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ミシェル・ルグラン ロシュフォールの恋人たち 」の
アルペジオが止まらない。    ⇒ もくじは こちら



「トランスボドゥール橋」Le pont transbordeur
(インストゥルメンタル )

トランスボドゥール橋 Le pont transbordeur

 休止符から始まる名曲があるように、この映画も イヴェント・キャラヴァンの若者ら一行が短い休息をとるシーンから印象的に始まります。常に良い映画は、オープニングから引き寄せられますよね。
 町から町へ自由気ままに移動する彼らが訪れたのは、地方港湾都市ロシュフォール。ここトランスボドゥール運搬橋のゴンドラ上に引かれた停止線まで来ると、トラックもバイクも馬も止まって しばしの休憩・・・。
エティエンヌを演じるジョージ・チャキリス(ロシュフォールの恋人たち)
 寛(くつろ)ぐ若者たちの表情から 一挙手一投足まで・・・ さらには指先の動きに至るまで、実は すべて計算され尽くしたダンスの振り付けであることに気づくまでに どなたも時間はかからぬでしょう。
 運搬車両のエンジンを停止させると同時に、ゆったりと始まるミシェル・ルグラン自身が鍵盤を転がす モダンでインティメイトなジャズのピアノ・トリオ・・・。私 “スケルツォ倶楽部発起人心の琴線に響く E♭(変ホ長調でスウィングする背景には 控えめなストリングス・オーケストラが 音の壁紙を彩色する・・・ 何と素晴らしい滑り出しでしょうか。

 途中 ルグラン・トリオは、ワン・コーラスだけですが、映画の主題歌ふたご姉妹の歌 」の華麗なメロディを リズミックに奏でてくれますが、これに合わせて スクリーン上には 映画のタイトルが映し出されるのでした。即ち - 
ロシュフォールの恋人たち 「トランスボドゥール橋」Le pont transbordeur
- LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT

 橋の上の若い男女らによる群舞は、一瞬で「ウェストサイド・ストーリー 」のダンスを連想させます。
「ウェストサイド・ストーリー 」のベルナルド=ジョージ・チャキリス
 なにしろ ここで紅色のシャツを着て足を高く上げている格好いいリーダーは、ベルナルドジョージ・チャキリスご本人ですから(笑 )。冒頭から 期待に胸がふくらむ、実に印象的なオープニングではありませんか。

 ところで「運搬橋 」とは、川を往来する船の航行を妨げぬよう工夫された特殊な橋です。川を挟んで両岸に立つ塔から吊り下げたゴンドラのプラットフォーム上に歩行者や自動車を乗せ、対岸までリフトで移送する仕組み。キャラヴァンの一行は のんびり休憩しているように見えても、実は ちゃんと前に進んでいたわけですね。
運搬橋 MovableBridge_transport
▲ 運搬橋の稼働概念(Wikipediaより拝借 )

 橋が映画に登場して以来、市内からここに至る道は 監督の名を冠して「ジャック・ドゥミ通り」と名づけられ、今も この運搬橋は 現役で使用されているそうですよ。

次回 ⇒ 「キャラヴァンの到着 」に続く。


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