Getz Children Of The World (CBSソニー 25AP-1696 ) スケルツォ倶楽部 ⇒ 全記事 一覧は こちら
午後のジャズ喫茶 「カフェ ソッ・ピーナ」から
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ビリー・ジョエル Billy Joel 
「ニューヨークの想い 」 New York State of Mind

若き日のビリージョエル view from Hudson river New York_Olive Kirk

 こんにちは、“スケルツォ倶楽部発起人(妻のほう )です。
 今回は、相変らず閑古鳥が鳴く カフェ・ソッ・ピーナのカウンターに座りながら、うたた寝してしまった短い間にみた「夢 」のおはなし - です。 あしからず。

 音楽オタクで独身の二代目マスターが選んでくれるディスクを お店の先代オーナーから伝承の巨大なオーディオ・セットを通して 思いきりの大音量で聴かせてもらえる わたし お気に入りのカフェソッ・ピーナ 」。 わたしの自宅から 徒歩10分ほどの公園そばに建っているオレンジ色の雑居ビル2階にあって、壁一面がガラス張りだから 冬の陽差しが射しこむ日の店内は 十分温かいのです。

 そんな場所で 日頃の疲れからか ついウトウトしてしまい、気づいたら 長距離バスでアメリカ横断しようとグレイハウンドに乗りこんで独り観光旅行を続けている「ダンス留学中の女子大生(笑 ) 」になっているではありませんか。
「… でも こんなの どうせ夢だよな 」って、すぐ理解しましたが これで目覚めてしまうのも何だかオモシロくないし、少しばかり若返った状況が若干楽しそうでもあり、もうしばらくこのまま夢を満喫しながらバスに揺られてゆくことにしました。

Greyhound on road newyork
 ・・・というわけで、大型バスが走っている ちょうど今 この辺りは、ニューヨーク市の中心街、ハドソン川に沿ってマンハッタンを抜けてゆく ヘンリー・ハドソン・パークウェイの周辺で 渋滞中です。
 日本からやって来た「ダンス留学中の女子大生 (笑 ) 」 の わたしは、このグレイハウンド・バスのゆったり広い通路を挟んで 隣のシートに座っている長髪で白人の若者ビルと、いつのまにか親しく言葉を交わすようになっていました。

