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スケルツォ倶楽部 
Club Scherzo
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2ちゃんねる クラ板 ‐ 回顧掲載
「○ワルツについて ランダムに語ってください
前篇 001 ~ 098 


2ちゃんねる (2)
 “スケルツォ倶楽部発起人(夫婦 )ネット・デビュー10周年記念 !
 “スケルツォ倶楽部”の前駆体だった 2ちゃんねる(クラ板 )のスレッド - いよいよ 「○ワルツについて ランダムに語ってください 」 を 回顧します。

 ここまでの経緯と 2007年「スケルツォ・スレ 」初回記録は ⇒ こちらから

2ちゃん クラ板
ワルツについて ランダムに語ってください 前篇 

1 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/08(土) 17:22:47 ID:nkfEAw4r
ウィンナ・ワルツについてはもちろん、
記憶に残るニュー・イヤー・コンサートや 
ワルツの前駆体 レントラーやメヌエット、
交響曲やソナタ作品の スケルツォ楽章などもOK
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/classical/1196862655/
お気に入りの作曲家の舞踏楽曲について、
諧謔たっぷりに聞かせてください。ポルカも可。


2 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/08(土) 17:29:59 ID:nkfEAw4r
発起人(夫 )です。
これは、知る人ぞ知る スケルツォ・スレの続編です。
前のスレは「512kを超えているので書けません!」として             
まだ総レス数 680なのに ERRORになってしまいました。
どうぞ またお付き合いください。


4 :名無しの笛の踊り:2008/11/08(土) 21:18:53 ID:cLfHvIGw ?2BP(0)
>前のスレは「512kを超えているので書けません ! 」
テキストだけで容量オーバーとはすごい !


3 :名無しの笛の踊り:2008/11/08(土) 21:17:34 ID:V8ZateJ0
私は深く解釈して聴く才能はありません。好きで集めてきたわずかのレコードたちですが、チャイコフスキーのバレエ音楽から
「花のワルツ」にさりげなく好感があります。


5 :名無しの笛の踊り:2008/11/09(日) 02:55:02 ID:iTziA8px
圓舞曲


6 :555:2008/11/09(日) 11:24:11 ID:YxmayuW0
>>3
チャイコフスキーは ワルツの一方の雄ですね。
《花のワルツ》もいいけど、ここでは《白鳥の湖》の第3幕No.17
『招待者たちの登場とワルツ』。 優雅で気品があって豪華。


7 :名無しの笛の踊り:2008/11/09(日) 11:28:29 ID:wuDs5Snm
アパラチアン・ワルツとか


8 :名無しの笛の踊り:2008/11/09(日) 11:29:19 ID:wuDs5Snm
グランドワルツ「グリーン利根 」とか


9 :名無しの笛の踊り:2008/11/09(日) 11:38:19 ID:nSGJNTFq
ヨハン2の『シトロンの花の咲くところ』に最近ハマり中。
賑やかな曲というわけでもないのに、元気が出るぜよ♪


10 :名無しの笛の踊り:2008/11/09(日) 17:10:22 ID:14L2q6xD
>>1
乙です。ご無沙汰しております、旧ブルネロ(仮 )です。
前スレで心残りだったのが、モンテヴェルディのスケルツォについて・・・
聴いてから語ろうと思っていたのですが、まだ聴いてないのです。
ともかく、また ときどき書かせてください、宜しくお願いいたします。


11 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/09(日) 22:53:31 ID:R6ofTBk6
初めまして、発起人(妻 )です。
>>3さん ! さりげなく謙虚なお人柄と お察しします。
当スレの記念すべき最初のきっかけを どうもありがとうございます。
開幕にふさわしく チャイコフスキー「花のワルツ 」 ! 良いですよねー。
で、「アナタ、これについて 何か話題ある ? 」
夫    「“ロシアのワルツ王”とも呼ばれたチャイコフスキーのワルツの中でも5本の指に入る 極めつけの名曲だねい。有名すぎて 正直もうそろそろ耳タコだけど、ちょっと変わった演奏のディスクがありますよ、という話。
魅力的なワルツの“サビ”の部分(70~85小節部分の超盛り上がる旋律 )、
繰り返されるたび その音の高さは毎回同じ(もちろん楽譜上でも同じ )なんだけど、しかし唯一オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(RCA)盤http://item.rakuten.co.jp/book/3918879/ では、サビの旋律が繰り返される毎、2回目は1オクターヴ高く上げて演奏されているんだな。 この改編は(おそらく )オーマンディ盤だけに聴かれる独特のもので、その根拠は不明ながら、演奏効果の高さは聴いて知るべし、と言える 意外な素晴らしさ。 繰り返しを聴くたび、切なくなるほどの高揚感にきっと誰しも胸が熱くなります 」
わたし 「ふんふん、いい話題ね。で、元ネタは ? 」
夫    「実は数年前の レコ芸相談室で読んだ記憶から。一般からの質問に回答していたのは、たしか谷戸基岩氏でした」


12 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/09(日) 22:55:46 ID:R6ofTBk6
>>6の555さん、前のスケルツォ・スレ(の数少ない常連さん)の中でも 最も熱い男として強烈な個性を発揮していた存在でした。
よくぞここを探し出してくださいましたね。
わたし発起人(妻 )です、 これからも(いえ、どうぞ これからは 知ったかぶりが多い夫には お手柔らかに ひとつ ) よろしくお願いしまーすw

>>6 《白鳥の湖》出ましたね ! 
このバレエ音楽、チャイコフスキーの傑作ワルツの宝庫でもあるんですよね。
「招待された花嫁候補者たちの登場」のファンファーレには、舞台上の王子さま以上にドキドキしちゃいます。
でも わたしは、実は同じ第3幕でも黒鳥(オディーリャ)と王子との10分近くにもおよぶ 「グラン・パ・ドゥ・トゥ」の方も大好き。
導入部の、弦のボウイングでぐーんと弧を描くような魅力的なワルツのメロディに、 その後の展開(オディーリャの32回のグラン・フェテ・アン・トゥールナン、王子の16回のアントルシヤ・シス ! )を期待しちゃいます。


13 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/09(日) 22:58:08 ID:R6ofTBk6
>>7さん、発起人(夫 )です。
めずらしい曲のレス、どうもありがとうございます。
オ・コナーの「アパラチアン・ワルツ 」と言えば、
やっぱりヨーヨー(Sony )盤ですよね(これしか無いですよね )。
ちなみに エドガー・メイヤー、マーク・オ・コナーとの「アパラチアン・ワルツ」の続編「アパラチアン・ジャーニー 」が出た直後 これは妻のお気に入りとなり、 しばらく私達夫婦の日曜朝の愛聴盤でした。
バルコニーで聴きながら、ライ・ブレッドとサニー・サイド・アップでブランチ。

妻 「だって“アパラチアン・ジャーニー”には ゲストで、わたしの大好きなジェイムス・テイラーが参加してるんですもん。 J.T.は口笛で“ベンジャミン”、ヴォーカルでフォスターの“つらい時はもう御免”を余裕たっぷりに歌ってます。しかも 」
・・・って、この後 20行ほどに渡って 妻が愛好するシンガー・ソング・ライター、ジェームス・テイラーについて延々と語っているのですが、これ以上はスレチ自粛。全部カットさせて頂きましたw (夫 )。
妻 「ひどっ 」


14 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/09(日) 23:00:29 ID:R6ofTBk6
>>9さん、ヨハン・シュトラウスⅡ お初ですね ! 
発起人(夫)より、お礼 !
ワルツ「シトロンの花の咲くところ」に >>9さんが“元気が出る”理由は、
この逸話から まんざら偶然ではないかも。
「オーストリア軍とイタリア王国軍との軍事的緊張が残っていた時期に、シュトラウスⅡはイタリアへの演奏旅行に出発。トリノの王立劇場での演奏会で この曲を初演した当初は、何と“美しきイタリア”という題名だった。 翌年、オーストリア国内で演奏する時には ゲーテの“ヴィルヘルム・マイスターの修行時代”中の詩に由来する現在のタイトルに変更された 」 とのこと。
その有名な詩「ミニヨン 」
(君よ知るや南の国、シトロンの花咲き 暗き茂みに黄金のオレンジは燃え 
 風やわらかく青き空よりそよぎつ ミルテはしずかに ローレルは聳ゆ / 竹山道雄訳 )は、 ゲーテの理想郷(アルカディア)を思わせ、“イタリア紀行”の扉にも、 “われもまたアルカディアに ! ”と書かれているそう。
妻 「ふーん。で、“シトロンの花の咲くところ”って、本当は存在しない永遠の理想郷=アルカディアなんだけど、 実際にはゲーテ(とシュトラウスⅡ )は 具体的にイタリアを指したというわけなのね。 で、今回の出典は ? 」
私 「あ・・・はい、ナクソスの代理店アイヴィーの“シュトラウスⅡ全曲目解説”をふくらませて書きました ! 」
妻 「鶴間圭さん監修のアレよね。持ってる人、多いのよ。ウチにも何故か2冊あるしw」


15 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/09(日) 23:03:00 ID:R6ofTBk6
発起人(妻)です、
>>10の「旧(←爆)ブルネロ(仮)」先生、嬉しーっ。 よくぞ見つけてくださいました、 旧ブルネロ(仮)先生は、前のスケルツォ・スレでも超博識なチェリストで、その文章からにじみ出るお人柄も魅力的な常連さんでした。 これからもよろしくお願いします !
・・・で、「モンテヴェルディのスケルツォ 」ですって~ ?! 興味津々。
是非教えてください、期待してます♡ (夫からもよろしくとのこと ! )


16 :555:2008/11/10(月) 10:22:58 ID:HWKWn3Qt
>>12 <「招待された花嫁候補者たちの登場」>
そうですね。スコアには花嫁候補者の文字は書かれていないけど、
これが花嫁候補者たちの登場というのは、あの華やかなラッパのファンファーレからあきらかですよね。
だから『フィアンセ・ワルツ 』とも言われています。
ご指摘のNo.5『グランパ 』もいいですね。でも これは第1幕のものです。
王子がオディーリアと踊るのは、本当は やはり『フィアンセ・ワルツ 』。
こういった物語的部分はすっかり捻じ曲げられてしまっています。


17 :名無しの笛の踊り:2008/11/10(月) 18:44:59 ID:RiZxv2Fo
No.3です、はじめまして。発起人ご夫妻様、555様、みなさま
ありがとうございます。
闊達明朗なお話を 今後も拝読させてください。宜しくお願いいたします。


