FC2ブログ
   
スケルツォ倶楽部 
Club Scherzo
 ⇒ 全記事タイトル All Titlelist


2ちゃんねる クラ板 ‐ 回顧掲載
「○ワルツについて ランダムに語ってください
後篇 099 ~ 224 


2ちゃんねる ワルツについて

スケルツォ倶楽部 Club Scherzo ⇒ メニューをどうぞ
2ちゃんねる(クラ板 )時代の「プレ‐スケルツォ倶楽部 」を回顧する。 ⇒ こちら

2ちゃん クラ板
○ワルツについて ランダムに語ってください 後篇

1 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/08(土) 17:22:47 ID:nkfEAw4r
ウィンナ・ワルツについてはもちろん、
記憶に残るニュー・イヤー・コンサートや 
ワルツの前駆体 レントラーやメヌエット、
交響曲やソナタ作品の スケルツォ楽章などもOK
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/classical/1196862655/
お気に入りの作曲家の舞踏楽曲について、
諧謔たっぷりに聞かせてください。ポルカも可。





99 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/25(木) 22:56:05 ID:0rrXRrTM
メリー・クリスマス、発起人(夫 )です。
懐かしい映画を思い出していると、意外にワルツが効果的に使われている名場面が多く、
次々と思い出し始めたら 止まらなくなっています。
自己満足ついでに 今宵もランダムに語ります。

今夜は チャプリンの作曲したウィンナ・スタイルのワルツ「ボイルド・ブーツ 」(1925年「黄金狂時代 」 )。
これは どんなシーンで使われていたでしょう。
喜劇王チャップリンが、サウンドトラックを殆ど自分で作曲していたのは有名ですよね。
「スマイル(「モダンタイムス 」 )」、「ライムライト 」、「マンドリン・セレナーデ(「ニューヨークの王様 」 ) 」など、
趣味の良い、多くの名曲を残しました。
もっとも彼は譜面が書けなかったため、実際には楽想が浮かぶとテープ・レコーダーをまわして鼻歌を録音し、
お雇いミュージシャンを使って楽譜起こし・オーケストレーション等をさせていた と、後に長男が伝記に書いてましたっけ。
この映画「黄金狂時代 」は、チャップリンを評価する上で邪魔になる 政治・思想性を持たない、
純粋な喜劇映画としては 最高傑作に並ぶものです。(続く )


100 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/25(木) 23:04:34 ID:0rrXRrTM
(続き )
アラスカに発見された金鉱を求めて、多くの命知らずの冒険家が厳寒の雪山にやってきます。
チャップリン演ずる浮浪者「チャーリー 」も、なぜか山高帽・古ぼけた背広・ドタ靴にステッキという 毎度のいでたちで
雪深いアラスカ山中をさまよっています。かなり寒そうです。
映画の中で、猛吹雪のため山小屋に閉じ込められた主人公のチャーリーが、飢餓状態に耐えかね、
とうとう自分のドタ靴を片方茹でて食べてしまう、という名場面があります。
靴紐は、パスタででもあるかのようにフォークの先でくるくると丸めてみたり、
靴底の釘をまるでフライド・チキンの骨ででもあるかのように、一本一本しゃぶってみたり、考えてみると 
悲惨極まりないシーンの筈なのに、ここでオリジナルな こんな典雅なウィンナ・ワルツを使うとは。
チャップリンは、音楽を「目に見えない大道具 」として活かしきっています。その効果はアイロニーです。
当時の上流社会の豊かな食卓にふさわしい優雅な「ワルツ 」を、 吹雪に閉ざされた殺風景な山小屋の中で、
餓死に瀕している男達の悲惨な食事風景に流す、という秀逸なアイデアは、どういう意図があってのことでしょうか。
極限状態に置かれた男たちの脳裏に ふと 過去の幸福な食事の思い出が一瞬よぎったことを暗示しているのか、
残酷で卓抜な発想です。
私がこの映画を観たのは 小学5年生の頃。初めて独りで映画館へ行ったときの思い出があります。
・・・あ、もちろんリバイバル上映の時ですよ、いくらなんでも大正14年のわけないじゃありませんか !


101 :名無しの笛の踊り:2008/12/27(土) 01:48:58 ID:MbVpUbx5
古典派以降のチェンバロのオリジナル曲を集めた『チェンバロ・レボリューション 』というアルバムをご存知でしょうか ?
そこに入っている、マスネのメヌエットが絶品です。
ほろ苦い主部もいいんですが、中間部の憧れに満ちた甘い旋律には聴き惚れます。
あと、ディーリアスの舞曲。これも咽るような憧憬の奔流という感じで、チェンバロはこうしたモダンな音楽にも向いているということを証明しています。


102 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/27(土) 23:50:40 ID:sPDgFYRJ
こんばんは、発起人(妻 )です。
>>101さん 話題をありがとうございます ! とってもうれしいデス。
『チェンバロ・レボリューション 』。有橋淑和さんのアルバムですよね。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/B00006S2JV/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=561956&s=music
まだ若い(ように見える )のに ひと捻(ひね )りされた選曲と構成。
つい1~ 2年位前にリリースされた時、わたし 実はこのディスクを銀座のHMVで見かけ
「あら オモシロそう 」と、手に取った記憶があります(でも買わなかったの、だから未聴。スミマセン )。
・・・そうですか、チャンバロが ≪モダンな音楽にも向いているということを証明≫ するほどのディスクとは !
かなりの讃辞ですよね。今度 夫に買わせようかしら、むふ。

メヌエット、リゴードン、ソナチネ、フーガ、リトルネッロ・・・って、近代作曲家なのに やっぱり古典期以前のスタイルに戻してるんでしょうか。そこが興味深いところですね。
ラヴェルの「スピネットを弾くアンヌ 」っていう曲には 聴く前から期待してます、
だってラヴェルは「クープランの墓 」では古典舞踏スタイルを昇華した「近代のメヌエット 」を創作しましたからね !

・・・あ、でも このアルバムって もともとピアノのために書かれた曲を ただチェンバロで弾きました - っていうことはないわよね。
夫   「聴きなれない曲名が多いから、チェンバロを指定しているんじゃないか 」
わたし 「どうなんでしょ >>101さん、教えてー 」
夫   「買って聴け、たまには自分で ! 」


103 :101:2008/12/28(日) 00:41:38 ID:QSUBe5z6
ご安心を。最初から最後まで全部、
チェンバロのオリジナル曲だけを集めています。
だからこそ“レボリューション”なんでしょう、きっと。

特にマスネは このメヌエットの楽器に関して、
「ピアノは不可。シンバルとトライアングルで補強されたハープでも良い 」
などと面白い事を言ってます。

チェンバロというとバロックか現代音楽というイメージしかないんですが、
このアルバムではチェンバロのロマンティックな一面を聴けるんですよ。


104 :名無しの笛の踊り:2008/12/31(水) 19:39:06 ID:vy6jyx8y
>シンバルとトライアングルで補強されたハープ
って なんじゃそりゃ。
ワケのわからんことを言ってくださいマスネ。


105 :名無しの笛の踊り:2008/12/31(水) 22:41:52 ID:P5jKvs/W
ワロタw
来年もよろしくお願いします。ブルネロ(仮)でした


106 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/31(水) 23:12:59 ID:QNfvWaqP
>>104さん、ナイス突っ込みww
補強ハープ・バージョンだったら もー絶対買いでしたね。

>>105(仮)ブルネロ先生~っ、また 数少ない(泣 )常連の皆様、 
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます ! 発起人夫婦でした。


107 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/31(水) 23:23:10 ID:QNfvWaqP
あ、そうそう。明日 元旦恒例のウィーンフィルニューイヤー、
このスレを訪れてくださる方なら もうすでにご存知のとおり
来年2009年は バレンボイム、意外にも初めてなんですよね!
プログラムをご紹介(以下 コピペです)。
第1部
 (J.シュトラウス2世)
01. 喜歌劇『ヴェネツィアの一夜』序曲 
02. ワルツ『東洋の物語』
03. アンネン・ポルカ
04. ポルカ・シュネル『速達』 
05. ワルツ『南国のバラ』
06. ポルカ・シュネル『百発百中』
07. 喜歌劇『ジプシー男爵』序曲
08. 喜歌劇『ジプシー男爵』より『入場行進曲』
09. 宝のワルツ
(J.ヘルメスベルガー)
10. スペイン・ワルツ


108 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/31(水) 23:26:20 ID:QNfvWaqP
(続き )
第2部
 (J.シュトラウス1世)
01. ザンパ・ギャロップ 
 (J.シュトラウス2世)
02. アレキサンドリーナのポルカ 
03. ポルカ・シュネル『雷鳴と電光』
 (ヨーゼフ・シュトラウス)
04. ワルツ『天体の音楽』
 (J.シュトラウス2世)
05. ポルカ・シュネル『ハンガリー万歳!』
 (ヨーゼフ・ハイドン ! )
06. 交響曲第45番嬰ヘ短調『告別』より第4楽章 

アンコール
 (J.シュトラウス2世)
07. ポルカ・シュネル『そんなにこわがることはない』
08. ワルツ『美しく青きドナウ』
 (J.シュトラウス1世)
09. ラデツキー行進曲

何で ハイドン ・・・ しかも「告別」の終楽章やるのかしら?
アンコール曲目が 今から判明しちゃってるってゆーのも なんか興ざめですけど、『そんなにこわがることはない』って ?
・・・イスラエルへのメッセージなんでしょうか ? 深読みしすぎかしら。


109 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/01(木) 19:29:18 ID:EfhvgqOw
ワルツ同好会、スケルツォ倶楽部の皆さま 
あけましておめでとうございます。
発起人(夫)です、
今年も 何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、やはり話題は(ウィーン・フィルのニューイヤー・プログラムの )ハイドン「告別 」交響曲。
ワルツでもスケルツォでもありませんが、まあ、ニューイヤーつながり ということで お許しください。

「告別 」交響曲の終楽章といえば、団員がひとりずついなくなって、最後に指揮者と奏者2人位になってしまうという
あの比類なき趣向の珍曲・・・。
で、「告別 」と言えばヘルマン・シェルヒェン指揮/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1958年ウエストミンスター )盤で 
たいへんめずらしい趣向の演出がされていたのを思い出します。
楽団員がめいめい自分の演奏を終えるや「さよなら(Auf Wiedersehen ! )」と小声で言っては去ってゆく、
そんな様子が音盤に入ってるんです。
別れの声はもちろん、録音スタジオを出てゆく足音もしっかり収録されてます。


110 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/01(木) 19:31:00 ID:EfhvgqOw
(続き )
オーケストラの殆ど全員が、順々に立ち去る様子は、なんかガヤガヤ、ドタドタして はっきり言って慌ただしい感じなんですが、
少なくなってゆく団員の演奏とともに、そんな落ち着かない雰囲気もしっかりと録音されてしまっています。
初めて聴いた時には なんか芝居がかってるゾ・・・なんて 感じたものでしたが、
今日の午後 ホント久しぶりに聴き直したら臨場感もあるし、これもわるくないなー さすがシェルヒェン、普通じゃねーや
これこそレコード芸術 ? なんて素直に楽しんで聴いている自分に気づきました。
で、おそらくバレンボイムの選曲は、「毎年 正月から働かされるのは もうウンザリ・・・ 」という
ウィーンフィル楽員の不満をユーモア交じえ、伝えようとの趣向、そんな辺りではないでしょうか。
ゆえに家内の>>108は たしかに深読みし過ぎ。
正月からムジークフェラインザールに政治を持ち込むほど、さすがのバレンボイムも野暮ではあるまいw と。

妻 「でもハイドンの時代ならともかく、現代の聴衆は物分かりの良かったエステルハージ侯とは訳が違うぞーって 」
私 「果たして 受けるか、外すか ? お節料理の重箱が届いたから、二人でつつきながら・・・」
妻 「ワインも冷えてるしね、しっかり見届けようと思ってまーす 」


111 :名無しの笛の踊り:2009/01/01(木) 20:46:27 ID:Ag325lBt
バブルの頃のニューイヤーコンサートって、最前列が日本人ばかりだったな。


112 :名無しの笛の踊り:2009/01/04(日) 17:03:07 ID:8KorxkpN
バッハのBWV1033。最終楽章がメヌエットだったばかりに、
偽作の疑いを持たれてしまった作品(理由は他にもあるんだろうが )。
しかしそのメヌエット楽章の優雅さとか、
穏やかに始まって途中で華麗に加速する第1楽章とか、魅力は尽きない。


113 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/05(月) 14:25:34 ID:zvlK/nS0
発起人(夫)です。
>>112さん、話題をありがとうございます。
BWV1033とは フルートとチェンバロのためのソナタ ハ長調。
私が最近お気に入りなのは、チェンバロの代わりにハープを配置しためずらしいディスク、
イレーナ・グラフェナウアー(フルート)、マリア・グラーフ(ハープ)、これに
ダヴィッド・ゲリンガス(Vc.)が通奏低音を補ってる編成です。
http://www.murauchi.com/MCJ-front-web/CoD/0000000266784/
バッハをハープで演奏して ハマった時にはホント効果絶大ですよね、吉野直子(Sony)盤とか。
このディスクも地味だけど 大成功な演奏と思います、もしバッハだって知らせずに聴かせたら
ロココな雰囲気さえ醸し出した典雅な音色の新鮮さに きっとバッハとは気づかない人もいるんじゃないでしょうか。

