、転調を繰り返す 格好いいアンサンブルを聴きたくなってしまう。アルバム・タイトル曲のモダンなアレンジも斬新。マクリーンが、徐々に古い殻を脱ぎ始める音が 聴こえてくるかのような一枚です。この名盤に しかし こんな楽しみ方があったとは。
わたし 「なるほどー、“お面ジャケ”って そういうことね。LPならではの楽しみ方。そう言えば、わたしも“お面ジャケ”、1枚知ってるよ」
マスター「おっ、何ですか」
わたし 「渡辺貞夫の“フィル・アップ・ザ・ナイト Fill Up The Night”(エレクトラ=ワーナー、1983年)。」
 Fill Up The Night(渡辺貞夫)1983
マスター「あー・・・、それ 残念ながら 店にはCDしか ないんですよ。そう言えば、奥さんの好きな スティーヴ・ガッド、叩いてますよね」
わたし 「そうなの。それにリチャード・ティーのキーボード、エリック・ゲイルのエレクトリック・ギター、それにベース奏者はマーカス・ミラー、わたしのお気に入りのリズム・セクション。このナベサダさんのジャケットを、自分の顔に当て(下顎だけ出し)て、グラディ・テイトのヴォーカルに合わせ アルバム・タイトル曲♪ フィル・アップ・ザ・ナイト・ウィズ・ミュージック ”って口ずさんで見せると、絶対 可笑しいと思うよー」
マスター「むむむ、やってみたい! 中古盤店で、探しておきます。じゃ、その代わり もう一枚 コレを!」
お面ジャケット(Elvin Jones)Merry Go Round Blue Note 4414「うわー、凄。顔 大き過ぎる」

 ・・・こ、これは エルヴィン・ジョーンズの幻の名盤といわれる「メリー・ゴー・ラウンド Merry Go Round(Blue Note 4414)1971年」では。
 かなりの珍盤。これほどの凄いメンバーを揃えたブルーノートのアルバムにもかかわらず、アナログ盤の時代に なぜか国内盤LPではリリースされなかったし、CDも 2000年に米モザイク・レコードから限定5,000部で発売された8枚組The Complete Blue Note Elvin Jones Sessions ”というセットでしか 入手出来ない貴重盤だったハズ・・・。
マスター「さすが よくご存知ですね。でも これ最近 国内盤でCD初登場しちゃったんですよ。なんか 嬉しいような、残念なような・・・」
わたし 「へえ、でもわたしは 実際に聴いたことはないの。マスター、これ聴きたいなー、B面かけてー」
マスター「B面とは お目が高い。やはり チック・コリアの“ ラ・フィエスタ ”に注目ですよね。この録音の翌年“ リターン・トゥ・フォーエヴァー (ECM 1972年)”で“ラ・フィエスタ”の推敲バージョンを収録することになるチック・コリアと 共演者ジョー・ファレルが参加して、エルヴィンの強力なドラムスで、この名曲の原型が聴けるわけですからね」
Return to Forever (1972 ECM ) チック・コリア 「リターン・トゥ・フォーエヴァー」1972 ECM

わたし 「しかもスティーヴ・グロスマン、デイヴ・リーブマン、ドン・アライアス、増尾好秋 まで(注 増尾は“ラ・フィエスタ”には不参加)このアンサンブルに参加してるのって、興奮するよね! ねー マスター、早く レコードに針を降ろしてー」
マスター「よし、LP“お面ジャケ”のエルヴィンの“顔の大きさ”に負けないくらいの“大音量”で、“ラ・フィエスタ”、かけちゃいましょう!」

■ さて、その後 もっともっと凄い、
   専門の(? ) 『お面ジャケット 』サイト みつけてしまいました !


 ・・・・それは  Sleeveface  なる驚嘆のページ です。
 ココは ロック、ポップスから ジャズ、クラシックまで ジャンルを問わず、いずれも凝りに凝ったツワモノたちの画像が満載で、必ずしも すべてが有名なレコード・ジャケットばかりではありませんが、オリジナルのレコードを知らなくても 十分 笑えます。
 とにかく 素晴らしいので、ぜひ一度 ご覧あれ ⇒ こちらです!

 その中から 発起人(妻 )が 一目で気に入ってしまった「作品 」を、以下 何点か ご紹介させて頂きながら、今宵は お開きといたしましょう。
 いずれも  Sleeveface  掲載作品から。まず モダン・ジャズの巨人たち・・・
バド・パウエルのブルーノート盤、セロニアス・モンクのCBS盤、そしてマイルス
バド・パウエル Blue Note  セロニアス・モンク「モンクス・ドリーム 」  マイルス・デイヴィス

モダン・テナーの二大巨頭、ソニー・ロリンズ(マイルストーン盤 )と ジョン・コルトレーン(インパルス!盤 )
ソニー・ロリンズ  ジョン・コルトレーン「至上の愛 」

チック・コリアの「シークレット・エージェント 」、エミール・デオダードの CTI時代の名盤、そして ジャンルをもう少し広げて アントニオ・カルロス・ジョビンの名盤「ストーン・フラワー
チック・コリア「シークレット・エージェント 」  デオダード  アントニオ・カルロス・ジョビン「ストーン・フラワー 」

ついでに もっとジャンルを広げて・・・
ポール・サイモンジョンヨーコポールリンダ のディスクでも 思い切り 遊んでいますね。
ポール・サイモン  ジョン・レノン&ヨーコ・オノ「ダブル・ファンタジー 」 Paul McCartney Press To Play

ボズ・スキャッグスの名盤 「シルク・ディグリーズ 」 ジャケットの構図に、コレだけ見事に ハメ込んでみせるとは - ん もう脱帽ですよね。 「ウィ'アー・オール・アローン 」を 久しぶりに聴きたくなりました。
ボズ・スキャッグス

・・・で、最後はこちら。 もはや 人の顔写真に非(あら )ず、
はい、ジェームス・テイラーの これも名盤「ネヴァー・ダイ・ヤング 」(CBS )です。
ジェームス・テイラー「ネヴァー・ダイ・ヤング 」 コレ傑作! もう行くとこまでイッちゃった感じ? 


▲ How To Sleeveface お面ジャケットの あそびかた

・・・次回、「村上春樹のライナー・ノーツ + スヌーピーのジャケット = スタン・ゲッツ」に続く

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