by Mr. Schultz_座るルーシー ビリー・ジョエル
「ハイ、日本から来た女の子、キミは そんな遠くから わざわざ ダンスを学びに渡米してきたって、そういうわけかい 」
「そうよ、わたし アメリカの音楽が大好きなんだもん。頑張ってそのうち有名になるから、よろしくね 」
なーんて、われながら おバカな受け答えをしているなあ。そんな「女子大生(笑 ) 」のわたしを ビル君は少し興味を持ったらしく、音楽の話を振ってきます。
「極東の日本でも アメリカのヒットパレードをラジオで聴けるのかい ? 」
「もちろん聴けるわよ。欧米の音楽なら わたしは何でも幅広く聞くヒトだから。ジョージ・ガーシュウィン以降、アメリカ音楽の歴史の中でも特に重要なのは、ダンス・ミュージックが発祥の 二つのリズムよね。そのひとつは モダン・ジャズの緊張感ある4ビートのスウィング・・・ 」
(感心して ) オー、キミは とてもよく勉強しているようだね。選ぶ話題が 知的な女流作家エリカ・ジョングみたいだ 」
「 - で、もうひとつは ロック’ン・ロールの躍動する 8ビート・・・ 」
「同意。ロック’ン・ロールは最高さ
「(ほめられて思わずイイ気になる ) ふふん、わたしは 最近のアメリカン・ポップスについては あまり詳しくないけれど、60年代の全米ヒットチャートロック’ン・ロールが興隆したグッド・オールド・デイズから 70年代のA.O.R.全盛の頃くらいまでが一番オモシロかったんじゃない ? 」
「え、ちょっと待って。A.O.R. ・・・って、ホワット ? 」
おっといけない。 A.O.R. - アダルト・オリエンテッド・ロック - って和製英語だったかしら ? ビル君には通じなかったようね。うーん、あわててゴマカそう(汗 )。
「え、ええと わたし、要するに ビートルズの時代が好きってことよ 」
その途端、ビル君の表情には 何だ、こいつ 実はアメリカの音楽 まるでわかってねえな、第一 ビートルズはイギリスのバンドだし - って、そんな軽蔑の色が一瞬浮かび、そして彼は笑いながら 早口で言いました。
「ハハハ、きみには最近のアメリカ音楽が きっとわからないんだね。ビートルズが再結成すればいいのにとか思ってるだろ ? ただ乗れて踊れる わかりやすいロネッツみたいなリズムさえあれば ?  All You Wanna Do Is Dance, isn’t it ? 」
・・・って 決めつけないでほしいんだけどなー、英会話が得意じゃないだけなんですから。ジョンジョージも既にいないことくらい知ってますから。 ぷん ぷんすか。
 もうどうでもよくなってきた わたしの表情に気づいたのか、機嫌でもとろうとするかのように ビル君、ポットから熱いコーヒーを紙コップに注いで 話題を変えてきました。
「ヘーイ、日本から来た女の子、キミはニューヨーク観光を終えたら、その次には 一体どこを目指す予定なんだい ? 」
紙コップのコーヒーを勧めながらバスの座席を立ち上がったビル君の上背を見て、 彼が意外に小男であることに わたしは気づきました、まぁ 日本人の平均身長と変わらない、170cmもないんじゃないかしら。
「そうね、せっかくの遊学期間だもん。フロリダのマイアミ・ビーチとか、いっそL.A.までぴょんと飛行機に乗ってハリウッドまで飛んで行っちゃおうかなー 」
ふふん、どうせコレ夢ですから、わたしも何だって言えちゃいます。
「オー、きみはリッチ・ガールなんだね。L.A.か、そりゃ悪くはない。でも きみがアメリカのどこを訪れたとしても、決して ここニューヨークから得られるほどの大きな満足をもらえる場所がみつけられないほうに ボクは賭けるよ 」
小鼻にしわを寄せながら ビル君が断言するので、わたしも思わず、
「ずいぶん自信がおありのようね 」
「ああ、だってボク自身 もう3年も前からカリフォルニアで仕事しているんだけど、いつも自分の心の裡に、生まれ育ったこの街ニューヨークへの想い New York State of Mind を、忘れることは決してないんだから 」
それほど ビル君が愛している故郷ニューヨークであるにもかかわらず、でも今はここに住んでいないと聞いて、わたしは少し驚きました。
「もちろん西海岸へ出稼ぎに行く前には、大好きな地元 ここニューヨークで 本来であれば仕事も見つけたかったさ。それまでは ガソリンスタンドの従業員、ペンキ塗り、料理人、インク工場の工員、雑誌のライター、ホントいろんな仕事をしてきたよ。でも こう見えてボクは根っからの善人でね、ことある毎にダマそうとするあくどいヤツらばかりのN.Y.C.にはホトホト嫌気がさしてしまった。だからもうここで仕事を見つけようという願いは捨ててしまったのさ 」
そう言って自嘲気味に笑う彼の横顔も なかなか抜け目なさげで、自分で語るほど簡単にダマされそうな器には思えませんでしたが、人知れずビル君が苦労してきた経歴を想像させるには十分でした。
「それに比べると 西海岸ロサンジェルスは、人も街も何とわかりやすいところだろう ! 太平洋の眺め、パシフィック・コースト・ハイウェイを走るスポーツ・カー、椰子の木々、とにかく街全体がゴージャスなんだ。そして何と言っても・・・ 」
ハリウッドでしょ ! 」
「そう、ハリウッド ! アメリカ文化の創造的な面を象徴する映画産業の中心地。複数の大きなプロダクションが同時に進行している贅沢さといったら比類ないね。実際、有名な映画スターたちが ド派手なデザインの車や豪華なリムジンに乗っている光景をすぐ間近で見てきたからね 」
その話題には わたしも喜んで食いつきました。
ビル、ハリウッドでは アナタ どんなスター俳優を 生(ナマ )で見れたのかしら 」

Rocky-poster.jpg A Star Is Born_Poster
▲ (左から )映画「ロッキー 」、「スター誕生 」 のポスター、 1977年第49回アカデミー賞において、前者は作品賞・監督賞、後者のテーマ・ソング 「エヴァーグリーン 」は、主題歌曲賞を受賞することになります