妻 「フルート・ソナタなら わたしは やっぱりパユ(EMI )盤が好きだわ。イケメンだもん、ジャケを見てよ!」
夫 「ったく。クラシックをヴィジュアルでしか聴かないオマエには 今年も腹の立つことが多くなりそうだなw 」


114 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/09(金) 23:28:57 ID:3Xv1UkNn
発起人(夫)です。
今夜はスレ違いの話題ですが、私にとって悲しいお知らせです。
この15日で またひとつ、クラシックのディスク専門店が店じまいする というのです。
千葉市稲毛区のブレーメンという、住宅街の中にある狭いお店の中に ぎっしり天井まで
クラシックのディスクが積み重ねられています。
定番はもちろん こ、こんなところに残っていたのか ! と思わず興奮してしまう
廃盤やお宝盤がまだぎっしり埋蔵されている穴場だったのです。
どれだけ多くの名盤とここで出会ったことか・・・。
店主の中田さんは 音大出の温厚な紳士で、私のどんな質問にも応えてくださったし、
探しているディスクがある、と言えば なんとか取り寄せようと 決して嫌な顔一つせずに探してくださる・・・
そんな、私にとって理想的な専門店でした。

私も明日から三連休ですが 必ず閉店前までに最後のお買い物に稲毛まで行きますよ !
(ブレーメンさんの住所は、千葉市稲毛区小仲台2-11-15です。
電話は043-253-7530 1月15日が最後の営業日だそうです )


115 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/13(火) 22:51:30 ID:9CqEorq2
はい発起人(夫 )です。
今夜のワルツは、みんなの大好きな「エーデルワイス 」。
これは、第2次大戦前夜のオーストリア・ザルツブルクを舞台にした、
オペレッタの系譜に連なるミュージカル「サウンド・オヴ・ミュージック 」の、
ドラマの核心で歌われる名曲ですね。
オスカー・ハマースタイン2世(詞)と、リチャード・ロジャース(曲)とのコンビネーションによる、
このブロードウェイミュージカルの最高傑作は 1965年 ロバート・ワイズ監督によって映画化されてから、
一気に世界的に有名になりました。 (続く )


116 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/13(火) 22:53:00 ID:9CqEorq2
(続き )
ナチス・ドイツに併合されようというオーストリアから、戦禍を逃れ 
中立国スイスへ亡命しようとするトラップ大佐 (映画では名優クリストファー・プラマー )、
そしてジュリー・アンドリュース演じる主人公マリアと子供たちの音楽ファミリーは、国外逃亡する直前、
政治的な圧力によってザルツブルク音楽祭の舞台に上がります。
ナチス将校や親ナチの民間人らが最前列に座っている聴衆の前で、トラップ大佐が 最後に
独りで、この「エーデルワイス 」を歌い出す場面が、映画のクライマックスを予感させます。(続く )


117 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/13(火) 22:55:31 ID:9CqEorq2
(続き )
山岳地帯の難所にしか咲かない、高貴な花“エーデルワイス”は、オーストリアの国花であるばかりでなく、
当地では最愛の人に贈る慣わしもあるそうです。
逆風に咲く、誇り高い国花の姿を、 国家存亡の危機に瀕しているオーストリアのイメージと重ね合わせた聴衆は 
大佐とマリアの音楽ファミリーの歌声に合わせて、思わず立ち上がって一緒に唱和するのです。
ひとつになった会場の大合唱に、圧倒されたナチ将校らが顔色を変える様子も秀逸でした。
手軽に聴ける映画のサウンドトラックも懐かしいですが、
オリジナル・ブロードウェイ・キャスティングによる録音(Sony盤)も興味深いです。

妻 「ふんふん、そういえば、映画の中でジュリー・アンドリュースが子供たちと人形劇で歌い演じ 盛り上がる“小さな羊飼い”の旋律って、R.シュトラウスの“ばらの騎士”オックス男爵のワルツのメロディと同じ音列よね ! 」
私 「おや、本当だ ! 」


118 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/14(水) 23:56:19 ID:ryBGzXlg
発起人(夫 )です。
今夜のワルツは ドビュッシー「レントより遅く 」
私の愛聴盤は ハイフェッツ(1946年RCA )です(ロクェ編によるヴァイオリン独奏版 )。
ドビュッシーが1910年に出版したピアノ曲をレオン・ロクェがヴァイオリン独奏用に編曲したもの。
一説によると、この曲は ドビュッシーがパリのホテルでレオーニという名前のジプシーが演奏する
物哀しいフィドルにインスピレーションを得て作曲したものだ、と言われています。
もし事実なら、この音楽はピアノで演奏されるよりも、このようにヴァイオリンによる演奏の方がふさわしいのでは。 (続く )


119 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/14(水) 23:57:24 ID:ryBGzXlg
(続き )
ドビュッシーのワルツは比較的珍しく、後輩のラヴェルが愛好していたのとは正反対に、
ワルツの形式をもって「名曲 」と呼ばれ残っている作品は、決して多いとは言えませんよね
(ピアノによる「ロマンティックなワルツ/1890年」、 「ワルツ/1894年」などがある程度 )。
しかし、この曲「レントより遅く 」は、作曲者独特の不思議な感覚をもった和声の上に
個性的なメロディが物憂く漂う、この時代・作曲家を語る上で 特筆すべきワルツの佳作と言えるでしょう。 (続く )


120 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/14(水) 23:58:24 ID:ryBGzXlg
(続き )
幸か不幸か、私は大好きなハイフェッツの演奏で 最初にこの曲を知ってしまったため、
つい最近までヴァイオリン独奏版がドビュッシーのオリジナルだと ずーっと違和感なく思い込んでいました(告白 )。
ハイフェッツのヴァイオリンの音色は、今にもしたたり落ちそうなほど粘質で、
甘い滴(しずく )を振り撒きながら ゆっくりと旋回するような、摩訶不思議な表情を聴かせています。


121 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/15(木) 22:33:59 ID:f7MmizCo
お久しぶり、発起人(妻のほう )でーす。
今夜のワルツは わたしからね。好きなディスクのお話なんかしちゃおうかな。
昨晩は 夫がドビュッシーの話をしていたから、わたしはラヴェル。
決して入手困難な珍しいディスクなんかじゃありません。
このスレを読んでくださってるなら、かなりの方がご存知と思いますけど、
マゼール/ウィーン・フィルによる「ラ・ヴァルス 」(1996年RCA録音)に注目。

当初は「交響詩“ウィーン”」として企画されていたそうですね、
この舞踏詩はモーリス・ラヴェルという歪んだ“鏡”に映された 「ウィンナ・ワルツのようで ウィンナ・ワルツではない 」
三拍子の音楽。強いて言えば そのまんまフランス人の「ラ・ヴァルス 」だ、という他ありませんよね、
そして名曲です。これが「ボレロ 」と並ぶラヴェルの最高傑作である事に異議を唱える人はいないんじゃないかしら。
それほど魅力的で素晴らしいオーケストレーションで、ウィーンのワルツを強く感じされる個性を持っています。 (続く ? )


122 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/15(木) 22:35:53 ID:f7MmizCo
(続き )
で、マゼール盤について。
この演奏が録音された1996年、ニューイヤー・コンサートの指揮台に立ったのが このマゼールだったんですね。
つまりマゼールは、ムジーク・フェラインザールで ヨハン・シュトラウスを振ったのと同じ環境で、
今度は「ウィンナ・ワルツの礼賛でありパロディでもある 」この曲を、
わざわざウィンナ・ワルツの総本家=ウィーン・フィルに演奏させるという秀逸な企画を決行した・・・
そんな視点で聴くと かなり楽しめるんですよ。
そう思い込んで耳を傾けたら これほど個性的で強烈な演奏もありません
(あ、ちなみに このとき一緒に録音された「ボレロ 」のコーダでも、
もの凄い急ブレーキを踏むという禁じ手を マゼールは敢えて犯してます。
すっごい ! でもそれはまた別の機会に話題にしようかしら )。  続ける ?


123 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/15(木) 22:38:15 ID:f7MmizCo
(続き )
今 私の目の前に、今日 夫が日本橋三越のカフェ・ウィーンで買ってきてくれた ザッハー・トルテと、
熱いメランジュがあります(忍び笑 )。
そして音楽は マゼールの「ラ・ヴァルス 」・・・。
ザッハーのお皿に、てんこ盛りに添えたホイップ・クリーム以上に濃厚な弦(全曲に渡って、
でも特に04:46以降の“ポルタメント・ソース”がたっぷりかかった辺りが、美味しいけど、ちょっと甘すぎ ? )
を煽るのは ロリン・マゼールという超一流のパテシエ。
ここでのウィーン・フィル、ホント名演ですよー。 ステレオのボリュームは、ぜひ大きめにして聴いてくださいねー。
最初の2分で早くも最初の陶酔が訪れます。ウィンナ・ホルンも所々で小爆発を起こしています
(例えば02:34前後のホルンの上昇音型など、もの凄く強調されています。
普段は壮麗な弦に埋もれているフレーズですが、背景ではこんなにもウィンナ・ホルンが暴れていたのかと、
この演奏を聴いて初めて気づいたりして ! )。
マゼールお得意の、主旋律の裏に埋もれがちな楽器や、隠れた中音域音型を
殊更に強調するやりくち ! これもそうした個性的なマゼールの、典型的な成功サンプルと言えるかもしれません (まだ続く )


124 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/15(木) 22:40:03 ID:f7MmizCo
(続き )
わたしは時々想像しちゃいます。
いつの日にか ― 若いフランス人の大胆な指揮者が、このラヴェルの「ラ・ヴァルス(1920年作曲 ) 」を、
元旦のムジークフェラインザールで指揮して大顰蹙(ひんしゅく )を買ってる場面を - 。
わたし思うんです、この「ラ・ヴァルス 」という音楽って 1918年のサン・ジェルマン条約で
遂に解体してしまった 爛熟のオーストリア=ハプスブルク帝国のメタファーだったんじゃないかなーって・・・。
リスニングルームでマゼール/ウィーン・フィルのRCA盤を大音量でかけて、
今は亡き帝国の銘菓が載っていたお皿に残ったクリームを指先につけてなめながら
そんなことを考えたりしちゃいました。 皆さんも一緒にラヴェルを聴いて !


125 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/25(日) 09:12:51 ID:66wXxyS2
発起人(妻)。
アナタったら、交替で書こうねって 自分で決めてたくせに 
サボってんじゃないよー。だから最近レスがつかないんだよw
と、思いながら 夫の部屋の保有数12,000枚(わたしのJAZZとPOPSの枚数も含む )の CD棚を眺めていたら、
おお・・・ グレン・グールドが弾いた「ラ・ヴァルス 」を発見 !
へえ、こんなのあったかしら - オリジナルは放送音源らしいわね。
この極めて珍しい音源が、CBSから初めてリリースされた1995年、
オリジナルのライナーノーツを書いたミヒャエル・シュテーゲマン(宮澤 淳一/補筆・訳)の文章が 興味深いデス。
少し長くなるけど、すべて引用させて頂くことに (無断で。しかも一部修正 )。


126 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/25(日) 09:18:32 ID:66wXxyS2
以下引用。
(グールドにとって )ラヴェルの演奏は、CBCのTV放送でしか実現しなかった。
1975年2月5日に放送された「今日の音楽」 第2回『秩序からの飛翔 1910-1920年』において、 グールドはラヴェルの“ラ・ヴァルス”を弾いた。
本来は管弦楽曲であり、作曲者自身によるピアノ用編曲も 数種類残ってはいるが、グールドは、彼自身の編曲を用いた。 これについてグールドは、シルヴィア・ホックバーグに宛てた手紙で、以下のように書いている。(続く)


127 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/25(日) 09:21:39 ID:66wXxyS2
(続き )
「(グールドの手紙 )私の漠たるフランス恐怖症が、たちまち現われるのではないかと不安です。
でも、今 10年ずつ時代を区切って編成しているこのテレビのシリーズ番組は、
ほかに代わりとなるものがないとすれば、よいトレーニング場なのです。
この番組のおかげで、生まれて初めて ドビュッシーとラヴェルを弾かざるを得なくなったのですから。 しかしまた、そういったものを弾くのは、これが最後であることも、 申し添えなくてはなりません。
実は“ラ・ヴァルス”のレコードを作ってくれ、とコロンビアにせがまれているのですが、自分の意志は貫こうと思います。少なくとも、数年前にショパンのソナタのどれかを-という同様の意向を示された時と同じくらい 断固たる態度で。


