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「音楽アレルギー 」
ビックリ顔のにゃんこかと思ったら…出典httpstwitter.com
▲ 写真の出典 ⇒ 常に表情が「WOW 」なネコ

 こんにちは、“スケルツォ倶楽部発起人 です。
 さて、皆さんは「猫アレルギー 」って ご存知ですか ?
 猫に触れると、くしゃみ、鼻水、咳など 風邪に似たアレルギー反応を起こしてしまう体質の人のことです。もし猫が大好きなのに、後になって体質がそうだったとわかるようだと、本人はもちろん、何も知らずに飼われはじめた猫自身もショック大きいですよね。
 その原因となる猫由来のアレルゲン = 抗原(アレルギーを引き起こす外界からの異物 )は、花粉や埃に比べると 1/10程度の細かさゆえ 実は世界中に飛散しており、猫が生息していないはずの南極大陸にまで存在するそうです。猫アレルギー患者は 地球上のどこにも逃げ場はないというわけ( ? )。
参考文献 ⇒ 子猫のへや「猫アレルギーについて

 なにしろ人間の生活環境は 地球規模で 激しく変化しています。
 アレルギーを起こす環境由来の原因は 多種・多様化しており、「花粉 」、「埃 」、「ハウスダスト 」といった吸引性のもの、「牛乳 」、「肉類 」、「魚介類 」などの食物性、「血清 」、「鎮痛・解熱剤 」など薬物性のもの、「金属 」、「化学物質 」、「化粧品 」といった接触性の抗原の他、従来ならあまり考えられなかった「猫 」、「日光 」、「水 」、「プラスティック 」、「“青色”に含まれる染料 」にまで反応して「異物 」として身体から排除しようという過剰な「免疫応答 」が多く起こっているそうです。 そんな興味深い話題を カー・ステレオのラジオで聴き流しながら帰宅した私を、妻が玄関まで迎えに出てくれます。

  「ただいまー 」
  「アナタ、大変。わたし “音楽アレルギー”なんだって 」
  「え ? 先週から咳が止まらなかった症状の病名って、それだったのか ? 」
  「そう。音楽由来のアレルゲンで 聴覚に波動が及ぶと アレルギー反応を引き起こすんだって 」
  「えー ? だって今までは 何ともなかったじゃないかー 」
  「さすがのわたしも 正直 もう40代だし… そろそろお年頃ってこと ? それに 仕事の疲れやストレスとかで身体が弱って免疫力が落ちてる時には 抵抗力も低いじゃない ? ドクターのそんな説明に納得しちゃった 」
  「で、でも 何故 アレルギーの抗原が“音楽”なんだよ 」
  「それは わたしにもワカンナイけど 聴覚が繊細なんだって言われた。音楽を聴くと 途端に発作的な咳が止まんなくなっちゃうのは 事実なんだから 」
  「ちょ、ちょっと・・・ じゃ モーツァルトで試してみせろ 」
  「えー、アナタ ったら まじ ? やめてよー 」
  「ワルター/ニューヨーク・フィル(CBS )旧盤で、交響曲第39番
モーツァルト 三大交響曲 ワルター ニューヨークフィル CBS
  「コンコン、コンコン、ひどいよー 」
  「ベルリオーズの『幻想交響曲 』、ゲルギエフ/ウィーン・フィル(PHILIPS )盤 」
幻想交響曲、他 ゲルギエフ指揮ウィーン・フィル
  「コンコン、コンコン 」
  「イタリア・オペラなら どうだ ? 」
  「ねえ、少しは わたしを労(いた )わろうって気はないの 」
  「パヴァロッティハイC ドニゼッティ作曲の『連隊の娘 』から『友よ、何と晴々しい日 』(デッカ=ロンドン )盤 」
ドニゼッティ 歌劇「連隊の娘」パヴァロッティ パヴァロッティ エディッション(デッカ)
  「コンコン、コンコン、もう やめてよー 」
  「本当に辛(つら )そうだな… 医者からは 薬を処方されたのか ? 」
  「ううん、『音楽を聴くことは避けて、しばらく安静に 』 ですって ― 」
  「ええと… それは、自宅で音楽を流すこと禁止ってことかな ? 」
  「当たり前じゃん、だって病気なんだから。口内炎までできてるんだから 」
私  「・・・ 」
  「何を考えこんでるのよ 」
  「あ、あのさ - 」
  「何なの ? 」
  「どうだろ、しばらく別居を考えてみないか 」
  「(怒りだす )あ、ひどっ ! 猫アレルギーに気づいた飼い主が猫ちゃんを捨てるように、アナタ わたしを追い出そうっていうのね 」
  「ち、違うよ、逆だよー。オマエが安静な環境で過ごせるように、オレのほうが職場の近くに しばらくアパートを借りようかって いうことだよ 」
  「アナタったら、そんなにまでして 自分は音楽を聴きたいわけ ? 」
  「え、ええと・・・ そういうことじゃないよ 」
  「それでいてアナタ、自分のコトを ああ、オレ 何て優しい夫 - とか 思ってんじゃない ? 」
  「と、とんでもないよ。オマエを大事に思うあまりの 苦渋の選択だよー 」
妻  「ふん、ウソだね。わたしのことより 自分が音楽を聴けなくなることが耐えられないんでしょ 」
  「え、えーと・・・ 」
妻  「あ、ほーら、すぐ否定しないし 」
  「(しどろもどろ ) 」
  「やっぱ図星じゃん ! ヒドーい、ヒドすぎる(両手に顔を埋めて 激しく泣きだす ) 」
  「お、おーい… 困ったなあー 」

 もはや離婚の危機 … ? 
 やっぱり 私はよりも 音楽のほうを 愛していたのかも…。 音楽か? 愛妻か? ああ、究極の選択だ。 もはや自分で自分がわからない。 いや、やはり音楽か ? って、バカ正直だから否定もできない。うぅ… 一体どうしたら -
 と、その瞬間、私は 壁にかかっている 日めくりカレンダーの日付に 気がつきました。

04月01日
 - 4月 1日・・・ って、もしや ?

 肩を激しく震わせつつ テーブルに突っ伏しているの嗚咽・・・ それは、悲しみの号泣などではなく、私を嘲笑する仕掛けの成功に満足しながら 必死に爆笑を こらえている姿でした。

 くそーっ、やられた。「音楽アレルギー 」なんて、 あるわけ ねーだろ ( but 安堵 )。

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