18 :名無しの笛の踊り:2008/11/10(月) 21:18:13 ID:vfGjfCsF
>>1
乙  スケルツォが他の楽章と一緒になっている曲
(フランク:d、サンサーンス3、ラフマニノフ3、シベリウス3・5)などはどうですか


19 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/10(月) 23:53:06 ID:V+5zW8ct
こんばんは、発起人(妻)です。
>>16の555さんのご指摘
  ≪ No.5『グランパ 』もいいですね。でもこれは第1幕のものです。
  王子がオディーリアと踊るのは、本当は やはり『フィアンセ・ワルツ』。
  こういった物語的部分はすっかり捻じ曲げられてしまっています。≫
・・・って、一体どういう意味なのかしら。
第3幕の黒鳥の「グラン・パ・ドゥ・トゥ 」がNo.5 って ? ぽかーん。
夫    「にやにや 」
わたし 「なに腕組んで笑ってんのよ ! むむむ、今夜は 低姿勢じゃないのね」
夫    「いやいや、555さんの鋭い突込みで、オマエも遂に白鳥の湖のふちまで追いつめられたのかと思うと。にやにや」
わたし 「どういうことか早く説明してよ!」
夫    「あいかわらず高飛車だな~w “白鳥の湖”で オマエの愛聴盤といえば 」
わたし 「(もじもじ・・・ ) 」
夫    「早く言えよ 」
わたし 「だってー、年齢(トシ )が露見し(バレ )ちゃう」
夫    「アンセルメ/スイス・ロマンド盤だろ ! しかもキング=ロンドンのLP盤 」
わたし 「むきー、図星 ! ぷんすか(怒 ) 」


20 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/10(月) 23:56:13 ID:V+5zW8ct
(続き)
夫 「でも、それが理由なんだ。“白鳥の湖”は、演奏の場合には指揮者の、上演の場合には演出家の、それぞれ勝手な改変が伝統となって、これほどの名曲であるにもかかわらず統一されず、混迷を極めてきた。1976年のプレヴィン盤で有名な 原典尊重とされたユルゲンソン版でさえ、現在は主流と言われる全集版と比べると相違が多い。氷山の一角だけど、第13曲“白鳥たちの踊り”などはその好例で、まずもってそのタイトルからして全集版では“全員の踊り”になっている。さらに調性も混乱していて、ユルゲンソン版ではイ長調だが、全集版では半音低い変イ長調。川崎高伸氏の分析によれば“クラリネットについては前後にA管を使っているので 全集版(変イ長調)のA管使用によるロ長調は持ち替えを避けるためと理解できるが、ユルゲンソン版(イ長調)のB管使用によるロ長調は 単に移調記譜が面倒くさかっただけとしか思えない。現場ではA管のままハ長調で吹かれるのだろう”だと ! タイトル、調性、楽器の他にも曲順、追加、カット、転用など“白鳥の湖”は それだけで一冊の本が書けてしまいそう。版ごとの相違など 比較研究した本が実際に存在するかも 」
わたし 「それで 黒鳥のグラン・パは ? 」
夫   「これは、555さんのおっしゃるとおり オリジナルでは5曲目に当たり、第一幕で王子と宮廷の若い女官、または廷臣の2人によって踊られたものと推察されているんだよ 」
わたし 「え、うっそー! 第3幕の黒鳥の踊りにドンピシャ ハマってるじゃないの。信じたくない~っ 」


21 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/11(火) 00:01:37 ID:cfC0ivTy
(続き )
夫    「1895年の歴史的復活再演、プティパ=イワーノフ版演出の時、この曲を舞踏会のシーンに移すことを、2年前に亡くなっていたチャイコフスキーの弟であるモデストも同意したとされている。そこで最初に黒鳥を踊ったピエリーナ・レニャーニという名バレリーナが 32回のフェッテを決めて成功させ、この上演自体の成功に貢献してからというもの、バレエ上演では“グラン・パ”を慣例的に第3幕に挿入するようになったんだな 」
わたし 「ホントだ、アナタの棚に並んでる“白鳥の湖”プレヴィン(EMI)盤では たしかに 第一幕第5番だわ 」
夫    「ほら、スヴェトラーノフ(メロディア)盤もだよ 」
わたし 「むむむ・・・ 私の愛聴盤だったアンセルメ盤、フェドートフ(Victor)盤、最近のゲルギエフ(Decca)盤、みんな揃いも揃ってプティパ=イワーノフ版だったわけね。 だから、今までずーっと 黒鳥の“グラン・パ・ドゥ・トゥ”が 舞踏会のシーンにあることに何の疑念も持たなかったんだわ、きゃー 恥ずかしい~(耳たぶまで赤面 ) 」
夫    「補足すると、アンセルメのはプティパ=イワーノフ版とも さらに違うオリジナル曲順で、カットも無茶苦茶多い。“アンセルメ版”だな、ここまでくると。 往年の名盤だし、他と比較するだけなら充分楽しめるよ 」
・・・うーん、とっても勉強になりました。 今回は、やさしい突っ込みの555さんには感謝です。 また教えてくださいねー !

で、今は スヴェトラーノフ盤の真摯な演奏で 第一幕第2番のワルツを聴いてまーす。ホラ、あの下降ピチカートで始まるヤツ。きれいですよねーっ !


22 :555:2008/11/11(火) 21:47:38 ID:eI6Auktq
詳細なフォローをありがとうございました。

<今回は、やさしい突っ込みの555さんには感謝です。>
今回は ? ? ? いつも優しいじゃないですか !(笑 )

<「アンセルメ/スイス・ロマンド盤だろ ! しかもキング=ロンドンLP >
ぼくも、この7枚組み(3大バレエ全曲盤!うっそー )を清水の舞台から飛び降りたつもりで買ったものです。 まあ、年がばれるかwww.  演奏はなかなかいいですね。でも なぜ《白鳥の湖》あれだけサボったのか ? 他の2曲は、まあまあの構成だったのですが・・・・・

<第3幕の黒鳥の踊りにドンピシャ ハマってるじゃないの>
御意 ! 僕も全く同感です。バレエとしては 全く最高のシチュエーションであり、
最高の踊りですね。

<きゃー 恥ずかしい~(耳たぶまで赤面)>
上記のように、まったく恥ずかしくないことです。
チャイコフスキーが作った『バレエ音楽物語』を、プティパが完璧な『バレエ』に仕上げたわけですから。


23 :名無しの笛の踊り:2008/11/12(水) 14:54:20 ID:0ktWZ16P
>>11
オーマンディの1オクターブには僕もしびれた。
今でも「花のワルツ」の愛聴盤だ。
チャイコフスキーのワルツには名作が多いけれど、しかし
ワルツと言えばR.シュトラウスの「薔薇の騎士」を忘れるわけにはゆかない。
オペラの中で、あれほどワルツで魅せてくれる作品は他にない。


25 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/13(木) 00:50:29 ID:QrdalqqH
>>18さん、きっかけを どうもありがとうございます。
併せてご意見も頂けると、もっと嬉しいでーす。

「スケルツォが他の楽章と一緒になっている曲」 ですって。
では フランクの「交響曲ニ短調」から。Oh,渋いですね !
第2楽章の冒頭、弦セクション全員の静かなピチカートの余韻を あたかも深めるように、ハープの和音が鳴っているところ ご存知ですよね。
新日本フィルの元主席ハープ奏者で、桐朋学園大学でも指導しておられる山口裕子さんのお話しを 以前読んだことがあります。
何の本だったかなー。
と、ただでさえ日頃から整理整頓された( ! )夫のツンドク文庫を もっとうんと散らかしてあげたら・・・ あ、上の方から落ちてきた一冊が。
これこれ - 「オーケストラの秘密(立風書房 ) 」。


26 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/13(木) 00:52:37 ID:QrdalqqH
(続き )
山口裕子さんのお話は、「オケの中でハープを弾くとき、その微妙なタイミングに細心の苦労をする」 というもの。「弦・管・打の各楽器が 同時に鳴らされた場合、実はハープの音の立ち上がりが最も速いので、よほど慎重に溜めて 出ないと、客席の位置から聴いたときには、まるでハープだけ飛び出したかのように 聞こえてしまうコワサがある 」と。ふんふんって、うなづきながら読み進めます。で、そのコワサも極めつけなのが、フランクの交響曲 第2楽章なんだそうです。
前述の「音の出のタイミングを心配するだけじゃ済まなくて、細心の注意を払って一音爪弾いたら、即 次の音を準備するときに 雑音を出さないように適度な音量とバランスで、 尚かつ邪魔な余韻やノイズをさりげなく消しつつ弾かなくてはならない 」。
実は普段そこまで意識しないのに、このフランクの第2楽章を弾くときだけは、
「ハープは撥弦楽器つまり全部ピチカートで弾いている、と思い知らされる」とのこと。
そんなハープ奏者の苦労をしのびながら、若き鬼才と呼ばれていた頃のマゼール/ベルリン放送So.(D.G.)盤で聴くと、また違った角度から発見があったりして。


27 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/15(土) 02:01:46 ID:7HH9f4ue
今晩は。>>23さん、ご意見ありがとうございます。 発起人(夫 )です。
R.シュトラウス「ばらの騎士 」ワルツ、早くも出ましたね !
第2幕のオックス男爵のワルツは、こちらの方があまりにも有名になってしまったので 知名度でこそ押され気味ですけど、もとはヨゼフ・シュトラウス「ディナミーデン 」の旋律であることは、R.シュトラウス自身も認めているので もう先刻ご承知ですよね。
・・・で、今夜の話題は イギリス音楽と名指揮者ジョン・バルビローリとをこよなく愛する 藤野竣介氏の選んだ 「はずせないこの1枚 」が、「ウィーンのプロムナード・コンサート(“Viennese Prom Concert”EMI ) 」だったこと。
これは、バルビローリが手兵ハレ管弦楽団を率いて録音したウィンナ・ワルツを中心としたプログラムですが、あまり知られていないレコードでした。
以下、藤野氏の文章から引用させて頂きます。