128 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/25(日) 09:24:38 ID:66wXxyS2
(グールド自身の手紙、続き)
いずれにせよ“ラ・ヴァルス”は、実に楽しいものでした。 ラヴェル本人による自作のピアノ用の編曲は、少なくとも その長さの半分は、まったく使い物になりません。 ご存知かもしれませんが、通常の二段の譜表には、彼は 作品の和声の基本構造を書き出しているだけです。 作品に趣を与える色彩的要素の大半は、とても小さな印刷で、 第三の譜表に、随意的な追加の形で添えてあるのです。 はっきり言って、曲の多くの部分で第三の譜表の音符を組み入れつつ、 通常の二段譜に書かれたものに忠実であり続けることは、まず無理です。
結果として、私は ヘ音譜表にある下生えの大半を 可能な限り除去し、   第三譜表の音符は、出来るだけ組み込みました ― 確かにムッシュ・モーリスの声部進行に 控えめながら 若干の修正を施すこととなりましたが (1974年12月6日付 )。 」


129 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/25(日) 09:40:56 ID:66wXxyS2
(“グールド編のラ・ヴァルス” ミヒャエル・シュテーゲマンによるライナーノーツ 引用続き )
・・・編曲からの編曲となった、この“ラ・ヴァルス”の演奏は、およそ信じられないほどの自由をもって獲得したヴィルトゥオーゾ的な力技である。
さて、その後 何年も経ってから、この思い出のCBC放送録音は甦ることとなった。 1980年、CBS録音活動25周年を記念して、2枚組レコード「シルバー・ジュビリー・アルバム」が発売され、その2枚目のディスクに収められた 自作自演のドラマ『グレン・グールド・ファンタジー』で、 この“ラ・ヴァルス”が使われたのだ。
この風刺的なラジオ・ドラマは、コンサートから遠ざかっていたグールドが、 満を持して 演奏会へ歴史的な復帰を果たすシーンで終わるのだ (略) が、架空の“復帰コンサート”の舞台には、何とカナダから北西に遠く離れたボーフォート海に浮かぶ ガイザー石油の“採掘リグXB‐67号”が選ばれた。
採掘リグから3km離れた原子力潜水艦“不滅号”には 放送オーケストラが 配置され、有線テレビを介して共演が行なわれた、というのがその設定で (略)、採掘リグの甲板にいる聴衆(石油会社の重役と株主たち)が湧き立つ中、 ニュースキャスターが この模様を潜水艦からラジオで実況中継する。
しかし 海は荒れ、有名な折りたたみ椅子もすでに波にさらわれてしまい、床に正座する以外 鍵盤に向かう方法がなくなったにもかかわらず、グールドはアンコールに 自分の編曲による“ラ・ヴァルス”を弾き始める!
(固唾を呑みつつ 続く )


130 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/26(月) 21:58:18 ID:b/sNpv8n
(続き )
・・・その途端、ディーゼル・エンジンの音が聞こえてくる。聴衆が避難を開始したのだ。 ニュースキャスターは、実況を続ける。
「採掘リグの上に残った独奏者(グールド)は もはや聴衆がひとりもいないことに やっと気づいたようです (略) このリサイタルは、 放送法公共行事令の規定に基づく公共の催しとはすでにみなされないため 放送はここで打ち切らなくてはなりません 」
しかし、グールドは“ラ・ヴァルス”を最後まで弾き終える。
アザラシたちだけが、両ひれ足を打ち合わせる拍手の音と 盛んな鳴き声とで、 孤独な独奏者に喝采を送っている。
最後に、グールドの舞台を去る足音とともに、 この喝采に応える声が かすかに聞こえてくる・・・
「ありがとう、ありがとう、ありがとうございました。」
(引用おわり )


131 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/26(月) 22:01:36 ID:b/sNpv8n
発起人(夫)
あらゆるコンサート企画からのドロップアウト宣言をしていたグールドが、
何と再びコンサートへ復帰するという秀逸な発想による架空のラジオ・ドラマ 『グレン・グールド・ファンタジー 』。
このドラマ(フィクション )は、グールドの“シルバー・ジュビリー”アルバムの 2枚目で聴くことが出来ます
(ちなみにこのアルバムのタイトルが ホロヴィッツの “ゴールデン・ジュビリー“コンサートに引っ掛けて
命名されていることは、多分 間違いない ! )。

また、この中で演奏された グールド編曲による ピアノ1台による“ラ・ヴァルス”演奏を コンプリート収録したディスクは、
Sony盤で容易に入手可(でも この演奏、私の耳には ワーグナー・トランスクリプションと同様、
一部多重録音が含まれているような違和感を持って聞こえます。
とてもピアノ1台の演奏には聞こえない箇所が散見されると思うのです )。
正直言って、私はグールドの録音よりラヴェル自身による2台ピアノ編曲ヴァージョンのほうが好きなんですが
(グールドの演奏は抑制が効き過ぎてるって感じ )、よりによってコンサート会場として選ばれた、
極寒の北海に浮いてる原油採掘リグ上に置かれたグランド・ピアノの前に座り、
冷たい波の飛沫と寒風の中、唸りながらラヴェルを弾き続けるグールドの姿は ・・・ 
うーん、それは観てみたい。


132 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/26(月) 22:05:00 ID:b/sNpv8n
今晩は、発起人(妻 )です。
>>131
実は、その寒さこそ かつてコンサート会場で グールド自身が 感じ、耐えていた 深い孤独感の象徴でもあるんでしょうね。 
そんな悲壮さをも乗り超えるナンセンス、自分をネタにして笑わせるグールドの卓抜なユーモア・センス、
このアイデアの凄さったら ちょっと他には例が無いわよね。
夫    「モンティ・パイソンのコントにも、縛られた袋の中に入ったスヴャトスラフ・リヒテルがチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を弾きながら紐を解いて、その袋から脱出、見事エスケープ ! っていう、とことん頭の悪い傑作なギャグがあったなー 」
わたし 「それって、リヒテル本人ともスレタイとも無関係でしょ(怒 )“アナタは好きでもモンティ・パイソン、わたしは好きじゃない”っていう歌詞のドリカムのナンバーもあったわよね。ったくホントその通りだわw 」
夫    「カラックスもジェリー・アンダースンもだっけ ? 」
わたし 「どーでもいーけど“自由の鐘”を寝る前に大音量でかけたりしないでよね( ! 鼻息 )」


134 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/30(金) 01:09:21 ID:mfCPlZdq
今晩は、発起人(夫)です。
昨日の午後から降ってきた冷たい雨が 夜半になって強くなった風にあおられて窓ガラスへ叩きつける音で 目が覚めてしまい、
どうにも寝つけなくなって、起きてきてしまいました。
で、ダイニング・ルームを暖かくし、熱いカフェ・オレを注いだマグカップを 傍らに、 今夜は静かなシベリウスの音楽を 
ボリュームいっぱいにして、未だ見ぬ北欧のフィヨルドに想いを馳せようかな。。。なんて。

そんなわけで、さきほど バルビローリ/ハルレ管(EMI)盤で「トゥオネラの白鳥」を 聴き終わったところ。
とても心が静まりました。うーん、コーヒーのお代わりを淹れようかな。
さて、スレチにならぬよう 何かワルツを・・・と。 (続く )


135 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/30(金) 01:12:24 ID:mfCPlZdq
(続き )
「悲しいワルツ 」なんて、有名過ぎて皆さんも食傷気味だったでしょう。
でも 久しぶりに聴いてみてくださいよ、あらためて名曲だと思います。

「死の床に伏す母の傍らで、息子はうとうとしている。
母は 夢うつつの中で、聴こえてくる美しい音楽に目覚め、
ずっと以前に先立たれたはずの夫とワルツを踊り始める。
いつのまにか彼女は、夫と共に若き日の容姿を取り戻している。
その踊りはいつまでも終わることなく続き、彼女は疲れ果ててしまうが、
やがて重々しいノックの音が聞こえ、ふいに幻の夫も音楽も消え去ってしまう。
“死”が戸口に現われたのである。
目が醒めた息子は、床に伏している母が 冷たくなっていることに気づく・・・ 」

“死の舞踏”という中世ヨーロッパにさかのぼる普遍的なモティーフが題材。
元々は劇(作家ヤルネフェルト作「クオレマ(死 )」) の中の音楽で、上記のような場面を音楽化した傑作です。
(続く )


136 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/30(金) 01:14:29 ID:mfCPlZdq
ここではワルツが、万人を最後の審判へと連れ去る「死の舞踏」になっています。
本来は 生命力溢れるワルツのイメージが、この標題音楽の中では“死の音楽”として登場することが意外なのですが、
聴いているうち「この場面にはワルツ以外には考えられない 」とさえ思えてきます。
シベリウスと同じ北欧(ノルウェー )の画家エドゥアルド・ムンクも、
死の舞踏をテーマに 作品を残していますね(「少女と死」オスロ・ムンク美術館蔵 )。
骸骨と抱き合って踊る全裸の少女の周りには、何故か精子と胎児が配されている という不思議な構図で、
これは評論家の野村太郎氏によれば「生と死の抱擁の場面が、そのまま生命の謎を秘めた交合・受胎の場であることを
象徴している。 死と表裏をなす生の現実を直視することこそ“常に死を思え(メメント・モリ )”にかかわる ムンクの命題 」
・・・であった、と解説されてます。 (続く )


137 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/30(金) 01:23:08 ID:mfCPlZdq
(続き )
今夜ご紹介するシベリウス「悲しいワルツ 」の演奏は イ・サロニスティ I Salonistiによる、
ちょっとめずらしい室内楽版( ! )のディスク(DHM盤 )。
編成は Vn2,Vc1,Cb1,P、於ケルン1980年録音。
シベリウスがこのワルツを作曲した1904年・・・前世紀初頭は、いわゆるサロン・オーケストラ全盛期でした。
「悲しいワルツ 」も 当時サロンで 大ヒットしていたそうです。
ジェームス・キャメロン監督の映画「タイタニック(1997年製作 ) 」においても、
沈みゆく運命にある豪華客船タイタニック号の一等客室のサロンでは、
常にこのような小編成のサロン楽団が活躍していたのを、映画の中のシーンでご覧になった皆さんならご記憶でしょう。
ちなみに、細部にこだわるキャメロン監督の指示で、その映画「タイタニック」に出演していた楽師達は、
いずれも俳優ではなく(楽長ウォーレス・ハートリー役を除き )本物のミュージシャンが芝居していました。
その“にわか俳優”たちが 実は、このディスクで聴けるイ・サロニスティの面々でした。
船とともに北大西洋に沈む、演技の方もプロ顔負けの「名演 」でしたね。


138 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/31(土) 23:49:15 ID:FC4xgmNx
発起人 妻です、今晩は。
そうそう ! (ポンと手を叩く ) 「タイタニック 」と言えば >>137 オモシロいワルツがあるんだよー。 
シュトゥプナー (Hubert Stuppner, 1944~) の作曲した弦楽四重奏曲って、アナタ 知ってる ?
夫    「シュトゥプナー(・・・知らん。)上から目線で またオレを見くだそうとしているんだなー 」
わたし 「あ~あ、どうして男の人ってみんな、たかが女房相手に、知識の量とか お給料の金額とか 身長の高さとか つまらないプライドかけて、競いたがるのかしらねw  ふふん、敵(かな)わないことだってあるでしょ わ・た・し・に・♡ 」
夫    「くーーっ、こんなところで 身長の話をするな ! ネットの向こうのワルツ同好会の皆さんには どうせオレの背丈なんか見えないんだから 二度とするな ! (寝てしまう。引用 ワーグナー作曲“不機嫌の動機” ) 」
わたし 「(無視。 ) ・・・で、シュトゥプナーの弦楽四重奏曲は、名づけて “1912年4月14日タイタニック号でのマーラーの夜会”っていう長いタイトルです。氷山に衝突する運命にあった その夜、タイタニック号一等船室の社交サロンでは専属の室内楽団が、1年前(1911年)に亡くなった偉大な “指揮者” グスタフ・マーラーを偲び、彼の(当時は)“めずらしい”作品を船上で演奏していた、という伝説があるんですって。真偽の程は不明ですけど 」
(本当かしら ? 続く )


139 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/31(土) 23:51:29 ID:FC4xgmNx
(続き )
シュトゥプナーの弦楽四重奏曲 “1912年4月14日、タイタニック号でのマーラーの夜会”。
この曲はその長いタイトルどおり、数時間後に沈む運命にあるタイタニック号上での
マーラー作品の演奏会 という仮想コンサートを素にして、イタリアの現代作曲家フーベルト・シュトゥプナーが 
自由にイマジネーションを駆使して繰り広げたマーラーへのオマージュです。
全4楽章、これすべてマーラー作品の引用で出来ていると言ってよく、
第1交響曲(奇しくも「巨人 」=タイタニックの語源と同じ ! )や 
歌曲集「子供の不思議な角笛 」「亡き子をしのぶ歌 」など(比較的前期の )有名なメロディが、
走馬灯のように次々と現れては消える、マーラー・フリークには もー堪(たま )らない内容になってます。
ユリ・ケインのような破天荒なマーラー・アレンジ作品も大好きですけど、あれほどまでには
ぶち壊されてはいなくて、一応クラシカルなフォルムの中に留まっている感じですね、 また別のオモシロさです !