「それこそ全部見たさ。シルヴェスター・スタローン級のスター俳優がぞろぞろ何人も街を歩いている様子なんかは スタローンが主演・脚本を務めた映画のタイトルもそのまんま『ロッキー 』山脈のようだったし - いや、それだけじゃない、バーブラ・ストライザンドが自身主演した映画『スター誕生 』のテーマソング『エヴァーグリーン 』に勝るとも劣らない名曲たちが まるで見上げるような常緑樹(Evergreens )が辺り一面に茂っているがごとく、ボクが見たハリウッド映像・音楽産業は それほどの高いレベルと繁栄を誇っていたよ 」
その比喩と詩的な表現に わたしは感嘆し、思わず褒めちぎりました。
「まあ ビル、アナタったら大した詩人ねー。素晴らしい才能だわ 」
「ふふん ありがと 」
と、彼は礼を言いながら ちょっと照れていました。
 でも わたしは自分の心の裡に起こった小さな疑問が徐々に大きくなってくるのをそろそろ抑えられなくなっていました。 シルヴェスター・スタローンの 『ロッキー 』 ? バーブラ・ストライザンドの 『エヴァーグリーン 』 ですって ? ちょっと古い話題じゃない、この人は 一体いつの話をしているのかしら・・・。 そう思いながら、何気なく バスの車窓から ニューヨークの景色を眺めたわたしは、驚きで 心臓が止まりそうになりました。 だって、そこには世界貿易センタービルツインタワーが 高く立派に屹立していたからです。 これは一体 どういう意味なんでしょう ?

「仕事をする分には ホントL.A.は働きやすい土地さ。なにしろあっちのビジネスは、一言で言って、フェアなんだよ。最低賃金も保証されてるし、ボクが生まれて初めてちゃんとした定収入を確保された仕事って、カリフォルニアのピアノ・ラウンジで弾き語りする歌手だったんだから 」
「え、 ビル、アナタったら シンガー だったの ? 」
ビル君が ラウンジ・シンガーだったと聞いて、音楽オタクの“スケルツォ倶楽部発起人(の妻 )たるわたし、思わず気色ばみました。そう言われれば、この人って どこかの誰かさんに似てるような ? 
「ハハハ … ボクのこと シンガーには見えないなーとかと思ってるんだろ。図星だね、でもL.A.に移住してから ようやくボクもミュージシャンの端くれとして 芽が出そうな気配なんだ 」
と、ビル君、だんだんと機嫌よく 饒舌になってきました。
「なんとコロムビア・レコードクライヴ・デイヴィス社長から 一体どこでボクのことを知ったんだか、直々(じきじき )に契約のオファーを貰えたんだ。スゴイだろう ? そして最初にリリースしたシングル曲は 『 ビルボード ホット100シングル・チャート最高25位まで上がったんだぜ。 それで音楽業界紙キャッシュボックスでは 73年に最優秀新人男性アーティスト賞に、翌74年には最優秀新人男性ヴォーカリストに選ばれた。 ミュージック・リテイラーでも 2年続けて年間最優秀男性アーティストに選出されてる。だからL.A.でなら この先も何だかやっていけそうな自信がついてきたところなんだ -  」

― その瞬間、わたしは 突然 悟りました
 このビルっていう若者・・・ わたしの大好きな ビリー・ジョエル じゃないの ! 

 それも まだ「ストレンジャー 」や「ニューヨーク52番街 」をリリースする前の若き日の姿・・・ ということは、「今 」 このグレイハウンド・バスの中は まだ 1975年頃ということなんでしょうか。 落ち着いて、落ち着いて 深呼吸 。。。
 ・・・ええと、それじゃ逆算すれば この後 ビリー・ジョエル L.A.から ニューヨークへと活動拠点を移すことになるはずで、そこで名プロデューサー フィル・ラモーンと出会い、レイ・チャールズトニー・ベネットトゥーツ・シールマンスポール・マッカートニーらと共演するほどの、世界的ポップ・ミュージシャンとしては まさしく頂点を極めることになる予定です。
「ね… ねえ、ビリー ? アナタの、その最初のシングル曲って、『ピアノ・マン 』 じゃない ? 」

Billy Joel_Piano Man Billy Joel_Piano Man
 わたしの言葉を聞くやいなや 若きビリー・ジョエルは 喜色満面の笑顔になりました。
「オー ! キミはボクの曲を どこで聞いてくれたんだい ? うれしいねえ、だって多くの人は『ピアノ・マン 』 を ハリー・チェイピンの 『タクシー 』 と間違えて混同するくらいが関の山だからさ。 まさか遠い日本から来た女の子が、このボクの曲を 知っていただなんて 感動的だなあ、ドモ・アリガトー 」

▲ いーえいえ、ビリー・ジョエルのファンが「ピアノ・マン 」 知らないなんてことあり得ないでしょう。アナタの曲は わたしの青春の思い出です。むしろ感謝するのは わたしのほう。Thank you very much !