28 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/15(土) 02:05:37 ID:7HH9f4ue
(続き )
「正統派か否か・・・、イギリスのオーケストラでは・・・などと言い立てるのは野暮というもの。バルビローリのリズム・アクセントは正統派だ。聴く人を喜ばせる道楽を、誰よりもバルビローリ自身が 上機嫌で楽しんでいる。(略)1953年にプロムスに初登場したバルビローリ=ハレ管弦楽団は 輝かしい大成功を収め、以来 ロンドンの夏の風物誌の常連になった。そしてプロムスでの一連のハレ管弦楽団の呼び物が、R.シュトラウスの『ばらの騎士 』ワルツで締めくくられる『ウィーンの夕べ 』だった。 この1966年録音のL.P.タイトルが“Viennese Prom Concert”なのもそのため(略 )。66年盤に収録されているのは『美しく青きドナウ 』、『雷鳴と電光 』、『ジプシー男爵 』序曲、『常動曲 』、『ラデツキー行進曲 』、『シャンペン・ポルカ 』とレハールの『金と銀 』、そして『ばらの騎士のワルツ 』、これらを普段着でサッとやっつけた、という雰囲気で、こちらも心の行儀を崩して聴いていられる。機嫌がよすぎて、演奏のタガがいささか緩んでいるのもご愛嬌と、アバタもえくぼを承知で、言ってしまおう(以下略 )。」
 ・・・バルビローリの振る「ばらの騎士 」には定評があり、EMIではこの楽劇の全曲を1956年のカラヤン以来 久しぶりに録音する企画まで立てていながら、マエストロの急逝で惜しくも実現に至らなかった と言う話も。
このハレ管弦楽団との1966年のスタジオ録音(EMI )盤での“「ばらの騎士 」の音楽”は、 楽劇全曲からの聴き所をワルツ中心に編まれたもので、冒頭からバルビローリの気合の入った唸り声、スピーカー右側から はじけ飛ぶ低音弦の鋭いピチカートと共に精力的に始まります。
オックス男爵の“お約束の”ワルツが始まるのは、04:24頃からですが、以降は有名な「銀のばら献呈 」の音楽をはさんで、蜜のように甘いワルツが延々と続きます !


29 :名無しの笛の踊り:2008/11/15(土) 22:42:42 ID:rnORXHU0
「ばらの騎士 」(「薔薇の騎士 」という表記は角張ってて好きになれません、どうでもいいことですが「蜘蛛の饗宴 」も同様 )の作曲者自身のワルツ・ポプリはどうしてあまり演奏されないんでしょうか ?
昔の指揮者はみんな自分で書いちゃうし、最近の指揮者はロジンスキ編の組曲ばっかりやるし(あれは名編曲だとは思いますが )。この正当性重視のご時勢になぜ?


30 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/17(月) 01:27:39 ID:cG6VtgVJ
こんばんは、発起人(妻 )です。
>>29さん 尤もなご指摘、相当お詳しい方とお察しします。
作曲者自身、楽劇“ばらの騎士”から このワルツを抜き出してワルツ第1番(1944年 )、ワルツ第2番(1934年 )を編曲しているのだそうですね(でも “第2番”が“第1番”より10年も早い理由って・・・ ? 謎だわ )。
ロジンスキーの“名編曲”は1945年R.シュトラウス公認の新編として出版された組曲だそうで、近年ではプレヴィン/ウィーンPo.(D.G.1992年 )盤      http://www.hmv.co.jp/product/detail/141513
が、演奏の質も含め 比較的メジャーなディスクなんじゃないでしょうか。
・・・て言うか わたしが知ってる音盤自体、実はコレだけなんですが(白状 )。


31 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/17(月) 01:29:42 ID:cG6VtgVJ
(続き )
夫   「たしかに、有名なライナー/シカゴSo(RCA)盤やケンペ/SKD(EMI)盤などは 指揮者自身の編曲版である とのクレジットが。
ちなみに バルビローリ/ハレ管(EMI 1966年)盤>>27-28は 実は誰の編曲によるものかクレジット無く(約12分の演奏時間 )、 これは 現在比較的入手し易いロイヤル・アルバート・ホールにおけるバルビローリ1969年のプロムスの熱気溢れるライヴ(BBC )盤に比べると、約半分の演奏時間(BBCライヴ版は21:03 )しかない 」
わたし 「ふんふん 」
夫    「プロムスでの使用楽譜はロジンスキー編曲版で間違い無さそうだけど、スタジオ録音の短い演奏の方は何版であるか特定できないんだ。ひょっとして コレこそが作曲者自身による編曲なのかな ? 」
わたし 「夫も私も そこまで詳しくなくて、スミマセン。知ってる方、どなたか どうぞご教示を。作曲者自身による2つのワルツが聴ける音盤の存在を教えていただけるとスゴクうれしいかもっ 」
夫    「私からも お願いします」


32 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/17(月) 01:31:42 ID:cG6VtgVJ
(続き )
夫   「さて、他にR.シュトラウスのワルツと言えば、やはり“ツァラトゥストラ”の“舞踏の歌 Das Tanzlied ”の熱狂が思い出されますが、最近 タワーでRCA音源によるオリジナル復刻CD、プレヴィン/ロンドンSo(1969年)による “ミュンヘン-記念ワルツAV.125”なる 珍しい1枚を入手」
わたし 「早速 聴きました ! 」
夫   「海保有香氏のライナーによると、もともと1939年ある映画のための音楽として作曲されたものの 映画がポシャったため、6年後“記念(追憶 )のワルツ”という副題をつけて 改めて発表。 しかしその改訂版スコアは、シュトラウスが亡くなる3ヶ月前の85歳の誕生日に、バイエルン国立図書館に献呈( ?ライナー原文のママ )された - とのこと。 1951年に やっとウィーンで初演されたが、録音されたのは このプレヴィン盤が初めてなのだそう 」
わたし 「主に弦が奏でる濃厚な旋律に、木管・ホルンが絡みつくR.シュトラウス特有の“ばらの騎士”に共通するスタイルがしっかり聴き取れます 」
夫   「昨年、ファビオ・ルイージ/DSKによる“英雄の生涯(sony)”を聴いて、一つ思ったことが。 」
わたし 「ふんふん、語りたいのね。いいんじゃない ? 」


33 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/17(月) 01:35:07 ID:cG6VtgVJ
(続き )
夫   「では。ザヴァリッシュがN響で試みた企画同様、ルイージもここでは原典版の“オリジナル・エンディング”を採用したわけなんだが、ピアニッシモの独奏ヴァイオリンを活かしながら穏やかに消え行く - という興味深い終わり方で、現在定着している通常版に比べると 派手さこそ失われるけれど 決して悪くないんだな。
わたし 「ふんふん 」
夫   「で、作曲者自身はどう考えていたかと言うと、周りから勧められて作り直したものの、その改定版を指して“これじゃ国葬じゃろが”と、自身揶揄していたそう(ライナー byトビアス・ニーダーシュラーク )だし、もともと最初に書いていたエンディングの方がドラマの流れという観点からも論理的で筋が通る、と録音に際してルイージも熟考した上での採用だったそうだ 」
わたし 「へー、そうだったの。シュトラウス自身も、実は 決めかねていたのね 」
夫   「マーラー第6の中間楽章の順序も同様だけど、作曲者が最終的な結論を出す前に寿命が尽きてしまうことだってある。“白鳥の湖”だって、チャイコフスキーの意図とは関係なく、劇場側の都合で改ざんされた上、それが定着してしまった。そういうことだってある 」
わたし 「“結果が良ければいいじゃん”っていう意見をよく聞くけど、原典に当たって実際の音として聴くことが難しい曲も多いわけだし、その点 わたしたちみたいな一般人は 判断しようにも絶対 不利なのよね 」
夫   「“ばらの騎士”の第1、第2ワルツも作曲者自身のオリジナルなわけなんだから、本当は もっと重視されて然るべきだろ。ロジンスキー版の演奏が多いのは、単に習慣(伝統?)や 惰性で演(や)ってるのかも。“ミュンヘン・ワルツ”の発掘と録音や、“英雄の生涯”原典版の逸話・録音の話題を知るにつけ、もっと将来から見たら、今なんか 実はまだR.シュトラウス研究も端緒が開けたばかり、と言えるものかもしれないぞ 」
わたし 「音楽って、ホント奥が深いよねー 」


34 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/19(水) 00:12:02 ID:wTLJTjWM
こんばんは、発起人(妻 )です。
“ばらの騎士”ワルツ第1番、第2番>>29-30が 気になってしようがないので検索してみたら・・・あ、みつけた !
わたし 「あなたーっ、ばらの騎士ワルツが聴けるディスクあったよー ! 」
夫   「え、どこのオケ、誰の指揮だ~?」
わたし 「ブロムシュテット/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管(Decca)盤よ、2005年に国内盤が出てるのー」
夫   「ふんふん、そうか やっぱりオレのCD棚にあったか。そう言われてみれば買ったような気が」
わたし 「んなわけないじゃん、Amazonでみつけたんだよ !
http://www.amazon.co.jp/R-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B9-%E3%81%B0%E3%82%89%E3%81%AE%E9%A8%8E%E5%A3%AB/dp/B000793AOW
・・・どーして自分の買ったCDと そうでないCDとの区別もつかないかな ? そんなんだからロクに聴きもしないのに ルセの“スターバト・マーテル(ペルゴレージ )” をまた買ってきちゃうんだから。 同じCDが3枚になっちゃったじゃないのよ、もったいないなー(苛 ) 」


35 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/19(水) 00:13:46 ID:wTLJTjWM
そういうわけで アナタ、明日 会社の帰りにブロムシュテット盤>>34 を探して買ってきてよね。それまでの間 我慢してバルビローリのプロムス・ライヴ>>31 (1969年BBC) でも聴いて、http://www.hmv.co.jp/product/detail/894652 大人しく待っていようーっと
・・・って聴いていたら。
たしかに“ばらの騎士”も熱い名演なんだけど、これに続くレハールの「金と銀 」に衝撃。なんか音色が変だなーと、ヴォリュームを上げて聴き直してみたら・・・ 何とはっきり聴こえるんです、オケに合わせて気持ちよさそうにハミングする聴衆の歌声が ! 
これもプロムスの習慣だとのこと。 ロイヤル・アルバート・ホールが歌声喫茶に。こんなことが許されるなんて、凄いわ ! このCDには一聴の価値あり。


36 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/19(水) 00:43:52 ID:wTLJTjWM
発起人(夫 )。
ハミングの話題に関連し、思い出した 興味深い逸話が。
以下引用。