140 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/31(土) 23:53:42 ID:FC4xgmNx
(続き )
・・・で、実際にその音が聴けるディスクは、2001年7月にトプラッハで開催された
マーラー・フェスティヴァルからのライヴ盤が、多分唯一の音源です。
これも夫のCD棚でホコリを被ってたのをわたしが発掘したものですw
プロメテオ弦楽四重奏団Quartetto Prometeo なる団体による トプラッハのグスタフ・マーラー・ザールにおけるライヴ演奏。
で、わたしが注目している第4楽章Flamenco Macable:rasch und schaurigは
死の舞踏を思わせる激しく旋回するワルツ(・・・やっとスレタイに繋がったわ ! )で、
4人の弦楽器奏者は超熱演、弦も引きちぎれんばかりのピチカート、
弓も傷だらけになりそうな(聴くだけで痛い ! )捨て身のコル・レーニョの嵐の中から、
歌曲「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス 」の断片が浮かび上がってくるのが聴かれますが、
この“魚”を調理する方法が、ベリオの「シンフォニア 」に似ていなくもないけど、とにかく“おいしい”。
(まだ続く。いい加減にしろってか ? おさるさん )


141 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/31(土) 23:56:06 ID:FC4xgmNx
シュトゥプナーに関しての資料は多くなく、本当は 私も詳しくは知らないんですけど、
その出身はイタリアのボルツァーノ(オーストリアとの国境近くの たいへん美しい町。
イタリア領だがドイツ語が半分公用語で、地名呼名も独語だと“ボーツェン”)。
“聖アントニウス”パドヴァのコンセルヴァトワールで ピアノ・作曲を修め、
ウィーンをはじめヨーロッパを中心に活躍している作曲家です。
この曲を含め4つの弦楽四重奏曲、その他に交響曲、舞台音楽、ピアノ曲などを発表しているそうです(スミマセン未聴 )。
ちなみに、南チロル地方のトプラッハ(現イタリア領ドッビアーコ)で、なぜマーラー・フェスティヴァルかと言うと、
実は かの地はマーラーに縁(ゆかり)の深い土地で、彼は1908年以降の最後の三年間をこの山荘で夏休みを過ごし、
最高傑作「大地の歌 」と「第9交響曲 」、そして未完の「第10交響曲 」を、この地で書いたんですって
(アルマを追って、愛人グロピウスがやって来て 修羅場になっちゃったのも ここなんですって、キャー大変 )。


142 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/01/31(土) 23:57:59 ID:FC4xgmNx
(続き )
この“2001年マーラー週間”のライヴ録音2枚組には、他にもめずらしい「角笛」のピアノ・トランスクリプリションや、
ブンデス・ユーゲント管弦楽団なる青少年オーケストラを ロベルト・パータノストロが指揮した
両翼配置の熱い「交響曲第9番」なども聴けます !
最近、輸入CDショップでも殆ど見かけなくなっちゃったので、内容の面白さから、
コレもったいないなーと思ってご紹介しちゃいました !
あれれ、夫は本当に寝ちゃったようね。 つまんないわ、わたしも もう寝ます、またねー。

P.S.
あ~あ、これをお読みの ワルツ同好会の方
どなたかランダムに語ってくださらないかしら・・・ たまには。


143 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/03(火) 22:58:47 ID:6rzvkiwn
発起人(夫)です。 
私にはシュトゥプナーの弦楽四重奏曲「タイタニック号のマーラー」>>138-142 を 家内がそんなに面白がるのか
理由が正直よくわかりません。
私自身マーラーは中一の頃から大好きでしたが、この曲には不完全燃焼しか感じられません、
このライヴ・ディスクにおける奏者の熱演は認めますが。

わざわざ冬の寒い真夜中に起きて、ファン・ヒーターの前で静かに聴くシベリウスの魅力にハマってる
今日この頃 >>134-137 。
われながら倒錯してるなあ。
昼間もオフィスで仕事をしながら、ふと気づくと ぼんやりと「レミンカイネンの帰郷 」異稿版のことなどを考えていたりして、
ハッとする毎日・・・
いかん いかん、リストラされてしまう。


144 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/04(水) 23:55:35 ID:+tgBdioL
発起人(妻)です、今晩は。
ウチのダンナったら、先週から毎晩 真夜中(午前2時半頃 )に起きだして、 
リビングで2時間くらい独りで黙々とシベリウス聴いてるんです。
心配になって 昨日の夜中、わたしも起きてみて、遂に 現場を押さえました !
午前3時、厚い白靴下を履いて 黒いタートルネックのセーターを着込み、
冷たいブルー色のLEDライトの灯の下で、「タピオラ」をEMIのカラヤン/ベルリンPo.盤 なんかで聴いていやがる。
うーん、どうやら 北欧のフィヨルドに想いを馳せているらしい(笑 )。

わたし 「こらこら、灯油代も電気代も モッタイナイじゃないの。それにこんな夜中に独りでなにを飲んでんのよっ 」
夫    「あれれ、起きてきちゃったのか。熱い紅茶にブランデーとストロベリー・ジャム少し入れると ホッとする美味しさだぞ。オマエも自分のティー・カップを持ってこいよ 」
わたし 「え ♡ 作ってくれるのー (いきなり上機嫌。夫と一緒に北欧のフィヨルドに想いを馳せることにw ) 」 (続く )


145 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/05(木) 00:06:18 ID:OpDdXlHd
(続き )
夫  「そうそう、シベリウスのめずらしいワルツの国内盤を、今日の昼、御茶ノ水のユニオンで見つけたんだった、聴くかー ? ほら この堀出物 」

シベリウス:室内オーケストラのための小品集(WPCS-5711)
http://www.barks.jp/cdreview/?id=2000101389
ヤーネフェルトの劇「クオレマ」への付随音楽から(4曲)
1. 「美しきワルツ」作品44の3、
2. 「鶴のいる風景」作品44の2、
3. 「カンツォネッタ」作品62のa、
4. 「ロマンティックなワルツ」作品62のb、
この他 「弦楽オーケストラのための即興曲」、「プレスト」、「美しい組曲」、  作品98a、「田園組曲」作品98b 「ロマンス」作品42など収録。
ペッカ・ヘラスヴォ指揮によるフィンランディア・シンフォニエッタは、 
Vn.Ⅰ:6、Vn.Ⅱ:6、Va.:4、Vc.:3、Cb.:2、Fl.:2、Cl.:2、Hr.:2、Timp.:1、Hp.:1 という小編成のオーケストラ (1985年フィンランドのラハヤにあるラウレンティウス・ホールでの録音 )。

わたし 「・・・本当だ、“美しきワルツ”ですって。たしかに聞き慣れないタイトル。さすがFINLANDIAレーベル、シベリウスにこんなタイトルのワルツもあったのねー 」
夫    「BIS 15枚組 “シベリウス主要作品全集”の中にさえ入ってない、全然知らない曲だったんで 思わず興奮してレジに走ったさ、かけてみよう 」
わたし 「わーい 」

   で、聴いてみると・・・

夫    「うーむ、この静かなピチカートの出だし、“悲しきワルツ”にも似てるな 」
わたし 「 ・・・ って、コレ “悲しきワルツ”じゃん 」
夫    「 ・・・ 」


146 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/05(木) 00:10:35 ID:OpDdXlHd
(続き )
夫    「うーん、やられたな。裏ジャケ誤植か 」
わたし 「(爆 )よく見なさいよ、“美しいワルツ”の脇に“Valse triste”って、しっかり書いてあるじゃない。第一“クオレマ”の中に もともとそんなタイトルの曲、無いっしょ。“悲しいワルツ”のミスプリだって 店頭で気づかなきゃダメじゃん。 アナタ、それでもクラヲタなの ? 」
夫    「むむ、それは 否定も肯定もしたくない・・・」
わたし 「それでも 我慢して聴いてみると、このディスク、弦にとても近い位置にマイク・セッティングがされてて臨場感かなりあるし、堅い撥で叩かれてるティンパニの音も気持ちいい 」
夫    「ラウレンティウス・ホールの 残響豊かで自然なトーンもきれいに収録されてる良録音だろ」
わたし 「うん、まあ 必ずしもハズレではなかったわね。3曲目の“カンツォネッタ”って題された優雅なワルツなんか、もう繰り返し聴きたくなっちゃう覚えやすいメロディだし、今回は特別に許してあげるよ 」
夫    「って、一体オマエ 何様なんだよw」
わたし 「あ~あ、他に話題は無いのかしらー 」


147 : 名無しの笛の踊り[] 投稿日:2009/02/05(木) 00:11:24 ID:BOYCMHPB
ここですか、キ印が自分の庭と間違えて妄想を書き連ねてるのはwwwww


148 : 名無しの笛の踊り[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 13:54:43 ID:esNWyQr/
<丶`∀´>ワルツの起源はギターニダ


149 : 名無しの笛の踊り[] 投稿日:2009/02/06(金) 21:31:36 ID:fQPfqmRC
ここですか、キ印が自分の庭と間違えて妄想を書き連ねてるのはwwwww


150 : 名無しの笛の踊り[] 投稿日:2009/02/06(金) 21:32:46 ID:fQPfqmRC
ここですか、キ印が自分の庭と間違えて妄想を書き連ねてるのはwwwww


151 :名無しの笛の踊り:2009/02/07(土) 01:05:27 ID:nxYdJxL/
そういえば、最古のワルツはいつ頃作られたの?
ベートーヴェンも晩年には作曲してたらしいし、
モーツァルトも何曲かあるらしいね。


152 :名無しの笛の踊り:2009/02/07(土) 01:07:25 ID:SODR/ctb
レントラーからの発展形だと聞いたことがある


153 :名無しの笛の踊り:2009/02/07(土) 09:58:02 ID:2IUhkcZD
>>151
ドイツ舞曲はハイドンも作曲しているよ。


154 :名無しの笛の踊り:2009/02/09(月) 21:48:16 ID:g+Mduloq
>>151-153 
ワルツは、快適なテンポの舞曲、及び それに合わせて円を描くような回転運動を主体とするダンスを指し、
舞曲としては3拍子が一般的である。
レントラー(独:Ländler)は、3/4拍子の南ドイツの民族舞踊である。
18世紀末ころまで、現在のドイツ、オーストリア、スイスにあたるドイツ圏南部一帯で踊られた。
ワルツ、レントラー、いずれも 同じ西オーストリア・南ドイツ(ハプスブルク帝国)起源で、
13世紀頃から今日のチロル州とバイエルン州の農民が踊っていたヴェッラー(Weller )という民族舞踊から
成立した(言葉自体はフランス起源という説もある)。
ヴェッラーは、ゲルマン文化初の「男女が身体を接して共に回るダンス」であったが、
卑猥である という理由から、ハプスブルク帝国時代には 長年に渡って法律的に禁止されていた。
しかし 監視の目が届かないアルプスの渓谷の奥では、寒村の厳しい自然環境の下、
ヴェッラーは 農民の数少ない娯楽のひとつとして徐々に定着していった。
このヴェッラーが16世紀に入ってから 渓谷に住む農民だけでなく、
インスブルックなどの都市圏にも伝わり、町の住民も踊るようになった。
しかし都市の住民には 当時農民が躍っていたような激しい動きは好まれず、
優雅さが求められたことから、ヴェッラーは 段々とその質を変化させ(上品化していき)、
ヴェッラー → ヴァッラー → ヴァルツァー へと発展していく。
そのあまりの人気のため、ハプスブルク帝国では 法律の改正を余儀なくされ、
当初はチロル州でのみ、最終的にはオーストリア、 そして遂にハプスブルク帝国全体でも解禁された。
18世紀には インスブルックやウィーンのホーフブルク王宮でも踊られるようになり、
正式にハプスブルク宮廷にさえ取り入れられるようになった。


155 :名無しの笛の踊り:2009/02/09(月) 21:54:25 ID:g+Mduloq
この段階で、ヴェッラーから別の発展を成し遂げて有名になったのが、レントラーである。
今日でも「チロルの夕べ」などで 踊られている“チロリアン・ダンス”でも 
ヴェッラーのステップが、歴史の面影として見られる。
レントラーの伴奏音楽は、純粋な器楽のこともあれば、ヨーデルのような歌が混ざることもある。
19世紀ヨーロッパで 舞踏会が一般的になると、レントラーは より速いテンポになり、
より優雅さが追求されるようになり、 男性はHobnail(底に釘が打ち付けてある長靴)を身につけるようになった。
これが ワルツの前身である、と考える説>>152 もあるが、系列的には ワルツ、及びウィンナ・ワルツの親戚である。
国際的な場に 初めてワルツが登場したのは1814年「会議は踊る、されど進まず」で有名なウィーン会議でのことで、
これを機にウィンナ・ワルツ(ヴィーナー・ヴァルツァー)として世界中に広まった。

