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ロシュフォールの恋人たち タイトル1(ミシェル・ルグラン)ロシュフォールの恋人たち タイトル2(ジョージ・チャキリス )ロシュフォールの恋人たち3 タイトルロシュフォールの恋人たち タイトル4(ジーン・ケリー)ロシュフォールの恋人たち タイトル5(ジャック・デミ監督)
ミシェル・ルグラン ロシュフォールの恋人たち 」の
アルペジオが止まらない。    ⇒ もくじは こちら



キャラヴァンの到着」 Arrivée des camionneurs
(インストゥルメンタル )

ロシュフォールの恋人たち 町から町へ

 ミシェル・ルグラン作曲の仏製ミュージカル映画「ロシュフォールの恋人たち 」撮影のため 米から招かれた人気ダンサー、ジョージ・チャキリス率いるチームは もはや「ウェストサイド・ストーリー 」の“シャークス”ではなく(って 当たり前だろw )ここでの彼の役名はエティエンヌ、ロシュフォール公園広場に到着したイヴェント・キャラヴァン一行のリーダーです。

 「ここでいいの ? 」と確認する 頼もしい相棒のビルグローヴァー・デイル )に「OK ! 」と応えると、仲間の若者らは順次トラックから広場に飛び降ります。町ぐるみで二日後の日曜に開催される、盛大な海のフェスティヴァルに参加するため 彼らが準備や支度にとりかかる様子が、若々しいダンスナンバーで描写されます。
ロシュフォールの恋人たち サントラ
▲ ダイジェスト版のサウンド・トラック盤では 常にA面最初に置かれた名曲「キャラヴァンの到着 」・・・ イントロで微かに明滅する神秘的なバス・クラリネットが提示するのは、実は テーマに基づく嬰ハ短調の(変ニ短調の? どっちでも ほぼ同じだけど )断片なのですが、次の瞬間 アッチェレランドがかかったなと聴者が気づく直前には キーも半音上のDマイナー(ニ短調 )に上げられ、しかも意表を突いて 三拍子で思い切りスウィングする メイン・テーマのひとつ「町から町へ 」 Nous voyageons de ville en ville の躍動的な全貌を現わすのでした。

ロシュフォールの恋人たち キャラヴァンの到着
 その目も覚めるような効果といったら、魅力的なルグランのペンによる巧みなオーケストレーションと爆発する歓喜のダンスが、原色の明るい光をスクリーンいっぱいに放ちます。カウント・ベイシー・オーケストラのようにパンチ力あるジャズのビッグ・バンド編成に加えて 芳醇なストリングス、さらにはヴォーカリーズの(歌詞をもたないでダバダバいう )コーラスまでアンサンブルに投入され、輝かしいサウンドの色彩感ったらアナタ、もう光のシャワーを浴びるようですよ。
 
 楽しいダンスが一段落つくと、若者らは お祭り広場のセッティングに勤(いそ)しみます。
ロシュフォールの恋人たち エティエンヌ(ジョージ・チャキリス )と ジュディト(パメラ・ハート ) ロシュフォールの恋人たち ビル(グローヴァー・デイル)とエステル(レスリー・ノース )
 エティエンヌジュディトパメラ・ハート )を、相棒のビルエステルレスリー・ノース )を、それぞれステディに伴って いかにも仲良さそうに広場を横切っていきますが、そんなカップルが幸せそうに見えるのも 実は今だけなのでした(笑 )。

 やがてカメラも 広場に隣接する建物の二階の窓へぐっと寄り、そこでは子どもたちが稽古中のバレエ教室です。海のフェスティヴァルにステージでお披露目するため、女先生のピアノが奏でるアルペジオに合わせて 子どもたちが拙くも可愛らしいステップを踏んでいます。
 そこで聴かれる分散和音の流れ、実はドラマでは“愛のテーマ”として扱われる「マクサンスの歌 」 Chanson de Maxence と同じ和声進行に基づくものですが、これについては また後述。

次回 ⇒ 主題歌「ふたご姉妹の歌 」 に続く。


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