― 楽劇「ばらの騎士」終幕で 未亡人に扮したアンニーナが、ペテンにかかったオックス男爵をめぐるドタバタ場面へ登場してくるところがあるが、 ここでオーケストラは装飾音の多いパッセージを弾くことになっている。 このところでウィーン・フィルはいつからか、ハミングするのが習慣となっているが、 これがまた格別な音響効果を生むのである。
この習慣を、これまでどの指揮者も - リヒャルト・シュトラウスからカラヤンに至るまで -  認めている。
そこで1960年夏のザルツブルグにおけるカラヤン指揮の「ばらの騎士」初日でも、 楽員は例のごとくハミングしたのである。それは第二夜でも同様であった。
しかし第三夜になったとき、楽員たちは夏休み的な気楽な気分から、ハミングをサボることを申し合わせてしまった。 その結果は上々であった。
そのときカラヤンはびっくり仰天し、ほとんど指揮することさえ忘れてしまいそうになり、その直後に続くアインザッツまで間違えそうになったほどであった。
後で、カラヤンは楽員たちに言った
「頼みますよー 皆さん、あんな風に私を驚かせないでくださいね 」

「ウィーン・フィル えぴそーど 」 (ヴィテシュニク著 福原信夫/吉野忠彦 共訳 立風書房 )より


37 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/19(水) 01:18:01 ID:wTLJTjWM
発起人(妻 )。
もうひとつ、演奏に合わせて聴衆がハミングするディスクを思い出しました。
アンドレ・リュウ(ヴァイオリン&指揮 )/ヨハン・シュトラウス・オーケストラwによる ショスタコーヴィチの「セカンド・ワルツ(ショスタコーヴィチ ) 」~ジャズ組曲より (1996年アムステルダム・ライヴ ) 
http://www.amazon.co.jp/Andre-Rieu-in-Concert/dp/B0000069D1/ref=sr_1_11?ie=UTF8&s=classical&qid=1227024255&sr=8-11
着飾らせた楽団(女性中心のデコレートされた団員 )を使い、コンサート会場で、
かつてのシュトラウス・ファミリーの「エンタテイメント性の再現」という試みを 欧米で大成功させた指揮者。
そして いつ観ても格好いい ! きゃー 来年3月に また来日して東京国際フォーラムで派手にコンサートするらしい(嬉 )。

・・・上記のライヴ音源からは、彼のコンサートの雰囲気を知ることができます。 ワルツを看板にしている楽団がシュトラウスではなく、ショスタコーヴィチのワルツを選曲するとは 意外ですが、この曲をA.リュウは 何とシングル・ヒットさせ、まるで自分のテーマ・ソングのように、コンサート会場においても、最も盛り上がった場で演奏する習慣なんですよ。
前述のとおり、楽曲のメロディを 何と聴衆が一緒に歌っている( ! )という、  普通のクラシック・コンサートでは考えられないような事態が記録されています(バルビローリのプロムス>>35 を除く)。


38 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/19(水) 01:21:29 ID:wTLJTjWM
夫。
ふん、ミーハーめ↑
でも、この不思議なワルツ(ショスタコーヴィチの「セカンド・ワルツ ) )については、今は亡きスタンリー・キューブリック監督 最後の映画「アイズ・ワイド・シャット(1999年製作 ) 」の冒頭シーンに使われていたのが、鮮烈に記憶に残っています。 音楽評論家の小沼純一氏も、この曲の起用に衝撃を受けた、と書いておられます。 これも 以下、引用させて頂きましょう。

「着替えているニコール・キッドマンの部屋には典型的なワルツが響いている。それは オフ(映画の背景 )からではない、彼女の部屋のステレオからだ。どこかで耳にしたと感じさせる曲調。だが思い出せない。シュトラウス? レハール?(略 )キューブリックは裏をかく。これは全くのフェイク。ショスタコーヴィチの書いたワルツなのだ。 ソ連の社会主義体制の時代に書かれた、19世紀ウィーンのフェイク ! (以上、キネマ旬報ムック/フィルム・メーカーズvol.8より引用 ) 」。

「アイズ・ワイド・シャット 」の物語は、世紀末ウィーンの作家アルトゥール・シュニッツラーの小説が原作だそうですが、キューブリック監督はこの作品を映像化する際、設定を20世紀末のニューヨークへと移したのです。その大胆な転換に、音楽もまた変容を遂げた、と言えます。 シュニッツラーなら たしかに19世紀末のウィンナ・ワルツが似合っていたでしょう。 しかし原作変容の結果である映画においては、キューブリックは見事にわれわれの「裏をか 」いたわけです。


39 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/23(日) 00:03:40 ID:qRrFOd+u
発起人(妻 )です。
ボジョレー解禁~~ ! !
お酒好きの わたしにと、夫のお友達がプレゼントくださった
木箱入りのボジョレー・ヴィラージュ・プリムール(ルイ・ジャド ! )オープン!
ありがとーっ 柏倉さーんっ !
BGMは クライバー/バイエルンの「ばらの騎士(ORFEO盤 ) 」1973年ライヴ。 引き締まった素晴らしいテンポ !
元帥婦人は クレア・ワトソン、ワーグナーの可憐なヒロイン役で活躍してました。 オクタヴィアンは、ズボン役なら最高のブリギッテ・ファスベンダーさまーっ !  ゾフィーは もちろんカルロスの素敵な不倫相手ルチア・ポップ !
んー、ワインの酔いで気分良くなっちゃって リーダーブッシュのオックス男爵と一緒に鼻歌うたっちゃうぞおー。


40 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/23(日) 22:06:41 ID:qRrFOd+u
発起人(夫 )です、こんばんは。
レハールの「金と銀」、バルビローリのプロムス・ライヴ>>35 私も大好きですけど、あの演奏は イントロダクションがカットされてしまっていますから 純粋に楽曲自体を鑑賞しようとするときには やはり不都合ですよね。
私が別格に好きなのは、ルドルフ・ケンペ/SKD(オイロディスク1972年 )盤
1548年に創立された世界最古のオーケストラのひとつ、ドレスデン・シュターツカペレ。 かつては、シュッツ、ウェーバー、ワーグナーといった 大作曲家が タクトを振った、偉大な歴史を誇るドイツ最高の団体。
このオーケストラの独特な音色が聴けるレコードには、クラシック録音史上、
個性的な位置を占める名盤が多いことに注目させられます。
ベームの「フィデリオ(1969年D.G. ) 」を筆頭に、 カラヤンの「マイスタージンガー(1970年EMI ) 」、ザンデルリンクのブラームス交響曲全集(1972年DENON )、ザヴァリッシュのシューマン交響曲全集(1972年EMI )、 カルロス・クライバーの「魔弾の射手(1973年D.G. ) 」、 ブロムシュテットのベートーヴェン交響曲全集(1975~1980年D.S. ) などなど 枚挙に暇がないほどですが(続く )


41 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/23(日) 22:14:36 ID:qRrFOd+u
(続き )
・・・中でも とりわけ高く評価されている録音のひとつが1970年代の       ルドルフ・ケンペ指揮によるR.シュトラウス管弦楽曲全集(EMI )です。
この全集は、収録されたすべての演奏どれもが最高に気合いの入った名演で、 「常に座右に備えておきたい究極の名盤 」などと独断で決めつけたとしても、 決して異論は出ないでしょう。ケンペと当時のDSKとの相性の良さは抜群です。

・・・で、「金と銀 」のような短い曲においても、その長所がはっきりと聴かれます。 このレコードは、シュターツカペレ創立425周年を記念して行われた録音で、再建成ったゼンパー・オーパーの とても渋い外観がディスクのジャケットになってます。大事なイントロダクションの力一杯の表現や、各ワルツの尋常でない感情の込め方など (特に05:21からの豊麗な表情には、ため息が出るほど )、いわゆる「軽やかなウィンナ・ワルツ 」とは一味違う、極めて濃厚なる弦楽セクションの豊かな情感いっぱいの演奏です。
「金と銀 」を語る時には真っ先に挙げたい、奥行きある名盤だと思います。


42 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/23(日) 22:31:40 ID:qRrFOd+u
発起人(妻 )、
うーん 久方ぶりに出たわねー 似非評論家風の文章。素敵よ、アナタ本当に好きなのね 音楽が(笑 )。

レハールの記念すべきデビュー曲「金と銀 」が初演された1899年という年は、
偶然にも ワルツ王ヨハン・シュトラウスⅡが 亡くなった年でもあるのね !
まるでシュトラウスからレハールへ、(しかもウィーンの世紀末に )見事にバトンタッチしたかのよう。 音楽史って、ときどき こういう偶然のシンクロニシティがあるからオモシロイわ。


43 :名無しの笛の踊り:2008/11/24(月) 19:32:43 ID:+KlF6Qxw
>>37
ジャズ組曲もいいけどタコのワルツなら断然
「モスクワ・チェリョムーシカ」のワルツ。
世間じゃあ吹奏楽編曲版の方が知れてるみたいだが、
あの冒頭はソロヴァイオリンで聞かせてくれなきゃあ嘘だぜ。
もともと子供用オペレッタの曲だから、表面効果もわかりやすく作ったのかしら、 これ以上無いってほど泣かせる旋律に、これまたベタベタな演出。
しかしながらチャイコフスキーのパロディなんかも詰め込んで、皮肉たっぷりに「何こんな曲に涙ぐんじゃってるのw」なんて声が聞こえてきそうな、タコの魅力たっぷりなワルツ。

個人的には シャイーとフィラデルフィアの演奏がよく歌ってて好みです。


44 :名無しの笛の踊り:2008/11/25(火) 23:26:05 ID:NZ2ccjFp
>>38
キューブリックとワルツ といえば、映画「2001年宇宙の旅 」を忘れるわけにはいかない。
「宇宙船にダンスを踊らせる 」という意図に基づき、
なんと宇宙ステーションの回転速度がシーンによって異なるのだ。
映像美の効果を優先させた結果だそうだが、
円舞曲「美しく青きドナウ」の旋律に合わせ、
宇宙ステーションの回転速度を変化させた( ! ) その意図は大成功。
J.シュトラウスⅡのタイトルは、「美しく青き“地球”」をも連想させる、
ここでの秀逸なる選曲には・・・ もう脱帽。


45 :名無しの笛の踊り:2008/11/26(水) 01:58:22 ID:CBMyQJpr
シュトラウス2世だと、
皇帝円舞曲、ウィーン気質、こうもり二幕のフィナーレがいい。