また、ロマン派の作曲家たちによって どちらかというと 舞曲ではない純粋の音楽作品としても多数作曲され、
特にピアノによるものが有名である。
このジャンルで ほぼ最初のものは、カール・マリア・フォン・ウェーバーの「舞踏への勧誘」とされている
(ワルツでなく形式に基づいて“ロンド”の名が付けられている)。
続いて オーケストラ曲であるエクトル・ベルリオーズの「幻想交響曲」第2楽章「舞踏会」も有名であるが、
これらは舞踏会の様子を表現した標題音楽的作品である >>65-68。
演奏会用の作品としては、有名なショパンの一連の作品に続き、リストやブラームスらによるピアノ曲も書かれた。


156 :名無しの笛の踊り:2009/02/09(月) 21:56:51 ID:g+Mduloq
舞曲としては 19世紀前半のヨーゼフ・ランナーやヨハン・シュトラウス1世、
さらに それに続くヨハン・シュトラウス2世ら兄弟のウィンナ・ワルツが人気を博した。
シュトラウス一家のワルツは、オーケストラによる演奏会用の作品としても有名である>>14 >>45。
一方、レントラーは ベートーヴェン、シューベルトらによっても作曲されている。
モーツァルトやハイドンの「ドイツ舞曲」も、その実体は レントラーである。>>88。
また、マーラーは自身の交響曲の舞曲楽章で 通常のスケルツォの代わりにレントラーを採用した >>72-73。
ブルックナーにも交響曲第4番などに、同様の事例がある。
ベルクがヴァイオリン協奏曲で引用したケルンテンの民謡もレントラーであり、
オペラ「ヴォツェック」第2幕でも マリーと鼓手長はレントラーを踊っている
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/classical/1196862655/ 。
ブリテンの「ピーター・グライムズ」でも、 舞踏会のシーンではレントラーが演奏される。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」でも、マリアとトラップ大佐は レントラーを踊る >>115-117
(以上、Wikiの文章に一部加筆)


157 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/11(水) 17:44:27 ID:DL/zwg2Z
発起人(夫 )です。
2週間ほど前から、毎晩 真夜中に起きてきて 月明かりの差し込むダイニングルームで
シベリウスを聴きながら 北欧のフィヨルドに想いを馳せるのが習慣になっています。
この厳しい寒さに シベリウスの音響が実にぴったりで、それは快感です。
目も眩むような夜明け前の高い空を ちぎれて流れてゆく雲が、 遠い朝焼けの光芒さえ まだ届かない中、
少しずつ晴れてゆくように キーンと頭が冴え渡ります。
遥か遠くの山へ エコーのように響き渡るホルンと 星の瞬き、遠雷のようなティンパニのとどろき。
さて、開き直って堂々と「妄想を書き連ね 」ようと思ってますw
妄想とは、「夢 」の話です。
(続く )


158 :名無しの笛の踊り:2009/02/12(木) 14:59:00 ID:In6iFFXX
sage  


159 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/16(月) 23:35:17 ID:OiHOhADs
(続き)
その夢とは おそらく 殆どの皆さんも きっと一度はご覧になった、
同じテーマだと思います。
「シベリウスの交響曲第8番が発見された 」・・・というもの。
1957年にシベリウスは亡くなりましたが、最後まで推敲を重ねていたとされる
「交響曲第8番 」の楽譜は、その住居の何処にも残されていませんでした。
自己批判の強いシベリウス自身(あるいは彼の遺言に従った者)の手によって、
残されていた楽譜と共に すべて 焼却されてしまった、と伝えられていました。
(続く )


160 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/16(月) 23:36:44 ID:OiHOhADs
第8交響曲の 最も初期段階の着想は、
その構想をシベリウス自身から明かされたという指揮者シュネーフォイクトの証言によって、1924年頃 と推定されています。
あの深遠な第7交響曲の手稿譜の一部に、次なる第8番のスケッチが不完全ながら 記されたものが残っています。
しかし、その後 シベリウスは 劇付随音楽「テンペスト」(1925年)や交響詩「タピオラ」(1926年)に集中することになり、
本格的に この交響曲の創作を開始したのは 1926年以降と考えられています。
翌1927年には アメリカの音楽研究家ダウンズに 「すでに2つの楽章を書きあげている」と述べていたのに、
1928年12月には デンマークの楽譜出版社ハンセンに対し
「交響曲全体を構想中である」と伝えた、との記録が残っています。(続く )


161 :名無しの笛の踊り:2009/02/16(月) 23:40:03 ID:TaKccjZx
sage


162 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/16(月) 23:50:09 ID:OiHOhADs
(続き )
そしてクーセヴィッツキーが1932年から翌年にかけ、ボストン交響楽団のシーズンにおいて
シベリウスの全交響曲演奏会を企画した際、 シベリウス自身から 
新作である第8番の世界初演を行なう権利付与を約されたことはよく知られ提案すよね。
実際、シベリウスはこの約束を果たすため 作曲を精力的に進め、
その進捗状況をクーセヴィッツキーに書き送っていますし、
アイノ夫人の証言も (夫が「創作が劇的に飛躍している」と語った、というもの )残っています。


163 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/17(火) 22:20:13 ID:LHEeezMC
(続き )
1933年9月 シベリウスは パウル・フォイクトに楽譜の清書代金を支払っていますから、
少なくとも第1楽章に関しては この時点で 完成していた、と考えてよいでしょう。
この最初の楽章は、全部でスコア23ページほどの量があり、
「新しい交響曲が完成した暁には、作品全体の大きさは、この およそ8倍になる予定」と、
作曲者は その規模を フォイクトに告げています。
その翌年には レーヴィ・マデトヤという音楽家も、新聞記事に
「シベリウスの第8交響曲は 間もなく完成する」と語っています。
根拠なく発言できる内容ではありませんから、 マデトヤも 作曲者自身から 何らかの情報を得ていたものと思われます。
そして1938年、新作の交響曲第8番は 遂に完成した、と推測されているのですが、
なぜかシベリウスは この新作交響曲の初演を約束した相手であるクーセヴィッツキーに送ろうとせず、
総譜を手元に置いたまま 考え込んでしまうのです。(続く )


164 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/17(火) 22:22:49 ID:LHEeezMC
(続き )
推定14年もかけ、やっと完成した第8交響曲を、シベリウスは 公開演奏も 出版も 許そうとはしませんでした。
それどころか、1945年8月 指揮者バージル・キャメロンに、「私は交響曲第8番を何度か完成させたが、
そのいずれにも満足することはなかった」と語り、
その後 「スケッチを含む楽譜の 殆ど全てを 焼却してしまった」と、
秘書の サンテリ・レヴァスに 語った というのです
(ここまでの記述は 日本シベリウス協会理事 神部智氏の研究文章を参考にさせて頂きました )。
しかし、実際には 第8交響曲の草稿(1938年稿 )は焼却されておらず、
ヘルシンキに住む遺族の子孫によって、 なんと 今も保管されていることが 先月伝えられたのです !
(続く )

165 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/17(火) 22:30:03 ID:LHEeezMC
(続き )
このシベリウスの第8交響曲は三楽章構成(第2楽章と第3楽章の間に配置された、
短いインテルメッツォのワルツを含めると、事実上 四楽章構成 )で、しかも声楽入り( ! )です。

まず、第1楽章はト短調、緊張感に満ちたアダージョ。
速度は緩慢でも ヴィオラとチェロによる力強い第1主題にホルンが呼応し、
木管が風のように高く飛翔してゆきます。 第2主題はニ長調、フルートに現れる 憧れを込めた旋律で、
木管の“飛翔動機”から派生したものと思われます。
この第1楽章は厳格なソナタ形式ですが、再現部で戻ってくる第1主題の上に、
覆いかぶさるように ヴァイオリンによる新しい対旋律が登場するのが興味深いです。
この音型も、実は 木管の飛翔動機のヴァリエーションで、第2主題とも連関しています。
(続く )


166 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/18(水) 21:36:57 ID:HyYfeVCj
(続き )
発見されたシベリウスの交響曲第8番、第1楽章アダージョのコーダ直前で
4人のホルン奏者が次々と立ちあがって“呼応”動機を吹奏、
これを強調するティンパニ奏者による激しい連打が6回繰り返される、という力技(ちからわざ )的な場面がありますが、
ここは凄いです。
まるで二人の歌舞伎役者が(1人が高い場所で、もう1人が低い場所で )舞台上で同時にポーズを決める、
いわゆる“天地の見得(みえ)”を切ってみせる(有名な「楼門五三桐 」における 南禅寺山門の五右衛門と久吉の場の )ような、
視覚的イメージを連想してしまう、実に格好良い聴かせどころです !
そして、これが合図であったかのように ここから速度がさらに落とされ、長いコーダに入ります。
コーダは、記譜上はニ短調とされているものの 実際には ニ調のドリア旋法を基調とした、
シベリウス独特の音楽となり、シベ・フリークには堪らない部分ではないでしょうか。
一旦フェルマータのついた終止を経て、アタッカで変ロ長調の美しい第2楽章へと続きます。
(続く )


167 :名無しの笛の踊り:2009/02/18(水) 21:57:13 ID:w7K6B3r4
まだ このキ印はやってんのか、救い難いな。
ブログ立ち上げる ということにまで考えが及ばない、猿並の1=Mr.&Mrs.発起人というわけだ(クソスレ)


168 :名無しの笛の踊り:2009/02/18(水) 22:03:25 ID:xIxUmYRx
>>167
じゃあ、あんさんはこのスレを超えるようなクオリティの内容の文章は書けるのかいな?
確かにブログ立ち上げてもいい充実した内容だけど 別にブログでなくて、ここで書いていても全然構わない。
誰に迷惑をかけている訳でもなし。
Mr.&Mrs.発起人さん、
構わず、これからも存分に語ってください。
あまりレスはしてませんが、このスレ いつも楽しみにしています。


169 :名無しの笛の踊り:2009/02/18(水) 23:24:01 ID:w7K6B3r4
>>168
>じゃあ、あんさんはこのスレを超えるようなクオリティの内容の文章は書けるのかいな ?
こういうのは反論になってないんだよ、わかる ?
こういうのを幼稚園児並の発言って言うんだよwwwww
明日から「1=Mr.&Mrs.発起人」という名前にするかな?
幼稚園児並の「1=Mr.&Mrs.発起人」と その仲間に敬意を表して・・・白々しいなwwwww
さしずめシベ8第二楽章以下について書くかな?
どこまで本当のことが書けるかわからんが・・・作文でいいかもwwwww


170 :名無しの笛の踊り:2009/02/19(木) 11:04:13 ID:xLNgax4a
>>167>>169
あなたはこの発起人に対して何が言いたいのかな ?
発起人さんの事をひどく馬鹿にしているような口ぶりだけど 申し訳ないが ちょっと あなたの方が馬鹿っぽく見えてしまう。
あなたが発起人さんに対して 何がそんなに不満なのか、
何をそんなに茶々を入れたがっているのか 全く分からない。

発起人さん、気にしないで続けてくださいね。
いつも楽しみにしていますよ~。


171 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/19(木) 20:37:37 ID:sq5lQ+jo
発起人(妻)です。
荒らし、煽り、駄スレは放置方針です。
好意的な170さまにもお願いします。煽りに対してレスは付けないで下さい。
もしこれ以上スレが荒れるようなら、スケルツォ倶楽部、ワルツ同好会は解散します。


172 :1=Mr.&Mrs.勃起人:2009/02/19(木) 22:23:28 ID:Amr5QW7u
じゃ解散すれば?
>>170罵倒したいのを無理に抑えた上からの物言いの文体が笑えるね。
今このスレは1=Mr.&Mrs.発起人によって荒れています。 荒らしている本人が「これ以上 スレが荒れるようなら 」と言うのは、意図せぬ笑いとなっているのですが、本人は気づいていないようです。
スルーしなきゃいけないけど何か言いたくてイライラしている>>170の様子が容易に想像できる今日このごろです。
>>170とは別人を装って何か書くのでしょうか、どうなんだろうねwwwww


173 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/20(金) 22:40:38 ID:FifGSq+Y
突然 舞い降りた“勃起人”さん >>172に、 
強く非難されている “幼稚園児並の”発起人(夫)が、この私です(笑)。
スケルツォ倶楽部・ワルツ同好会の皆さん、
今まで 全く意図せず スレを最初から荒らし続けてしまい、
本当に申し訳ありません。


174 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/20(金) 22:42:25 ID:FifGSq+Y
でも「シベ8第二楽章以下について 」を、(>>166から )続けさせて頂きます。

この緩徐楽章は、前楽章から 更にギア・チェンジしたかのようにテンポを落としたラルゴ、
しかも極めて息の長い36小節にも及ぶ弦セクションによる主要旋律は、気が遠くなるほどの美しさです。
主題を奏し終え、穏やかな経過句を味わっているところへ、唐突に半音下がる中間部(イ長調となり)、
初めての聴衆にとっては 良い意味で 意外な違和感の中に放り出される瞬間です。
そこは、まるで小川から広い大河へ流れ出たような感覚が新鮮です。
クラリネットのソロによる 新しい旋律が 愛らしく 印象的で、 このメロディは 
1890年に作曲されたピアノ五重奏曲ト短調(JS159)緩徐楽章から転用されたもの。
やがて主調の変ロ長調に戻ると、3本のトロンボーンと弦のピチカートによる 静かなコラールとなり、
宗教的と言ってもよい感動的な静寂が広がります。
テンポが ほぼ倍のアンダンテとなると、フォーレの「レクイエム 」第7曲(イン・パラディスム )にも似たリズムと音型とが
ハープと弦によって刻まれつつ、 楽章冒頭の主要主題が 今度は木管によって回想、
天に召されるように穏やかな浮遊感の漂う中、静かにオーケストラ全体が消え去ってゆくような結尾となります。
(続く )