「それで ビリー、アナタはもうすぐ L.A.から このニューヨークに戻って来る予定よね ? 」
と、未来のわたしにとっては 当然大事なことを確認しておきます。すると、
「はぁ ? 妙なことを言うね、帰ってくる予定なんかないさ。ロサンジェルスでレコーディングしたボクの新譜 - 『ストリートライフ・セレナーデ 』 - は聞いてくれたかい。ビルボード誌のチャートで 35位まで上昇して ゴールド・ディスクを獲得したばかりなんだぜ 」
と、ビリーは得意そうです。 (タメイキ )おお、何ということでしょう、彼は これで満足しかけているようです。

Billy Joel_Streetlife Serenade-
「・・・はー、 あんなに 地味な 3枚目のアルバム でも そこそこ売れてたのね・・・ 」
「ヘイ、何言ってるんだい 失礼な。それに あれはまだ 2枚目だよ。この調子で ボクは、ボクを高く評価してくれたL.A.を拠点にして、これからも音楽活動をやっていこうと思っているのに 」
! それはたいへん。ビリー・ジョエルが このままニューヨークに戻らなければ、ロック史上の名盤「ストレンジャー 」も 最高傑作「52番街 」 も 生まれないじゃないの。
 このままカリフォルニアで 「場末じみた場面 The Great Suburban Showdown 」みたいなカントリーっぽい音楽をやり続けようっていうのかしら ? あの素晴らしい「素顔のままで Just The Way You Are 」が、大好きな「オネスティ Honesty 」が、わたしたち聴けなくなっちゃうじゃない !

ダメよ、ダメダメ !
「・・・何だい それは ? 」
ビリーは目を丸くして 取り乱したわたしを見つめています。でも気にするもんか、もう何が何でも ビリー・ジョエルを ここニューヨークに留め置かなけりゃ。
「ホワッ’ツ・ザ・マター・ウィズ・ユー ? キミ、目が据わってるよ 」
ビリー、よーく聞いて。アナタは この地、故郷ニューヨークを愛してるんでしょ 」
「ああ、もちろんだよ 」
「アナタはここで仕事をする器なのよ。L.A.で今 受けている評価は、実は西海岸だけの評価じゃない、アメリカがアナタに与えてる評価なのよ。満足してないで、自信をお持ちなさい。そしてニューヨークへ帰っていらっしゃい 」
「急に そんなこと言われてもなあ 」
「いつも良い天気の西海岸、一時間ごとに休憩をとりながら のんびりレコーディングするスタジオ、そんなぬるい環境が アナタに向いてるとは思えないわ、ビリー
「思ったより キミは ボクについて詳しいようだね。 ん、 まあ時々は 西海岸を物足りなく感じることって、正直あるよ 」
「ほら、直感を大事になさい 」
「たしかに、そういう時は ボクは時間を無駄にしてるんじゃないかって Last of Big Time Spender そういう焦燥感もある。でもそういう感覚を L.A.では誰もあまり感じていないようで、なぜか周りの人たちとボクはそういう感覚を共有できないんだ。彼らは皆 近頃はあまりいい時代じゃない - って言うけど、それは地域性もあるのかもしれない・・・ 」
「そうでしょ。でもアナタの故郷ニューヨークは プロフェッショナルな仕事で溢れてる。それなりにプレッシャーも大きいかもしれないけれど、その代わり、やるだけやったら得られる ギヴ&テイク の充足感があったでしょう 」
「うむ。 そして リズム&ブルースからもずいぶん離れていたな、長い間ずっと忘れ物をしていたような気分だ。そんなニューヨークはチャレンジ精神に溢れた エキサイティングな街・・・ 」
「ごちゃごちゃしたチャイナタウンであろうと、こぎれいなリヴァーサイドであろうと、世界中でアナタの住むべき場所ったら、ここしか考えられないじゃない。最初からページをめくってゆかなければ結末がわからない読書なんかと違って、到達させる人生の目標さえ設定したら、そこへ行き着くために やるべきことはすべてやりましょうよ、ビリー。アナタの場合、それは故郷ニューヨークでの成功でしょ 」
キミの言うとおりかも知れない You May Be Right - ボクはニューヨークで もう一度 仕事がしたい。自分の気持ちにもうウソはつけない。今はやっぱりニューヨーク・タイムズデイリー・ニュースのインクの匂いが懐かしいし、ここがボクの性に合っている。 」
「そうよ。アナタは もうかつてここを離れた時のアナタとは違うのよ、ビリー。 “自信こそ成功の秘訣である”っていう金言もあるじゃない。今のアナタにはそれがある。さあ、ハリウッドに さようなら をおっしゃい Say Goodbye To Hollywood !
「ありがとう。新しい生活を始める前に、それでも楽しかった日々には想いをこめて 乾杯したい気分だよ。早速 ニューヨークへ帰ってくる 引越し のスケジュールを立てよう。ハイランドフォールズあたりに借家を借りて・・・。でも、どうしてきみは こんなにボクに親身なんだい ? 」
うーん、それには ちょっと答えようがありません。わたしの夢の中だなんて、どうせ信じてくれないでしょう。
「理由は訊かないで頂戴。 Don’t Ask Me Why  」
「・・・それじゃ、今日のお礼に チャーミングな キミとの会話から思いついたを、ボクの次のアルバムに入れちゃおうかな。実は たった今 この車窓を流れるハドソン川の風景を眺めながら、ひとつ素敵なアイディアが浮かんだんだ 」
「レアリー ? それなら楽しみにしているわ。 その歌のタイトルは決まって ? 」
ニューヨークの想い New York State of Mind