46 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/26(水) 20:24:17 ID:G81sQIGZ
発起人(妻)
アナタ、>>43さんから 珍しいワルツをご紹介頂いたわよ。
ショスタコーヴィチ「モスクワ・チェリョムーシカ 」のワルツですって ! 
聴きたーい、ホラ 早くCDを出してきてちょうだい、ねー早く !
夫    「オレは ドラえもんじゃないっつーの(怒 ) 」
と、ボヤきつつ 自室のCD棚の捜索へ ・・・そして30秒後
夫    「へへ、今回は持ってたよ。しかも>>43さん お勧めのシャイー(Decca)盤だった」
わたし 「って、自分の蔵盤でしょが 」
夫    「あぶない あぶない。今 見落としてたら 気になって明日にも秋葉原辺りで買ってきちゃうとこだったよー 」
わたし 「もう何10枚もやってるもんね 」
夫    「ダブったディスクも増えてきたから、そろそろブクオフへ処分しに行くとするか。 閑話休題 」


47 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/26(水) 20:27:32 ID:G81sQIGZ
(続き )
・・・で、ショスタコーヴィチのディスクをセット ! 
そのワルツの前に、1曲目の「モスクワを疾走 」に耳を傾ける。これが古今無類の音楽。 そうですね・・・同じショスタコでも わたしの大好きな交響曲第6番第3楽章を長距離走者に譬えるとしたら、 こっちは全力でダッシュする短距離リレー走者のようです。文字通り、疾走と呼ぶにふさわしいわ。
夫    「この曲すごいな。オマエの溺愛している ねこも興奮して走り始めたぞ」
わたし 「つかまえてちょうだい。ピアノの足に頭ぶつけて また気絶するから」
そしてワルツが始まりました。
わたし 「“セカンド・ワルツ”に輪をかけて情緒的なメロディねー 」
夫    「一歩間違うとジンタだ。“旋律”というより、“節回(ふしまわ )し”と呼んだほうがいい。お手々の節と節を合わせたら ふしあわせ。なーむー 」
わたし 「(無視。) 長調に転調してからの展開が泣かせるわね。 >>43さんのおっしゃる≪チャイコフスキーのパロディ≫ってとこ、はっきり聴き取れるわ。ここの金管、チャイコスキーの第○番第○楽章に登場するフレーズよね 」
夫    「↑ネタばれを自粛したわけかw 」
わたし 「“ペトルーシュカ”のメロディが乱入する3曲目の“ポルカ”もオモシロイし、4曲目の“バレエ”で 壮大なリタルダントを繰り返すワルツも凄いわ。この組曲って、もっとポピュラーになる要素があるはずなのに 不遇ね 」
夫    「深刻な交響曲第11番やチェロ協奏曲第1番と同時期の作品だなんて 信じられない隔絶した次元の作品だな、この作曲者の頭の中ったらどうなってたんだろ 」

>>45さんも、ご意見どうもありがとうございます。どうぞ 続き 語ってください、是非!


48 :名無しの笛の踊り:2008/11/26(水) 20:31:04 ID:W83CXy6n
マーラー交響曲第9番の第2楽章を評価したいな。


49 :名無しの笛の踊り:2008/11/26(水) 22:24:04 ID:tNV8u26C
>>47
チェリョムーシカもペトルーシュカも好きだが、
ポルカのメロディなんて全然気が付かなかったw
・・・ちょっと確かめてくる


50 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/26(水) 22:58:27 ID:G81sQIGZ
>>49さん、ご指摘うれしいです !
「第3曲ダンス(ポルカ/ギャロップ ) 」のギャロップに移行する過度部で シャイー盤なら02:25辺りから 加速度的に金管で繰り返されるフレーズです。私も最初ショスタコで聴いたときに引っかかり、
「あれ ? このメロディ、どこで聴いたんだっけなー 」 
と 首をひねっていたら、横から家内がこともなげに・・・
「“ペトルーシュカ”第四場“謝肉祭の市場(夕方 )”の激しい雑踏の中で、子守女の主題と組み合わされる B♭クラリネットの おどけたロシア民謡風の旋律では ? 」 などと、まるで前から知っていたかのように具体的に言いやがる。くーっ なんかクヤシイ !

別件 >>48さん、少し時間くださいね。


51 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/27(木) 19:11:49 ID:wuzKT8wI
発起人(夫 )です。
>>18さん、レス進まず 申し訳ありません。
今夜は その第3交響曲を >>18さんに紹介してもらった
サン=サーンスについて 話題にさせて頂きましょう。
・・・仕事の帰り、私はよく港区赤坂図書館に立ち寄り、書架にあるCDを選びます。 ここはクラシックの蔵盤は 決して多いとは言えませんが、司書さんを煩わさずに立ち読み感覚でヘッドフォンに繋げ、気軽に試聴できるのが良いのです。 で、今日 私の選んだ1枚は、
「コンドン・コレクション/サン=サーンス編」  http://www.cdjournal.com/main/cd/disc.php?dno=1196081137
サン=サーンスがピアノ・ロールに記録した自作自演を蘇らせ、デジタル録音したものが聴けるディスクです。自作自演以外にも、マクナイアー・イルゲンフリツ、 オーグスタ・トレフセン、カティンカ・ニリンスカ、ウジェーヌ・ダルベールら往年の名ピアニストが弾いたサン=サーンスの名曲も、極上の音質で再現されてます。


52 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/27(木) 19:14:09 ID:wuzKT8wI
(続き )
でも、やはりサン=サーンス自身の弾くピアノのタッチ、テンポ、ぺダリング等を 実際に耳で聴けることが、何にも代え難い 高い価値を感じました。
このロール記録時、本人はすでに80歳ですが、何より技巧が確かで 録音も良く、まさに作曲家が一瞬現代に復活したかのような錯覚を感じました。
で、その自作自演のワルツもいくつか聴けるのですが、技巧的で華やかなので 演奏効果も上がる佳作です。
「小さなワルツ 」
「なげやりなワルツ 」
「ワルツ形式による練習曲 」は、中でも名曲だと思いました。

サン=サーンスは 他にも ピアノのための短いワルツを多く残しています。
「愉快なワルツ 」 とか、
「かわいいワルツ 」 とか、
「のんきなワルツ 」 とか、
「弱々しいワルツ 」とか・・・
あ そういえば、組曲「動物の謝肉祭 」では コントラバスとピアノによる「象 」も“重くて軽い”ワルツでしたね(笑 )。


53 :49:2008/11/27(木) 23:48:22 ID:dudtrjB5
>>50
ああ ! 言われてみれば !
これだからショスタコはやめられませんw


54 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/30(日) 00:43:38 ID:AzFFLVE9
妻。  ・・・あ、そういえば アナタ「ばらの騎士 」ワルツ第1番、第2番が聴ける ブロムシュテット盤>>34-35 を ちゃんと わたしのために買って来てくださったのかしら ?
夫    「もちろん買って来てあるさー。明日の朝 オマエの枕元に置いておこうと考えてたんだけど 急かされちゃったら 今 渡すしかないかなー。 ほら。ティボーデの端正なピアノで“ブルレスケ”も聴けるし、歌劇“カプリッチョ”開幕の弦楽六重奏による前奏曲もめずらしい!」

(・・・で、聴いてみると)

わたし 「弦の響きがとてもいいわね。c/wの“ブルレスケ”のティンパニなんかも とってもまろやかな音だけど、マレットの芯の音が良く聴こえるわ。
で、第1幕と第2幕を素材にした作曲者自身による1944年の編曲であるワルツ第1番は12:54。 1934年に 編曲者不詳のまま編まれたワルツ第2番は、素材が第3幕と言われているけど、第2幕からのマテリアルもかなり使われているわね。演奏時間は08:04 」


56 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/30(日) 01:15:06 ID:AzFFLVE9
です、続きを打つ。
ブロムシュテット盤を聴きながら 今、夫のご自慢のCD棚を勝手に漁っていたら、この「ばらの騎士 」ワルツ第1番、第3番が聴ける音盤、 他にハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送管弦楽団(ドイツ・シャルプラッテン)盤を発見。 アナタったら もともと持ってたんじゃない、またやったわね。
まあブロムシュテット盤も内容は悪くなかったから 別にイイケド。

レーグナー盤には ワーグナー「マイスタージンガー 」前奏曲、「ラインの黄金 」の前奏曲( ! )、「トリスタンとイゾルデ 」第1幕への前奏曲 - というなんか変なカップリングで、あとはこれに 「ばらの騎士 」ワルツ2曲が並んでいるというもの。これが元々オリジナルのカップリングだったのかしら・・・相当変わってるわね。 特に「ラインの黄金 」前奏曲を入れちゃう辺り、センス疑います。まあ珍しいから面白いけど 繰り返し聴こうとは思わないし、何より「ラインの黄金 」なら この続きを聴きたくなるのが人情ってもんでしょ ?

レーグナーの「ばらの騎士 」は ブロムシュテット盤と同じ編曲(だと思う )。
編曲者不詳の「ワルツ第2番 」は 繰り返し聴いていたら だんだん好きになってきちゃいました。これ1934年編曲ということになってるし、やっぱりR.シュトラウス自身の編曲なんじゃないかしら・・・(根拠はありません、直感デス )。

ちなみに、ワルツ第1番の05:21頃と07:17辺りで、自動車のクラクションのようなノイズが(笑 )。 録音会場のベルリン・キリスト教会の外の道路の雑音を拾ってしまったのかしら ? 音楽に関係ない話題ですけど、こういうのって わたし結構好きなんですよねw


55 :勃起人:2008/11/30(日) 01:02:31 ID:BZFeH5BW
発起人は、なぜ自分でブログをやらないで、ここを占拠するなどという 幼稚で醜悪で恥ずかしいことをするのだろうか ?
まるで新興宗教の妄信活動家の自己満足的発言のようだw


57 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/11/30(日) 01:36:50 ID:AzFFLVE9
>>55の“勃起人”さまへ、
発起人(夫)です、ご意見ありがとうございます。
すみません、ご不快でしたら お読みにならないのも ご自由なんですよ。

ただブログというご提案には、ちょっと惹かれるものが。
でも どうやるんだろ ?
お金かけてまでやる気はないし、 ホームページ作ってしまって、続けていけるか自信もないし、 後々めんどうなのはちょっと。。。
なにより 私同様 家内もIT関係には詳しくないんで・・・。
スレッドを「占拠する 」気など毛頭ありませんが、ここで 今の形のまま続けるのって 実は良くないんでしょうか ?