175 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/20(金) 22:44:08 ID:FifGSq+Y
(続き )
当スレ的に注目すべきは、この第2楽章と フィナーレの第3楽章との 間に置かれている 「インテルメッツォ 」と題された楽曲が、
演奏時間4分ほどの穏やかで愛らしい、変ホ長調のワルツ - と言うよりレントラーに近い舞曲である、という点です。
その旋律は、シベリウスの若き日の作風のようでもあり、グリークの抒情小曲集からの作品をも思わせる北欧民謡風の、
古典的和声に支えられた佳品です。
これには 歌詞を付けて、平原綾香さんくらいの上手な人に ぜひ歌ってもらいたい !
これからは、名曲アルバム的な「これがシベリウスだ 」みたいなCDが編まれる際には
「フィンランディア 」とか「カレリア行進曲 」などと並べて、この「インテルメッツォ(ワルツ ) 」収録も欠かせなくなるかなあ
などと考えたりしました。
繰り返し聴きたくなる、この美しいカンタービレのメロディ・ラインは、主に チェロと木管楽器によって交替で歌われ、
それを支えるコントラバスはピチカートでワルツのリズムを柔らかく弾(はじ )きます。
尚、ホルン以外の金管と打楽器は、ここでは休んでいます。
(続く )


176 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/20(金) 22:45:33 ID:FifGSq+Y
(続き )
シベリウスの第8交響曲、いよいよフィナーレとなる長大な終楽章、
若き日の「クッレルヴォ交響曲」以来、久しぶりに合唱が導入されています。
テキストは シェイクスピアの散文詩や、「リチャード三世」、「リア王」からの
シベリウス自身による台詞の抜粋などですが、 テーマは「繁栄」と「賛歌」、 
そして「没落」と「悲嘆」という 相反する2つの性格を有し、ソプラノとバリトンの独唱も活躍します。
アレグロ・モデラート ト長調 → 変ロ長調 → ヘ長調 → イ短調 と、調性は めまぐるしく変わり、
やがて第2番のフィナーレのように 英雄的なニ長調で壮大なクライマックスを迎えます、
そのままコーダへ突き進むかと思いきや、舞台裏から 別働隊のブラスバンドが、 
あたかもマーラー「嘆きの歌 」第3部を連想させるような、主調と異なる調性(変イ調 )が突然参入、不協和な緊張が走ります。
ここから声楽は途絶えて聞こえなくなり、徐々に暗雲が立ち込めるような管弦楽だけの悲しみに沈むアダージョ ハ短調、
となります。 ここからが、管弦楽のみによる長大な終結部です。
(続く )


177 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/20(金) 22:46:26 ID:FifGSq+Y
(続き )
シベリウスの第8交響曲、終楽章の終結部では、弦セクションが23パートにも細分化され、
まるで各々が好き勝手な自由意志で動き始めたのではないか、とさえ思えるような 繊細で複雑な音響が聴きどころです。
戦後 R.シュトラウスが 国土の災禍を悼んで作曲することになる「メタモルフォーゼン 」を先取りした感動がここにあります。
国策を誤って第三帝国に急接近してしまった 当時のフィンランドの不吉な 空気を敏感に感じ取ったシベリウスが、
再三のロシア(ソ連 )との避け得ぬ戦禍によって被(こうむ)る苦しみを予期していたかのような、
痛ましい祈りに満ちた葬送行進曲です。
(続く )


178 :名無しの笛の踊り:2009/02/20(金) 23:11:09 ID:uaCidBXb
1=Mr.&Mrs.発起人に問う。
>>165から書いてきてる内容は どこから出てきてるんだ ?
それをなぜ書かない ?
それがわかれば、わざわざ君の細切れコメントを読まなくても、出典にあたって 内容を知ることができるかもしれんのだよ。
先に情報を開示しろよ、もし出典を隠して小出しにして隠微な快感に浸るのが趣味でないなら。
「自分の文章ではない 」ものを書き写してるんだろ ?
そういう場合は「最初に出典を明示する 」のが常識ってもんだよ。
しかもワルツとは無関係な内容になってるしな。
出典をすぐに明示しないのなら、このスレをシベリウス関係の組織などに教えて、どう思うか訊いてみようか。
最後に「以上は○○からの情報です 」なんてのは、この件のような場合には 情報を弄んでるバカのやることだ。


179 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/21(土) 01:04:08 ID:8bb9zo2X
(>>177から続き )
この部分の荘厳な楽想は、シベリウスが友人のアクセリ・ガッレン=カッレラの死去に際して作曲した
1931年のオルガン曲「悲しみの調べ(葬送行進曲 )Op.111-b 」 に基づいていると思われ、
重々しいティンパニが葬送のリズムを刻む中、苦渋に満ちた楽想を繰り返しながら徐々にその苦悩の昂ぶりを鎮めつつ、
ハ短調から変ホ長調 → 変ロ長調 → ト長調へ転じ、フィヨルドの霧の中へ自分自身を少しずつ消し去るかのように、
浄化して終わりを迎えます。

第7交響曲の結尾部と同様、この第8交響曲の最後にも長い掛留が用意されています。
第7の場合には 最後の音で解決に導かれていましたが、こちら第8の結尾では長七の和音のまま
最後まで解決されずに終わります、しかしこれが あたかも未知の世界へ開かれた扉のように、
静かでありながら 誠に感動的な終結部でした。 ・・・実に素晴らしかったです。
(続く )


180 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/21(土) 01:11:29 ID:8bb9zo2X
(続き )
妻  「それで、アナタ そのシベリウスの“第8交響曲” 実際に聴いたの?」
私  「たしかに聴いた! 全曲終わったところで 余韻に浸る静寂が 1分近くもあって、 それは まるで聴衆全員で心を合わせていたかのようだった。 その後 少しずつ拍手が起こって 徐々に高まり、やがて一斉にブラボーが聞こえ・・・、 そこで 心地よく 目が覚めた。あー 幸せだったなー、インテルメッツォのワルツ可愛かったなー、もう一度聴きたい・・・」
妻  「なんだか 少しうらやましいような、でも やっぱりバカバカしいような・・・ それで一体 どこのコンサートホールで聴いたのかなw 」
私  「いや、NHK‐FMだったような気が。“オーストリア放送協会提供のテープ”だって藁科雅美さんがマイクのそばに口を寄せてゆっくり解説してる声の記憶まで 鮮明にあるから。ま、夢だからね。全部自己満足の妄想だってことは、いちいち“勃起人”さんに指摘されるまでもなく、すでに十分自覚しているのさ(哄笑 ) 」
妻  「あ、開き直ったわね ? ひとつひとつが貴重なレス番なんだから、こんなにも長く無駄な言葉を使って、しかも“夢落ち”みたいな無意味な話題で、 レスを埋めないで って、自分たちで言ってたじゃん。せっかく久しぶりにレスを頂けた >>178 と思ったのに、もー 非難轟々よ ! 」
私  「これでますます良識あるレスがつかなくなっちゃうかなw 」
(続く )


181 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/21(土) 01:16:08 ID:8bb9zo2X
(続き )
私  「えー それでは口直しに。今年1月 残念ながら閉店してしまった千葉市稲毛区のクラシックCD専門店 ブレーメン>>114 で、私たち発起人が最後に購入した、ジョージ・セル生誕100周年記念の貴重な(クリーヴランドO.自主制作盤 )7枚組ボックスから、 シベリウスの『第7交響曲(1965年ライヴ ) 』を今夜は聴いてから寝るとするか 」
妻  「まだ引っ張るのか シベリウス・ネタ。今夜も北欧のフィヨルドに想いを 馳せようってゆーわけなのね 」
私  「コレ、録音はいまいちだったけど緊張感のある名演だぞ。セル=クリーヴランドO.には シベリウスの録音が少ないけれど 第2番(1970年東京ライヴ )の超名演(Sony)盤などを通して、その演奏適性が高かったことを知らぬ者はいない。この第7番でも冒頭のティンパニの静かな迫力から特筆ものだし、後半のラルガメンテ・モルトに入る直前、例の全合奏によるfffのクライマックス一発なんか、うう、やられたーって感じ、鳥肌立っちゃうよー 」
妻  「んもー入手困難盤の自慢はいいから。アナタ、もの凄いスレチだって そろそろ気づいたらw 」
私  「えー、途中何回か中断しましたが、長々と“夢落ち”物語に おつきあいくださって どうもありがとうございました。ご不快に思われた方は、どうぞ ルカによる福音書第23章34節を 読んで頂きたいと思います 」


182 :名無しの笛の踊り:2009/02/21(土) 06:57:42 ID:4RH4YD46
なんだ夢落ちかwww
でも、「東京大学物語」の最終巻よりは 全然怒りがわいてきませんよ。
ここは2chなんだし。


183 :名無しの笛の踊り:2009/02/21(土) 10:07:21 ID:UIHvTN4t
>>182
自作自演?
それとも1=Mr.&Mrs.発起人と同類のキ印?
1=Mr.&Mrs.発起人は 自分の場所と他人の場所の区別がつかない馬鹿である。 都合が悪くなったから 急いで終わらせてゴマカシ、しかも笑いでごまこうそとする馬鹿。
センズリ野郎の1=Mr.&Mrs.発起人、うんこ撒き散らしてるなよ。
ワルツに関することも 自己満足のデタラメで いっぱいってことだ。
いいかげんクソスレやめろ。


184 :名無しの笛の踊り:2009/02/23(月) 22:39:40 ID:UqT7eYD6
以前から ここの 発起人ご夫妻様による会話には 注目しておりました。
特に 過去スケルツォ・スレにおける「未完成」論や、ハイドン作品のメヌエット楽章の解説等々は 楽しく、記憶に残っています。
また、発起人ご夫妻様へのレスも、その質が高かったことは 特筆すべき と、心得ます。
今回は 個人的にも40年来 愛好してきたシベリウスがテーマだったため、じっくりと読ませて頂きました。
第8交響曲に遺されているエヴィデンスは 私達シベリウス愛好家にとっては どちらかと言えば よく知られた史実ですが、発起人様が それらの情報も正確におさえながら、豊かな知識とイマジネーションを加味し、リアリティ溢れる知的なフィクションに仕立て上げられた手腕 >>157-181には、感服いたしました。
最初の>>157から、「これは妄想であり、夢の話である」と、発起人様は きちんと断ってスタートされていたにもかかわらず、その迫真の筆力に(うむ。あり得る、本当のことかも)と、途中で 思わず引き込まれていました。大拍手。
2CHへお書きになるには 勿体無いほどの文章のクオリティーです。 
これに 嫉妬なのか羨望なのか、汚いアゲインストが撒き散らされているのを目にし心が痛み、思わずエールを送らせて頂いたものです。


185 :名無しの笛の踊り:2009/02/23(月) 23:06:06 ID:lUuKAuhO
>>184のようなキ印が1=Mr.&Mrs.発起人と同類だからやってくるのか、それとも自作自演か?
いずれにしても、笑止千万の礼賛は創価学会員の池田大作礼賛に匹敵するおぞましいものですなwwwww


186 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/02/27(金) 20:02:47 ID:gK5ntGKx
こんばんは、発起人(妻)です。
>>182さん、レス ありがとうございます。
夫の妄想話を江川達也に比較してくださるなんて、光栄ですね。
でも わたしは「BE FREE ! 」までだな。
OL時代に、ラヴコメだと思って読み始めた「東京大学物語 」 - しばらくして 実はエロコミだったと気づいて
止めてから、もう読んでいません。

シベリウス愛好家の>>184さんからは この上もなく高いご評価を頂き、
夫も本望でしょう。心より感謝申し上げます。
皆さま、どうぞ ○ワルツについて ランダムに語ってください ね♡


187 :名無しの笛の踊り:2009/03/07(土) 00:19:18 ID:JPE8j2S1
ageてみる


188 :名無しの笛の踊り:2009/03/09(月) 15:51:07 ID:Di+zCSB7
内容がとても濃いので、なかなかレスはつけられなかったけど
「読み専」として楽しみにしていたのに・・・
ワルツ同好会、解散しちゃったのかな?  かなしいなあ。
発起人さん、また戻って来てください。
↑このレス、自作自演ではない。私は全く別人です。


189 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/03/09(月) 22:27:54 ID:kF4z6SyF
>>188さん  好意的なお言葉、どうもありがとうございます。
引き続き ぜひ語って頂きたいと思います。

花には、  水を
妻には、  愛を
ワルツ・スレには、 ランダムなレスを
心より お待ちしてます!