ビリー・ジョエル_ニューヨーク_0004 ビリー・ジョエル_ニューヨーク_0003
Billy Joel ビリー・ジョエル
New York State of Mind 「ニューヨークの想い 」


   オリジナル歌詞 掲載自粛
   
   普段の生活を一休みして
   遠くに行くのが好きな人たちがいる
   マイアミ・ビーチやハリウッドに
   飛行機でひとっ飛びしたりして
   でも ボクの場合はハドソン・リヴァー・ラインを走る
   グレイハウンドに乗るのさ
   ニューヨークにいたい気分だから


   あらゆる映画スターたちが
   おしゃれな車やリムジンに乗っているのを見かけたし、
   常緑樹(Evergreens )の生い茂っている
   ロッキー山脈 (Rockies ) にも登ったことがある
   でも本当に必要なものが判った今は
   もうこれ以上 時間を無駄にはしたくない
   ニューヨークにいたい気分なんだ


   リズム&ブルースのような現実から離れて
   その日暮らしをするのはあまりにも気楽だった
   今のボクにはちょっとしたギヴ&テイクが必要さ
   ニューヨーク・タイムズやデイリー・ニューズを買うとか
   現実に立ち戻ってみても
   受け流すから 気にならないさ
   チャイナタウンでも リヴァーサイドでも構わない
   理由なんかいらないんだ
   すべて置いてきてしまったから
   ただニューヨークにいたいだけ
 

   グレイハウンドに乗って
   ハドソン・リヴァー・ラインを走る
   ニューヨークへの想いでいっぱいだ


         (対訳 : 安江幸子平田良子 に拠る )


▲ 投稿主 getesama さんに 感謝して お借りします。

オリジナル演奏:
  ビリー・ジョエル Billy Joel – piano, vocals
  リッチー・カナータ Richie Cannata – saxophone
  リバティ・ディヴィート Liberty DeVitto – drums
  ダグ・ステッグマイヤー Doug Stegmeyer – bass
  ケン・アッシャー Ken Ascher – orchestral arrangements
演奏時間:05:58
アルバム:Turnstiles (邦題「ニューヨーク物語 」) に収録
録  音:1976年1月、ニューヨーク
レーベル:Family Productions / Columbia


Billy Joel on the piano
つづく ⇒  「ニューヨークの想い 」には、異なるふたつのヴァージョンが存在する

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