58 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/05(金) 00:26:51 ID:8vlZMfr2
発起人(妻)です。
>>55の勃起人ちゃんのコメント、時間を置いて冷静になって読んでみると もっともかなー と思えることもあり、夫婦で反省しております。
わたし 「最初思っていたより 2chって 意外にご意見頂けないものなんだね 」
夫    「それを言ったら ブルネロ(仮)先生や555さんといった“スケルツォ倶楽部”の頃から 質の高いご意見をくださってた方々に失礼だろー 」
わたし 「すみませんでした 」
夫    「オレたちが一生懸命やればやるほど 自己満足と見られてしまい、」
わたし 「ますます投稿しづらくなっちゃうということなのね 」
夫    「反省しよう 」
わたし 「コレでも一生懸命がんばったのに 」
夫    「ブログでも始めることにするか 」
わたし 「・・・と言っても まだ詳細は未定ですケド。でもご縁があれば、わたしたちのブログとお気づきになれるよう工夫するつもりです 」

さようなら !(^^)!


59 :名無しの笛の踊り:2008/12/05(金) 06:47:13 ID:XL8mqF3l
>>57-58
ご無沙汰しています、ブルネロ(仮)です。
お待ちください。長文レスに対して「チラシの裏に書け 」だの「ブログでやれ 」と煽るのは2chの基本的なイヤガラセであって、>>55は それを実践してるだけ。一回煽られただけで >>1をやめるっつうのは、逆に 勃て逃げに近いものがありますよw
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ということで出雲氏風に再スタート!↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


60 :名無しの笛の踊り:2008/12/05(金) 06:57:30 ID:XL8mqF3l
ということで、変な拍子のワルツを教えてください。
ショパンの作品42は、「2拍子の旋律」というワルツです。
もっと有名なのはチャイコフスキー「悲愴」の5拍子のワルツです。
そんな感じのものを。


61 :555:2008/12/06(土) 10:33:47 ID:+pIJ6O1t
近場では、同じチャイコフスキーの《18のピアノ小品集》Op.72のNO.16
『8分の5拍子のワルツ』というのがあるらしい。


63 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/06(土) 21:08:59 ID:V3/XfBgK
発起人(妻)です。
>>59ブルネロ(仮)先生からの励ましを頂戴してしまっては、ムムッ やはり頑張らねば。おかげさまで目が覚めましたよ、ありがとうございます。 また、>>61の555さんからもレスが。さりげないご配慮を感じます。

「長文」で「連投」ってルール違反だったのかな・・・なんて、夫と真剣に思い悩んでしまいましたよ。“勃起人”め、実は 煽りだったんだなー。どなたか>>55に制裁をおねがいします。
よし、もう気にしないことに !


64 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/06(土) 21:11:10 ID:V3/XfBgK
夫です、>>60 のブルネロ(仮 )先生。 どうもありがとうございます。
迷いが消えましたよ、肩の力を抜いて 続けようと思います。
これからもご支援のほど、心よりお願い申し上げます。

・・・はい。ショパンといえば 学生時代の創作課題だったという「ピアノ・ソナタ第1番 」第3楽章(ラルゲット )って5拍子なのが めずらしいですよね。
アシュケナージ(Decca)盤で聴くことができます。

バーンスタインは「オーケストラのためのディヴェルティメント 」第2曲に
「ワルツ」と名づけていますが、これが7拍子。
「キャンディード」にも7拍子の部分があり、それは序曲でも聴けますよね。
作曲者自身の指揮による自演ディスクでお確かめください。

他にもホルストの組曲「惑星 」の“火星”“天王星”、また バルトークの「ブルガリアン・リズム(ミクロコスモス )第3番 」、スクリャービンのピアノ・ソナタ第5番、ショスタコーヴィチ「前奏曲とフーガ 」などに それぞれ5拍子のパートがあるようですが、これらの中で“ワルツ”とされている楽曲はありません。


65 :名無しの笛の踊り:2008/12/07(日) 01:05:44 ID:eBpU+inA
交響曲中にワルツを用いるのはベルリオーズが元祖なのかな。
結構気になるな


71 :555:2008/12/08(月) 22:46:13 ID:9w+zk8/C
ワルツの拍子と言えば、2小節を3つに分割する技法 - いわゆるヘミオラ
がよく使われますね。
チャイコフスキーの《眠りの森~ 》ワルツの最後30小節などは もはやヘミオラの嵐です。
#ソーラ|-シー|レード|-ミー|
ファーミ|-ラー|#ソーラ|-レー|
ミーレ|-ソー|#ファーソ|-#ソー|
ラーシ|-ドー|#レーミ|-ラー|
ソーファ|-ミー|ド


72 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/11(木) 21:01:50 ID:kkNKu8CR
発起人(夫)です、こんばんは。

>>48さん レス お待たせしちゃって すみません。
以下 マーラーの交響曲第9番第2楽章について。

妻 「マーラーの交響曲のスケルツォって 全部傑作で、どれも みんなオモシロイわよね。大好き 」
私 「マーラーは過去の作品 第2番“復活”と第3番で、それぞれ“緩徐楽章として”レントラーを導入した実績がある。若き日の“角笛”時代を思い出させる緩やかなレントラーを 久しぶりに交響曲に導入したのが、この第9番の第2楽章 」
妻 「トプラッハで、マーラーがこの偉大なシンフォニーの構想を練っている最初の段階では、この第2楽章(“復活”や第3番のように )レントラーの緩徐楽章として発想していたのかもしれないわね 」
私 「構想段階でならあり得るかも。しかし作曲技巧でも、オーケストレーションの技術でも“角笛”時代とは格段の飛躍を遂げている晩年のマーラー。この楽章に登場する3つの舞曲パートすべてに 第1楽章の“2度下降動機”が関連している事実も すでに語り尽くされた感あり。非の打ちどころの無いレントラーは、しかし可憐な野辺の花どころか、邁進する重戦車のような舞曲になってしまったぞとw 」
(続く )

73 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/11(木) 21:05:19 ID:kkNKu8CR
(続き )
妻 「二つの中間楽章の両方を指して どちらも“スケルツォ”と呼んでいる文章によく出会うわよね。本質的には間違ってはいないと思うけど、マーラー自身は“スケルツォ”と命名したわけじゃないんでしょ 」
私 「然り。でも第3楽章の方はマーラー自身“ロンド=ブルレスケ”と名づけているから、少なくともこの楽章がスケルツォであることは明らか。第3楽章に熱狂的なスケルツォを置くことで、続く終楽章の衝撃的なアダージョとの対比を際立たせる効果を狙っていたのかもしれないよ 」
妻 「あ、それって チャイコフスキー“悲愴”の構成に似てる ? 
 ( Ⅰ:悲痛、抒情的な追憶、激烈なパッション、祈り 
  Ⅱ:個性的な舞曲 
  Ⅲ:スケルツォと劇的なクライマックス
  Ⅳ:アダージョ、息絶えるように終わる ) 」
私 「わからないけど、否定出来る材料も無い。まったく影響が無かったとは言えないと思う。マーラー自身もコンサート指揮者として何度も“悲愴”交響曲は振っていたし。 アダージョで終わらせる交響曲っていうアイデアに食指が動いたことは あり得ることだと思うな 」
妻 「さては“オレだったら 違う方法でもっと上手くやってやるっ”って ライバル意識に燃えたのかも 」
(続く )


74 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/12(金) 22:30:31 ID:dsENFgN0
(続き )
妻  「・・・で、おススメのディスクは ? 」
私 「ワルター/コロンビアSo.盤、バルビローリ/ベルリンPo.盤、        クーベリック/バイエルンRSO.盤 などは やはり名盤だとは思うけど       現代(いま)の耳には少し刺激が足りないかなー」
妻 「ジュリーニ/シカゴSo.盤 ? 」
私 「悪くはないんだけど、今日 久しぶりにCDで聴いたら 第4楽章で音が酷(ひど )くウネるんだよ、酔って気持ち悪くなっちゃったよ 」
妻 「あ、それで食欲がなかったのね。わたしの作ったマカロニ・グラタンを平気で残すんだもん。ジュリーニめ 」
私 「ジュリーニのせいじゃない、あんな演奏出来ない。マスタに起因する、何か電気的な不都合だと思う 」  (続く )


75 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/12(金) 22:39:48 ID:dsENFgN0
(続き )
妻 「クレンペラー盤、良かったわね」
私 「ウィーンPo.(テスタメントの)ライヴ盤 ? 」
妻 「ううん、それもアナタの棚にあったんで聴いたけど、あのライヴ・レコーディングは 期待し過ぎたせいなのか いまいちピンと来なかったの。わたしのお気に入りは 往年の名盤ニュー・フィルハーモニアとのEMI盤、今さらだけど。充実してて良かった 」
私 「クレンペラーのマーラーは7番が凄いんだよ、スレチだから次回にまわすけど 」
妻 「最近のでは わたし バレンボイム盤がオモシロいと思ったわ。ディテイルが鮮明に聴こえる、しかも爆演なの。中間二楽章なんか迫力満点 」 (続く )


76 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/12(金) 22:48:15 ID:dsENFgN0
妻 「で、アナタの選ぶマーラー第9の決定盤は ? 」
私 「うーん、会社を休んで 今日一日 15種類のディスクを聴いたけ結果・・・」
妻 「バーンスタイン ? 」
私 「あれは別格。これ以上に 本当に感動したディスクがあった。以前 聴いた時にその良さがわからなかったのは、オレがまだ若かったせいかな 」
妻 「もったいぶらないで早く打ちなさいよ。 ベルティーニ ? シノーポリ ? ラトル ? ブレーズ ? ・・・あ、もしやアバドね ? 」
私 「いえ、すみません。カラヤンのライヴ(D.G.)盤でした 」
妻 「何だ、月並みねー 」
私 「自分でもそう思わなくもないんだけど・・・。でも これ やっぱり凄い名演だと思うな 」


77 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/12(金) 22:51:08 ID:dsENFgN0
発起人(妻)。
>>71の555さんも、レス 遅くなってスミマセン。
チャイコフスキー“眠りの森”の有名なワルツ。はい、わかります ! 
第1幕第6番変ロ長調ですよね、ディズニーのアニメでも クライマックスで使われていた名曲。 大好きです !
555さんも愛聴の( ? >>22参照 )アンセルメ/スイス・ロマンド(London-KING)盤で、 ご指摘の個所を 久しぶりに 聴き直してみました。
後半の盛り上がり。3拍子にもかかわらず、一点一角を強調するがごとき 猛烈な2拍アクセントの嵐が止まらないところ、もー 興奮させられますね。
・・・ところでアナタ、“ヘミオラ”って何なの ?