190 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/03/12(木) 00:14:08 ID:a5RKJm2L
発起人(妻)です、今晩は。
ところで。
>>188さん以外にも、“実は「読み専」”だった・・・っていう 
スケルツォ倶楽部、ワルツ同好会の会員さん、いらっしゃったのかしら。
実際にはどのくらい いらっしゃるのかしら・・・
いたら どうぞ 手をあげてー ! (コメント不記入でもいいですから「書き込む 」を押してw)
夫     「コラやめろよ、そんなこと呼びかけて“オマエの庭じゃねえぞ”とかって、また天敵の勃起人に叩かれるだろw」
わたし  「なにごとも自分を追い込まなきゃダメよ 」
夫     「進退を賭けてレスが無かったら、本当に解散せざるを得ないじゃん 」
わたし  「その場合は、支持が無かったわけだから、あーやっぱりね、って アナタも辞める決心つくでしょーが 」
夫     「・・・」
わたし  「fffおねがいしまーす、会員さん いたら返事してくださーい ! 」

・・・ で、ちなみに(最後の ? )BGMは、ウェーバー作曲「舞踏への勧誘 」プレトニョフ(D.G.)盤で。
主部のワルツ開始は 噴水の迸(ほとばし)るような大音量でSilvousplait !


191 :188:2009/03/12(木) 08:38:07 ID:emLLFVg3
はーい!  まず私から。
あと>>184の方は 私ではないので、このスレの読み専は2人以上は、います。

わたしごとで恐縮ですが......
私自身ブログ(その内容は クラとはまったくかけ離れているので 紹介は自粛しますが ) を書いていて、そうするとアクセスのログを見られるわけですが
(この日は何人の人が何回アクセスしたか、そしてそのアクセス元地域などが把握できる )そうすると、1日数人の人が どこからか、見てくれていたりする。
嬉しいんですよねー。それがたった2人でも。

ワルツ・スレに話を戻しまして。
実は 私にとっては けっこう このスレの内容は難解で、何回も読み込まないと わからなかったりするのですが、とっても楽しみにしています。
ご夫婦の会話の掛け合いが、特に好きです。

もちろんクラ板でお続けになって構いませんが、もし これが発展してホームページ・ブログ作成という展開になりましたら、ぜひアドレス教えてくださいねー。


192 :名無しの笛の踊り:2009/04/06(月) 22:39:16 ID:ljeE7+dW
ずいぶん長いアクセス規制だな


193 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/07(火) 21:41:04 ID:haEDPMO/
お久しぶり、発起人(妻)です。
半月ほど ワケわかんない「アクセス規制中 」とかで 一切 投稿出来ず、
ずっと失礼してました、スミマセン。
何より >>191の188さんがくださった 暖かいお言葉のレスと 貴重な情報に対し、
お礼が言えなかったことが 何より心残りだったので、あらためて 感謝申し上げます。

今のところ 夫も わたしも、「ホームページ・ブログ作成 」までは考えていません( >>57 )。
さ、アナタ なにか 音楽を選んで。


194 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/07(火) 21:44:03 ID:haEDPMO/
ご無沙汰してました、発起人(夫)です。
紳士的で謙虚な >>191の188さんには 私からも 深くお礼を申します。
たとえ貴方おひとりからしか ご支持の表明は得られなかったとしても、
>>168、>>170、>>182、>>184 みたいに「潜在的な」支援者さんが まだ いらっしゃるかもしれない。。。 なーんて考え、
もう少し 続けて 様子をみようかなと、家内とも意見の一致を見ました。

で、気を取り直し 皆様との 久々の再会を記念して 今宵のワルツは、
フーゴー・ヴォルフ作曲 “メーリケの詩による歌曲集”から、諧謔たっぷりの 
傑作歌曲「あばよ ! Abschied 」(約3分の短い歌曲 )。

歌詞(邦訳)は ↓こちら(梅丘歌曲会館さん )を ご参照。
○ttp://homepage2.nifty.com/182494/LiederhausUmegaoka/songs/W/Wolf/S542.htm
ここは クラシックの歌曲を愛好する方でしたら もう すでにご存知でしょうが、たいへん質の高い、わたしも大好きなサイトです。


195 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/07(火) 21:51:01 ID:haEDPMO/
(続き )
で、このヴォルフの曲が聴ける おすすめのディスクは、なんと言っても
神様D.F.=D.が リヒテルの伴奏で( ! )歌った、インスブルックにおけるライヴ(D.G.1973年 )盤です。
○ttp://tenant.depart.livedoor.com/t/baerenplatte/item4673697.html
このディスクは本当に素晴らしく、特に歌曲「炎の騎士 」における火事場の様子、半鐘が鳴り響く様子を表現する、
とことんぶち切れた歌唱の迫力、そして背後で鳴り響くピアノの激烈さなんか もう比類なしです。
もとい、歌曲「あばよ ! 」は、え この曲 無調 ? と感じられるようなシュプレッヒシュティンメ風な語りでスタートするものの、
とことん無礼な批評家を主人公が階段の上から蹴り落としてあげる辺りから 急速なワルツになだれ込み、
階段を駆け落ちる 文字どおり狂ったような猛スピードでのワルツのメロディを反復して唐突に終わりを迎えます。

妻  「これ最初のうち どこがワルツなのよ ! って思ったけど、ふふん この最後のところね。リヒテル、ホント凄い。この後 明らかに万雷の拍手があったに違いない ! って 思われる聴衆の反応が全部カットされちゃってるのが惜しいわ 」
私  「比較的最近ではボストリッジ(EMI)盤におけるパッパーノ(のピアノ )も かなり健闘していたけど、“イッちゃった(常軌を逸した )”時のリヒテルにかなう者は誰もいないだろー 」
妻  「ところで 同じ原タイトル Abschiedでも、マーラーだと“告別”で、 ヴォルフだと“あばよ!”なのね、 オモシロイ。じゃ、わたしの大好きな一曲“旅先で”を寝る前にもう一度 聴かせて頂戴ね ♡ 」


196 :名無しの笛の踊り:2009/04/07(火) 22:17:57 ID:i68vdlxJ
>発起人とその妻へ
スレの独占使用は基本sageでお願いします


197 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/07(火) 22:29:22 ID:haEDPMO/
>>196 アナタのような人が スレチでも書き込んでくださるおかげで、
このスレッドは 「独占使用」にはならないわけだ、ありがとう。
この次は ワルツについて ランダムに語ってください。

妻 「アナタ やめなさいよ、相手にするの、放置、放置 」


198 :名無しの笛の踊り:2009/04/07(火) 22:38:11 ID:i68vdlxJ
オナニースレなら 上げることもないでしょ?
自己顕示欲が強すぎますね


199 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/09(木) 20:27:37 ID:jt1wxrrZ
発起人(夫)です。
私  「それじゃ 今日も オナニースルか >>198 」     
妻  「わたし、アナタに オナニーなんか 絶対 させないよ」   
私  「(激しく萌え )うむ、よく言った ! 」
妻  「なんで ぱんつを下ろしてんのよ それは後でしょ、お馬鹿ね(叩き ) 比喩的な意味だよ。メタファーだっつーの 」     
私  「スマン、自己顕示欲が強すぎたw 」

妻  「・・・で、一昨日 ヴォルフが凄かったリヒテルのワルツには、他にも何かないかなーって 期待しちゃう。やっぱショパン ? 」
私  「(ベルトを締め直しながら )そうだな。もしリヒテルが ショパンの『ワルツ 』全曲録音を残していたら きっとベストセラーだったろうな。でもワルツ集からのレパートリーは たしか抜粋5~ 6曲くらいだったかな、リサイタルでも決まった曲しか弾いてないんだよ 」 (続く )


200 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/09(木) 20:28:56 ID:jt1wxrrZ
(続き )
妻  「・・・あら残念。で、そんな中でも お勧めは ? 」
私  「後期リヒテルのライヴ録音の中で おそらく最も凄まじいショパン演奏のひとつが 1988年 プラハ・ライヴ(PRAGA )盤。特に冒頭の 練習曲第4番嬰ハ短調 Op.10-4が聴きものだ。リヒテルさん 何かあったんですか? と尋ねたくなるほど過激で 高速な弾き飛ばし、ミスタッチなんか一切気にせず 一気呵成に駆け抜けてゆく。さらに“木枯らし”も凄い。ちなみにc/wのスクリャービン(1972年 )も また実に濃い演奏・・・ 」
妻  「(舌打ち )また似非評論家風のディスク・レヴューになっちゃってるよ。ワルツのお勧めを訊いてたんですけど、わたし。 」
私  「反省・・・ 」
妻  「(ためいき ) sageっていいかも 」


201 :名無しの笛の踊り:2009/04/10(金) 01:19:27 ID:/NHjfeJ1
ウィンナ・ワルツは2拍目が遅れるんだっけ ? 3拍目 ?


202 :名無しの笛の踊り:2009/04/10(金) 07:40:07 ID:tWJrZppR
ん ? 2拍目が早まるのでは ? ? あれあれ、どっちだっけ。
タッタッタ♪(標準ワルツ )に比べ
タタッッタ♪(ウィンナワルツ )と聴こえるような気がするけど。
ウィンナワルツでのセカンドヴァイオリン、ヴィオラパートは憧れですね。
あのリズム打ちをやってみたいけど、日本人の私にはついてけません。


203 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/12(日) 16:16:49 ID:twJO0Vzt
>>201-202さん、発起人(夫 )です。
ウィンナワルツの特色あるリズムについて、という当スレッドにとっては重要なポイントとなる話題、どうもありがとうございます !

そういえば 金子建志氏の文章に 興味深いコメントをみつけました。
「クラシック ディスク・ファイル(音楽之友社 ) 」より、以下 無断で引用。

ウィンナワルツは 楽譜としては概して単純なものだが、仮に一拍を三等分するような形でコンピューターで再現したとしても、全くウィンナワルツにはならない。 よく知られているのは、二拍目にアクセントが来て、リズム的にも やや前に来ること。そしてウィーンのオケでは その際、かなり元弓を使って、擦る感じではなく、スタッカーティッシモ的に、鋭くぶつけるように弾くことによって、あの弾(はず )んだニュアンスを出す。
(続く )


204 :名無しの笛の踊り:2009/04/12(日) 16:24:16 ID:4WdNo9ZD
親切なんだか 不親切なんだか わからんスレだなw
(続く)なんてせずに、「○○でググれ 」でいいんじゃね ?


205 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/12(日) 19:27:17 ID:twJO0Vzt
>>204 ≠ >>201-202さん と思いますが、ご意見ありがとうございます。
金子氏の文章は「カルロス・クライバーのウィンナ・ワルツには ラテン感性の直感的閃きが生きている 」
という主旨のコラムなんですが、ソースがネット上に存在するものではないので、
私が本を読みながら アナログにも 打ち直しているのですよ。ですから 時間もかかるのです、ご容赦を。

・・・で、もとい。
( >>203の続き、金子建志氏の文章から抜粋 )
バルセロナ・オリンピックの時に スペインで行なわれたガラ・コンサートのライヴだったと記憶しているが、
会場から起こった拍手が やがて手拍子に変わった。それが 同一のアクセントが連続する単純な一拍子なら驚かないが、
(その時の)スペインの手拍子は 三拍子! それも均等の正三角形ではなく、
明らかに そのアクセントやニュアンスにメリハリのある、生きた三拍子を、  
会場全体の聴衆が一体となって叩いたのだ。何と素晴らしい、リズムだけによる素のワルツであったろうか!
筆者は 三拍子を体系的に研究したわけではないが、どうもウィンナ・ワルツのリズムは、
実は ラテン的な影響の方が強いのではないかと、その時に感じたものだ。
(続く )


206 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/12(日) 19:29:03 ID:twJO0Vzt
(続き。もう一ヶ所、同じく金子氏の文章から抜粋 )
ちなみに バルビローリの指揮したマーラー「5番」のスケルツォは、イギリスのオケなのにもかかわらず、
最も“ウィーン風の”演奏になっている。
クライバーのワルツが、あれほど直感的な閃光としてウィーン的リズムを放射するのも、
カルロスが その成長期をアルゼンチンで過ごし、ラテンの感性を 自然に吸収したことと
関係づけて考えられるのではないだろうか。
少なくとも、ウィーンの伝統だけに すがっていれば善しとする -言葉で言うなら 訛りだけが勝負- というような
安直な土産物屋的商売の姿勢ではない、新たな活性化が行なわれた結果であるのは 確かであろう。


207 :名無しの笛の踊り:2009/04/12(日) 22:21:04 ID:ZopWM/om
そうそう、スペインの拍手は 3拍子なんですよねー。
カルメン役ジュリア・ミゲネス・ジョンソン、ドン・ホセ役にプラシド・ドミンゴの映画「カルメン 」で、ヒロイン登場の前後に、昼休みの憩いで広場で民衆が踊る場面があり、踊り終わった後に自然と皆が手拍子を始める。その手拍子が3拍子だったのが、とても印象的でした。
「なんてリズム感のある国民なんだろうー 」と、はっとしたのを覚えています。