78 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/12(金) 22:54:21 ID:dsENFgN0
発起人(夫 )。
えへん、ヘミオラ(Hemiola)の語源は ギリシャ語で「1.5(1+2分の1 ) 」。
ギリシャ神話から・・・だな。
神様に愛された美少年ヘミオラは 天を駆けるように速く走れる、翼の付いた3本目の足を与えられていた。このため、人間の世界ではヘミオラより速く走れるものは 誰ひとりいなかったという。
しかし 彼はその高い能力を生かそうとせず、少女達とワルツばかり踊るようになっていた。 3本足のヘミオラに抱かれてワルツを踊ると、天に舞うような飛翔感で深いエクスタシーを味わえたから、すべての少女達はヘミオラ以外の男を相手にしなくなってしまったのだ。モテまくって有頂天のヘミオラを見て 憤慨した神様は、踊るために与えた才能ではないぞと、彼から翼の付いた3本目の足を 取り上げることに決めたのだった。
ある日、ヘミオラがいつもの踊り場へと向かってオリンポスの急坂を「とんとんとん、とんとんとん・・・」と、快調に駆け降りているとき、神様はヘミオラを突然2本足に戻してしまったのだ。
「とんとんとん、とんとんとん・・・」 → 「とんとん、とんとん、とんとん・・・」
あぁーっ! 
慣れぬ2拍子に足がもつれたヘミオラは、真っ逆さまに坂道を転がり落ちていったとさ。。。


79 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/13(土) 12:29:52 ID:UCPI2YQc
発起人(妻 )。↑w オモシロイんじゃない、作り話にしては。労作ね。
夫   「・・・って、やっぱりUSOだって わかっちゃった?」
わたし 「バレバレよー。ギリシャ神話にワルツが出てくる辺りから もぉ 怪しいったら。 あり得ないっしょー。 >>71の555さん おススメの “眠りの森”のワルツを聴いてた方が、アナタの創作神話の何倍も ヘミオラを実感できるわよ。皆さまご注意くださいね。この上のお話、夫のオリジナルですから ! 」
夫   「悪くない出来だと自負していたんだが。。。 まあいいや、で、他にも“ヘミオラ”を実感できる音楽といえば ? 」
わたし 「そうね、同じチャイコフスキーでも交響曲第4番の第1楽章。コレが かなり凄いんじゃない。9/8拍子、ワルツに近いリズム感覚だわ。音価がわからなくなるような、時々リズムが引っくり返るような、タメにタメ込んだアクセント強調が繰り返されて、胸が切なくなるわ。演奏する人たち 大変そう・・・」
夫   「オヤ ? ・・・っていうことは オマエ、ヘミオラが どういうことか本当は知ってたんじゃん ? 」
わたし 「えーと・・・ あ ホント、チャイコフスキーって変な曲が多いわよねー 」
夫   「って ごまかすなーっ、オレに作り話まで させておいてー(怒 )」


80 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/13(土) 21:41:10 ID:UCPI2YQc
発起人(妻)。
ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」のワルツなんていう意外な選曲で 
フィギュアスケート・グランプリ・ファイナル フリーで トリプルアクセル2回成功、真央ちゃん 金メダル獲得 おめでとーっ ! !
韓国会場というアウェイでの評価が心配でしたけど ジャッジが当然ながら キチンと公平に見ていたことに安堵 !


81 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/13(土) 21:44:36 ID:UCPI2YQc
発起人(夫) ヘミオラの話 続き。
ベートーヴェンの交響曲第3番“英雄”第1楽章(3/4拍子 )のヘミオラも凄いよ。
弟子のフェルディナント・リースの証言が有名。
「(非公開演奏会ないし練習において )最初のアレグロの展開部で、拍子に逆らった二分音符が あまりにも長く続くので、オーケストラ全員が投げ出してしまい、 最初からやり直さなければならなくなるということも起こった 」(F.リース著『伝記的覚え書き 』より )

・・・もうひとつ。
「(第1楽章の )延々と続くヘミオラ(3 拍子系の曲にみられる変拍子 )には演奏者ですら参ったという報告。いわんや聴衆をや、である。リースはまた、展開部から再現部へ移行する部分、弦楽に主題が回帰する数小節前でホルンがわざとフライングするかのように書かれた個所も、ベートーヴェンの“意地悪”であった - として回想している(澤谷夏樹さんの文章より ) 」


82 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/13(土) 21:47:39 ID:UCPI2YQc
妻 「ヘミオラは ブラームスの“ホルン三重奏曲変ホ長調”第2楽章のスケルツォ(3/4拍子 )にも聴かれるそうよ(“ブラームスの辞書”中野 達哉さんの文章より    http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2008/05/alla_breve.html
   ちなみに 中野さんの このブラームスのブログ・・・ 素晴らしいです ) 」
私 「あ・・・あとバッハの練習曲の中にも判りやすいのがあったような 」
妻 「インヴェンション第4番ね。ふん、アナタ“判りやすい”ですって ? ヘミオラが何処か聴きとりやすいっていう程度の意味よね ? コレ、仕上げるの 難しくって、わたし小5の頃ホントに泣かされたんだから。久しぶりに 聴かせてあげようか ? 今でも弾けるかしら(ピアノを開けてホコリを払いだす ) 」
私 「えーと、・・・じゃ こ、今夜はグールドのCDでもかけてみようかなーー 」
妻 「(カチンときた )あたしのピアノ、聴けないってゆーのね 」
私 「オマエ ったら ジャイアンかよw 」


83 :名無しの笛の踊り:2008/12/14(日) 02:30:08 ID:B55N3xYe
どうも。前スレでベートーヴェンのソナタのスケルツォを多く語ってた者です。
彼のピアノによるスケルツォはソナタだけではありませんでした。
7つのバガテル作品33の第2曲ハ長調です。最初から諧謔精神たっぷりで、
短調に転じる部分なんか、ハンマークラヴィーア第2楽章のトリオさえ想わせます。


84 :555:2008/12/14(日) 12:12:14 ID:9//8Q+lo
>>78  秀逸!(笑 )


85 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/15(月) 21:45:40 ID:Oy/DqkCE
発起人(夫)。
>>84の555さん、私の「創作 」神話をご評価くださり、どうもありがとうございます ! 救われましたよ、家内にもけなされまくり、レスも無かったもんだから もう・・・(泣 )
妻 「何 泣いてんの、わたしは>>79で ちゃんと“オモシロイ”って 評価してあげたじゃん。555さんには、わたしからも お礼を申し上げます 」

・・・よし、気をとりなおし。
>>83さん お久しぶりです ! ベートーヴェンの話題を頂戴し、どうもありがとうございました。
「7つのバガテル作品33 」から 第2曲スケルツォ。
これには 1枚の興味深いディスクがあるんですよー。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1951613 です。
これ、メルヴィン・タン(fp )ノリントン指揮/ロンドン・クラシカルプレイヤーズによるベートーヴェンの ピアノ協奏曲全集(1枚目~3枚目が協奏曲全集 + 合唱幻想曲)なんですが、 実はおまけに付いてる(?)ような4枚目のディスクが、知る人ぞ知る 価値も高い貴重盤なんです。
曲目は、以下のとおり、もちろん作品33のバガテルも収録されてます。
7 Variations on "God save the king" in C, WoO 78
7 Bagatelies, Op.33
Fatasia in G minor, Op.77
11 Bagatelies, Op.119
6 Bagatelies, Op.126
5 Variations on "Rule Britania"in D, WoO 79
このディスク、一見 何のクレジットもされてませんが (しつこいですけど )凄いんですよ。
(続く )


86 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/15(月) 21:47:58 ID:Oy/DqkCE
(続き )
このディスクで聴かれるフォルテピアノは、1817年製のジョン・ブロードウッド&ソン。ベートーヴェン自身が所有していた、まさにその楽器の音なんですよ。
1817年夏、イギリスの楽器制作家トーマス・ブロードウッドが ウィーンでベートーヴェンと面会したことがきっかけで、彼はロンドンに戻ってから カルクブレンナー、フェルディナント・リース>>81、クレーマー、フェラーリ、ニヴェトらを招いて、工房にあるピアノの中から ベートーヴェンに寄贈するに値する最良の一台を選ばせました。そのピアノは 6オクターヴの音域を持ち、音域は  当時ウィーンで普及していたピアノよりも低音側にスライドしており、シフトペダルは鍵盤左のレバーとの同時操作で打鍵する弦の本数を変更することができたし、ダンパーペダルは低音と高音をわけて操作することができたというものでした。彼ら5人の署名は、選定の証として 楽器の内側に残されているそうです。そしてこの楽器は、同年12月にロンドンから 船と馬車を乗り継いで遥々(はるばる )と、まずウィーンのシュトライヒャー工房に運びこまれ 丁寧な調整が行われた後、 ベートーヴェンに引き渡されたのでした。
この時ベートーヴェンはよほど感激したのではないでしょうか、フランス語で したためられたお礼の手紙も残っているそうです。


87 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/15(月) 21:49:38 ID:Oy/DqkCE
(続き)
このピアノは1827年にベートーヴェンが亡くなるまで その手元に大事に置かれていましたが、 その後、数人の手を経て1845年、フランツ・リストに渡ったそうです。その後 リストは1873年 ハンガリー国立博物館にこれを寄贈し、現在に至ります。
最初にご紹介したメルヴィン・タンによるディスクは1992年、このピアノが イギリスに 文字どおり里帰りして、修復家デイヴィッド・ウィンストンによる 大がかりな修理が施された直後の録音だそうで、私たちはまさに歴史的なベートーヴェンの愛した楽器の音を、おそらくベートーヴェン自身の耳に達していた時の音色よりも鮮明に触れることができるわけです。
このオリジナル・ディスク
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000DNR9/seedsonwhites-22/ref=nosim は すでに廃盤で、入手困難。マケプレでは5,000円近くするようです。 しかし、これが復刻されノリントンとの格安セットもののおまけの1枚としてひっそり付されていることを見つけたときの私の驚き&喜びと言ったら !


88 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/17(水) 23:57:36 ID:AzXi/dAa
発起人(妻 )
ベートーヴェン先生、238歳のお誕生日おめでとうございまーす !
ワインガルトナーの指揮する「ウィーン舞曲 」から。どこから聴いてもメヌエットにしか聞こえないけど、ベートーヴェンのワルツを楽しんでます。
ついでに この(新星堂=東芝 )ディスクのカップリング、 ワインガルトナー編曲「管弦楽版 」のハンマークラヴィーア !  
うーん、オモシロいような気もするんだけど、さすがに音質がちょっと。。。
どなたか新しく録音してくださらないかしら ?


89 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/20(土) 00:33:44 ID:YmjEgU3D
12月に入って、あっという間に20日経ってしまいましたね。 あー疲れた。。。 こんな夜は 身も心も休まる おしゃれなワルツ エリック・サティ作曲 カフェ・コンセールのシャンソン「やさしく 」 を聴いて癒されましょう !
ニコライ・ゲッダ(テノール )とアルド・チッコリーニ(ピアノ )とのEMI(1968年)盤で聴きます。
サティの歌曲は、ピアノ曲として有名になってしまった「ジュ・トゥ・ヴ(おまえがほしい ) 」 が多分圧倒的に広く知られていますね。しかし知名度では若干劣っていても、こちらの「歌うワルツ 」という副題の名曲 「やさしくTendrement」 の 甘美な旋律も捨てがたいんです。
私には、高校時代の夏休み、チッコリーニの演奏によるL.P.6枚組「サティ/ピアノ曲全集」を アルバイトして購入したその晩、黙々と聴き続けた、という楽しい思い出があります。
サティの世界にすっかり没入して全く眠くならず、とうとう徹夜してしまい、最後の6枚目のレコードに針を降ろしたのが明け方、午前5時。
この6枚目だけは全集の付録のような構成で、 サティの室内楽曲(「右と左に見えるもの(眼鏡なしで)」)や、歌曲などが楽しめるという企画盤でした。
そこに、この素晴らしい歌曲 「やさしく 」 も収録されていたのでした。
初めて聴いた時に感じた陶酔は、忘れられません。
驚異的な量のレパートリーを誇る、ストックホルム出身の名テノール歌手 ニコライ・ゲッダは、 この甘美なるシャンソン=ワルツの結尾を 精妙なる裏声で「やさしく 」締めくくるのでした。必聴です!


90 :名無しの笛の踊り:2008/12/20(土) 01:03:18 ID:+yy+7cfD
素敵なレポートありがとう。


93 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/21(日) 21:17:27 ID:VnSouL7N
発起人(夫)です、こんばんは。  >>90さん ご感想ありがとうございます。  
サティの次は プーランクの歌曲「愛の小径 」など。 5年ほど前にリリースされた 唐澤まゆこ(ソプラノ)ケネス・ヴァイス(フォルテ・ピアノ ) ユニヴァーサル=デッカ盤で聴きました。
第1次世界大戦後、フランスの歌曲作曲家では最も注目すべき存在が、このプーランクと言われますね。 このシャンソン=ワルツは もともと芝居の劇中歌。 「失った過去の愛への惜別の」旋律(0:09~)は短調で「過去の懐かしい愛を、思い出として心に刻み生きてゆきたい 」と歌うサビの旋律(0:59~ )は長調で、というように、二つの相反するメロディの相互作用が効果的な佳曲です。
その長調の部分の旋律は、R.シュトラウスの「ばらの騎士 」の 例のワルツのメロディ (>>23、>>27-31 ) によく似ています。 シュトラウス自身、元々このワルツのメロディを ヨーゼフ・シュトラウスの「ディナミーデン(1865年)」から拝借したことを認めていたのは、前述のとおり。
プーランクのシャンソン=ワルツの系譜は、サティにその源流を発していると思います。その流れは同じフランス六人組の仲間ジョルジュ・オーリックに受け継がれ、彼は ジャン・コクトーに誘われて映画音楽への道を選び、のちにロートレックの生涯を描いた映画「赤い風車 」の主題曲「ムーラン・ルージュの唄 」(これもワルツ )などを作曲することになります。
戦後のシャンソンにも、ワルツのリズムはしっかりと生き残っていきますね。


94 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/21(日) 21:43:01 ID:VnSouL7N
たとえば ユベール・ジローの「パリの空の下 」。
サティの「カフェ・コンセールのシャンソン=ワルツ 」に源流を発し、プーランクやオーリックを経たフランスの大衆歌曲=ワルツの系譜が、大戦後のシャンソンに生き残っている最も判りやすい例のひとつとして。

ジャン・ドレジャック(詞 )ユベール・ジロー(曲 )のコンビにより 映画「巴里の空の下、セーヌは流れる(1951年製作、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 ) 」の テーマ曲として作られました。
映画でのオリジナル歌手は、ジャン・ブルトニエールという人でしたが、 イヴ・モンタンのディスクしか手元になかったので、これを聴きなおしてみました。
妻 「・・・あ、冷蔵庫にポール・ジャブレ パラレル45を発見 ! 北部フランス産の名品だわ。ねー 開封してもいい ? 」
それは 今日の夕方の来客用にと用意していたワインだったんだけど、 急用で来れなくなっちゃったからいいよ・・・って、言う前からすでに もう栓抜き回してやがるし・・・
私 「ここで“名優イヴ・モンタンとワルツ”について 語っても ? 」
妻 「いーよー ・・・ね、サラミ まだ冷蔵庫にあったよね ? 」
私 「 タメイキ 」


95 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/21(日) 21:54:06 ID:VnSouL7N
(続き )
イヴ・モンタンの主演した映画「恐怖の報酬(1952年製作、アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督 ) 」の衝撃的なラストシーンに ワルツ「美しく青きドナウ 」が使われていたことをはっきりと記憶しています。
TV洋画番組でこの映画を初めて見た当時、私はまだ小学校4~5年生頃でしたが、その意外な選曲から受けた驚きをはっきりと憶えてます。
僅かの振動でも爆発するニトログリセリンを、険しい山上にある大火災中の 油田までトラックで運搬するという、到底考えられ得る限り最悪の条件の仕事を、多額の賞金欲しさに買って出る男を演じたのがモンタンでした。
映画では最後に、この危険な仕事を成功させた主人公が莫大な金額である「恐怖の報酬」を受け取り、嬉々としてカー・ラジオをがんがん鳴らしながら 恋人の待つパリへとトラックを走らすシーンになります。
ここでラジオが受信している音楽が、シュトラウスⅡの「美しく青きドナウ 」だったのです。 (続く )


96 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/21(日) 21:58:14 ID:VnSouL7N
(続き )
トラックは ラジオの「青きドナウ 」に合わせ、踊るように蛇行運転を繰り返しながら爆走、なおもスピードを上げ続けます。その挙句、道路のセンターラインを飛び出し、反対車線から崖下へと落下・・・。 めちゃめちゃに大破して火を噴く車と、運転席から投げ出されても、 しっかりとパリのメトロの切符を握りしめたまま死んでいるモンタンの姿にエンドマークが映し出されるところで映画も終わるわけですが、この事故と同じ時間に彼の恋人の女性も ラジオで同じ音楽「青きドナウ 」を聴きながら踊っていて、その瞬間に意識を失って倒れるという、子ども心にも卓抜な設定に驚嘆したものです。
しかし、何が卓抜で どう驚嘆したのかを、子どもだったその当時は 大人に上手く伝えることが出来ず とても歯がゆく感じたものでした、でも今なら説明できるような気がします。 ・・・物理的に離れてしまっている恋人同士も、共にラジオの電波を受信することによって結びついていることを表現しながら、同時に交通事故によってラジオの音楽も途絶え、モンタン演ずる主人公の死が 二人の関係にも終焉の訪れたことを明示する、という象徴的な手法を用いたA.J.クルーゾー監督の素晴らしいアイデアが活かされた、出色の結末に強く賛意を表したくなった ということだったと・・・ 当時の自分の気持ちを30数年ぶりに整理させて頂きました。自己満足、失礼 !


97 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/22(月) 23:45:17 ID:mVD/Y+X3
自己満足ついでに 今宵もランダムに語ります。
今夜のワルツは、アントン・カラスの「カフェ・モーツァルト・ワルツ 」。
これも懐かしい 映画「第3の男(1949年、キャロル・リード監督 ) 」 で登場した、あの有名なテーマとは、別のオリジナル曲です。
ドイツ・オーストリアの代表的な民族楽器ツィターの音色と言えば、ヨハン・シュトラウスⅡの傑作「ウィーンの森の物語」の、朝霧煙る樹々の隙間から響いてくるような 名ソロ・フレーズが頭に浮かびます。 ウィリー・ボスコフスキー指揮するウィーン・フィルの名盤では アントン・カラスの個性的なツィター・ソロが聴けます(どなたもご存知ですよね )。しかし、この楽器を戦後一気に広く有名にした功績と言えば、やはり映画「第3の男 」の音楽からでしょう。


98 :1=Mr.&Mrs.発起人:2008/12/22(月) 23:46:54 ID:mVD/Y+X3
(続き )
映画は 第二次大戦直後の、荒廃したウィーンが舞台。違法なペニシリンの闇売買で荒稼ぎをするハリー・ライム(オーソン・ウェルズ )は 警察からは逃れたものの、愛する恋人の身分証明書を受け取りにカフェに現われ、そこで官憲らの罠に落ちます。
「カフェ・モーツァルト・ワルツ 」が流れる このシーンのカフェは、国立歌劇場裏のアルベルティナ広場に 1854年のウィーン会議当時からあったとされる、
ウィーンを象徴するしゃれたお店です。昔は店内にモーツァルトの像があり、それでこの店名が冠されていたのだとか。
アントン・カラスは 有名な「第3の男 」のテーマ曲と共に、この曲も何度か録音しましたが、過去いくつかのヴァージョンでは 無神経とも思える賑やかなシュランメル調の伴奏が 後からオーバー・ダビングされ、せっかくの風情も台無しになっている録音(PLATZ盤など )があるので 要注意です。ツィターの無伴奏ソロによる 私が推薦するヴァージョンは、これもデッカDecca盤です。

99以下は 次回に続く !


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