208 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/14(火) 23:58:49 ID:seLGh/oh
今晩は、発起人(妻 )ですっ。
スペインといえば アンダルシア出身のフラメンコの名ギタリスト、パコ・デ・ルシアの演奏を聴くと、
パーカッションの代わりに しばしば複数名のハンド・クラップだけで リズム・セクションを構成しているもの
(たとえば 「あかがねの肌 」、「アルモライマ 」、「アンダルシアのルーツを求めて 」、「弾丸通り 」 etc.) があり、
まさにスペインの三拍子を生かした(ときには同時に、ときには交互に )独特の高揚するリズムに乗せて
弦の上を旋回する指先がホント カッコいい !  
傑作アルバム「“Cositas Buenas(2004年)”」以来、最近は以前ほど新譜のリリースがなくて ちょっとさびしいんですけど、
パコのアルバムはどれもハズレ無しですから。クラ板の皆さんも ぜひ 聴いてくださいねー。
(続いちゃう )


209 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/15(水) 00:02:37 ID:zT+XLd25
(続き )
夫    「あまり詳しくはないけど、パコ・デ・ルシアに クラ素材のアルバムがあったよな 」
わたし 「“Interpreta A Manuel De Falla(1978年 )”ね。ファリャの作品を演奏したアルバム。パコのグループによるアレンジなんだけど、聴いてると ファリャの楽想の原点って 実はこちらだったのでは ? なーんて錯覚してしまうほど むき出しの迫力なんだよ。“火祭りの踊り”なんてプリミティヴな凄さが出色。コレ聴いちゃったら、もー RCAのルービンシュタイン盤なんか ブクオフ行き確実 」
夫    「いや、それなら もうとっくにユニオンへ払い下げてるしw って、そーでなくて、クラシックのオリジナル曲をパコが演ってるディスクがあったよな 」
わたし 「あー、ロドリーゴの“アランフェス協奏曲(1991年 )”ね。基本的には楽譜どおりに運ばれてるんだけど、ギターの語り口やスピード感が 普通のクラシック・プレイヤーによる演奏とは一味違う素晴らしさなの。作曲者自身の監修によるディスクで、ジャケット写真にも パコと一緒に御大ロドリーゴが写ってるよ。
○ttp://www.hmv.co.jp/product/detail/583155
わたし 「作曲者公認の演奏ってわけなんだけど、これがまた独特で 冒頭 ギターのカッティング・リズムなんか超個性的。イエペス盤やJ.ウィリアムズ盤等で聴ける、たぶん正統な演奏って “タン・タタ・タン、タン・タタ・タン、タッ・タッ・タッ・・・ ” なんだけど、パコの刻むリズムをよーく聴くと、違うのよ(CDスタート ! )ほら“ タン・タタタ・タン、タン・タタタ・タン、タッ・タッ・タッ・・・ ”でしょ ! 二連がはじけて三連に飛び散ってるみたいじゃない。これについて語ってる人の文章に わたし出会ったことないけど、ここが絶対イイのよ。ここスペインの手拍子なのよ、これがイイのよ ! 」


210 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/15(水) 00:05:19 ID:zT+XLd25
発起人(夫 )です。
スペイン音楽独特の三拍子リズムを取り込んだ楽曲と言えば >>207さんも挙げてくださった ビゼー(「カルメン 」 )以外にも、
もう少し後の世代の ドビュッシー(「イベリア 」 )や ラヴェル(「道化師の朝の歌 」、「スペイン狂詩曲 」、「ボレロ 」なども )など、
フランスの作曲家に多いんですよね。中でも 私が好んで聴くのは、シャブリエ作曲の狂詩曲「スペイン 」。
タイトルそのまんまですけど。
一度聴いたら決して忘れられない、管弦楽でギターの爪弾きを模した 弦のピチカートによる3/8拍子の不思議なリズムでスタート。この音型が曲の基本リズムとなるわけですが 速い3拍子×2 = 6拍(とんとんとん、とんとんとん)と、
2拍子×3(とんとん、とんとん、とんとん)=6拍 とに 数えるもの。
このリズムに乗せて、リズミックなメロディ、流麗なメロディ、そしてワルツ調の美しいメロディが次々と惜しげもなく投入されます。
徹頭徹尾とにかく明るい。とにかく楽しい。そして眩しい。太陽のようにキラキラしてる。
これほどまで暗さが排除された音楽もめずらしいのでは ? (続きます )


211 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/15(水) 00:07:39 ID:zT+XLd25
(続き )
シャブリエの狂詩曲「スペイン 」には古い録音におもしろいディスクがたいへん多く、
迫力のアタウルフォ・アルヘンタ(Decca)盤、
メリハリの効いた 貫禄のカラヤン/フィルハーモニア(EMI )盤、
ひたすらザクザクと気持ちよく突き進むポール・パレー(Mercury )盤、
凄みさえ感じる勢いのイーゴリ・マルケヴィチ(D.G. )盤、
中間部チェロとハープによる分散和音の上に乗っかるトロンボーンのマルカートなフレーズに
思いきりグリッサンドかけて思わずズッコケるアンセルメ(Decca)盤のほか、
原曲を偲ばせるアルド・チッコリーニによるヴィルトゥオーゾなピアノ(EMI )盤、
意外なところでは神谷百子さんの木琴( ! )によるアレンジ・ヴァージョン(PHILIPS )盤なんか超カワイイ !
これもかなり楽しめます。


212 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/04/15(水) 00:12:19 ID:zT+XLd25
発起人(妻)。
スペインの三拍子から連想して、バーンスタインのミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー 」の有名なナンバー「アメリカ 」!
ここでも、上記 スペインのリズム(3-3-2-2-2 )が しっかりと使われているのよ。
夫   「・・・それは ちょっと飛躍しすぎでは。シェイクスピアの“ロミオとジュリエット” の舞台を ニューヨークに移した往年の大ヒットミュージカルに、スペインのリズムは無いんじゃないかって ? 」
わたし 「いやいや。このミュージカルって ストーリーの横軸こそシェイクスピアだけど、物語の背景となる縦軸には 人種問題があるの。この“アメリカ”で激しく三拍子のリズムに乗り手拍子を打って歌い踊る、マリア( = ジュリエット )側シャークスの人種(民族 )って、実は スペイン語系のプエルト・リコからの移民 という設定なんだよ 」
夫    「(絶句 )さすが バーンスタイン、そこまで考えていたのかな ? ! 」
わたし 「 “ウェスト・サイド・ストーリー”、久しぶりにDVD観ましょうか ♡ 」
夫    「アンダルシアのビール、クルス・カンポ を冷蔵庫に入れておいたよ。そろそろ 冷えたビールが美味しい季節 になってきたなー 」
わたし  「あら めずらしい。グラシャース ! !(グラスを取りに行く ) 」


213 :名無しの笛の踊り:2009/05/01(金) 12:00:47 ID:tMlVUaQW
ワルツは二拍子


214 :名無しの笛の踊り:2009/05/11(月) 21:50:20 ID:kdJSoujX
星影の悪つ


215 :名無しの笛の踊り:2009/05/24(日) 08:39:58 ID:wH9ZvAmN
バルビローリの「金と銀」(プロムスのライブ盤)
何と聴衆のハミング付
演奏も最高


216 :名無しの笛の踊り:2009/07/22(水) 20:48:52 ID:0s4qw23q
ヨハン、行きまーす ! ! 


217 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/07/22(水) 23:36:43 ID:a9BHLBfh
発起人です。大阪へ出張でした。
夫    「ただいまー、今 帰ってきたぞ~ 」
わたし 「おかえりなさーい、今回は長かったわね。ご苦労さま、お土産は ? 」
夫    「ほら、千寿庵吉宗の“みたらし たれうさぎ” 」
わたし 「なに これっ・・・ か、かわいーっ ! 」
夫    「このうさぎ。こう見えて、実は みたらし団子なんだよ 」
わたし 「ははーん、みたらしダレは 別袋か何かに入ってて、食べるとき お団子にかけるわけね 」
夫    「ふふん、それがちがうんだな。だまされたと思って このまま食べてみろよ 」
わたし 「 ? (食べる )・・・きゃーっ、ほいひー(おいしい )! 」
夫    「団子の中に みたらしダレが仕込んであるという、われわれ関東人にとっては 逆転の発想に、超びっくりだろ。しかも美味い ! 」
わたし 「もぐもぐ、コレはチャイコフスキー交響曲第1番“冬の日の幻想”第3楽章のような お菓子 と言えるわね 」
夫    「ほお。。。 で、その心は ? 」(続く )


218 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/07/22(水) 23:37:29 ID:a9BHLBfh
(続き )
わたし  「チャイコフスキーの記念すべき最初の交響曲のスケルツォ楽章は、中間部のトリオが なんとワルツなのよね 」
夫     「なるほど。実はワルツ大好きのチャイコフスキー。第5や第6交響曲では スケルツォ楽章の主部に 堂々とワルツを導入するけれど、まだ第1番では控えめに トリオ部分で その姿をチラッと見せるだけとは。うーん、まさに “みたらしたれうさぎ”に姿を隠している “みたらしダレ” というわけだな。 しかも稀少なことに、これは大阪地域でしか買えないお菓子なんだからなっ 」
わたし  「あ、ほら見て、インターネットで これ お手軽に買えるみたいだよw
○ttp://item.rakuten.co.jp/tokaikiosk/11-san-7223/ 」
夫     「なーんだ(ため息 )。。。 むむむ、チャイコフスキーの交響曲第1番の終楽章を、スヴェトラーノフ(ライヴ キャニオン )盤の 激しくティンパニが炸裂する演奏で、なんだか無性に聴きたくなってきたぞ、と 」
わたし  「わたしは お茶がほしくなってきたぞ、と 」 


219 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/07/22(水) 23:40:11 ID:a9BHLBfh
発起人。
わたし  「さて・・・。今回は 2か月以上も アクセス規制を受けていました、残念です。 一体 何なんでしょう、ここは ? 不快でなりません。この調子なら、きっと これからも 邪魔されるのでしょう 」
夫    「私たちは、たとえば“執拗な同じ言葉の繰り返し”とか、“無意味な書き込みの繰り返し”、とか、“埋め立て”、いわゆる“1000取り” など、無駄な投稿は 一切してきませんでした。 いえ、むしろ このスレを立てた以上は 責任をもって途切れさせぬことを心がけ、話題を提供し、誠実にレスを返し、これでも一生懸命盛り上げようとしてきたつもりでした(涙声 ) 」

わたし  「でも この2chクラ板の管理人にとっては、多分 私たち夫婦のブログ状態になってることが オモシロくないんでしょ(鼻息 ) 」
夫     「“ばらの騎士”について語り、“ラ・ヴァルス”について語り、そして“もしシベリウスの第8交響曲が焼け残っていたら…”というフィクションを語り、この後は・・・ ヨハン・シュトラウスのワルツを夫婦の会話で 作品番号順に語っていく、という企画も用意していたのですが - 」
わたし  「もう何だか うっとうしくなってきちゃったのよね 」


220 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/07/22(水) 23:42:50 ID:a9BHLBfh
夫     「2chクラ板には ホント失望しましたね。尤も たとえ僅かでも期待してた私たちの方が 輪をかけてバカだったということで、今度こそ 本当にお別れです 」
わたし  「はい、おバカなわたしたち。もう二度と帰ってきません 」
夫     「でも。ブルネロ先生はじめ、>>184 >>188さんなど、スケルツォ・スレの頃からも含め、 私たちのようなバカ夫婦に付き合ってくださった 少数の支持者の皆様には、心より感謝を申し上げます 」
わたし  「じゃ、最後のワルツは 名匠ロベルト・シュトルツ作曲、喜歌劇“失われたワルツ”から、 二重唱 “2人の心は3拍子(ワルツ )に乗せてZwei Herzen Dreivierteltakt ! ”」
夫     「はい。これにて スケルツォ倶楽部 & ワルツ同好会 解散 ! 」
二人   「バイ・バーイ」

221 :1=Mr.&Mrs.発起人:2009/07/22(水) 23:53:19 ID:a9BHLBfh
(カーテンコール )
私たち夫婦に好意的だった皆さま、
次回は、2ちゃんねる以外の どこか別の場所で おめにかかりましょうね !
きっとね ! !


222 :欠番


223 :欠番


224 :名無しの笛の踊り:2009/07/24(金) 07:44:51 ID:GCQ6Y4ep
ブログ作ったら、知らせて下さいね~ ! >発起人様






・・・こうして わたしたち発起人夫婦は、本ブログ「スケルツォ倶楽部 」を始めることになりました とさ。

シュローダーとルーシー
記念すべき 第一回は ⇒ こちら

わたし 「さて と・・・どうやら登録は出来たみたいだけど これからどうするの 」
    「夫婦二人とも ITに不慣れだから、よくわからないなー 」
わたし 「・・・って、何よ? “何とかする”って、言ったのアナタでしょうーが(ぷんすか ) 」
    「“何とかなるだろ”って言ったんだよ 」
わたし 「ホント 無責任なんだからー 。 何か 音楽をかけて頂戴 」



↓ 清き一票を
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ
にほんブログ村
blogram投票ボタン
人気ブログランキングへ
Club Scherzo, since 2010.1.30.

関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)