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NHK「花子とアン 」の主題歌「にじいろ 」を歌う
絢香の歌唱は、なぜ聞きとりにくい といわれるのか。

NHK「花子とアン 」吉高由里子 絢香_にじいろ _Single (2)
絢香 にじいろ
( NHK朝の連続テレビ小説 「花子とアン 」 主題歌 )
作詞 / 作曲︰絢香

(歌詞掲載自粛)
  

 
 
 こんにちは、“スケルツォ倶楽部発起人です。
 読売新聞 2014年 6月12日 「放送塔 」投稿欄に、 こんな 小さな意見(引用は青字部分 )をみつけました。

我慢できない主題歌の発声
 NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン 」を毎日、楽しく見ているが、絢香さんの主題歌「にじいろ 」が流れると リモコンの消音ボタンを押す。鼻濁音について かなり厳しく指導を受けた私には、「が 」の発声が我慢できないからだ。言語の専門集団であるNHKは、どう考えているのだろうか。 (千葉県・無職・○○ ○○ 71歳 )


読売新聞 2014年 6月12日 「放送塔 」より

 「花子とアン 」の主題歌の歌詞が「聞きとりにくい 」という意見は、比較的年配の一般視聴者に多いようですが、この主題歌「にじいろ 」に聞かれるような、日本語の発音として「間違っている 」と感じさせる 絢香さんのような歌い方は、実は 彼女ひとりだけの個性ではないのです。これは 現代のいわゆるJ-Pop の特徴的な歌唱方法のひとつで、シンガーが 意図的に日本語っぽくなく、わざわざ日本人らしくなく「歌う 」 一種の発声技術なのですが、71歳のご投稿者は、この約束ごとを、認識しておられないのではないかと思うのです。
 本日の考察は、コレについて ( その歌唱方法の 好き / 嫌い は とりあえず 脇に置いて、どうか お読みください )。


 ― 戦後日本の洋楽受容小史 -

好むと好まざるとにかかわらず、
わが国の 産業「流行歌 」歌詞歌唱方法は ことごとく
アメリカコンテンポラリー・ミュージックの影響の下に・・・


 以下、少し長くなってしまうかもしれませんが、日本語の「歌詞の発声 」について 振り返ってみますと、戦後 わが国の いわゆる「流行歌 」スタイルは、私たちの社会が 太平洋戦争の敗戦を境に 帝国主義から いきなり民主主義へと真逆方向に舵を切ったのと同様(って 、もちろん 発起人 まだ生まれていませんが )激変を遂げたところから始まります。ここで、ドキュメンタリー番組のB.G.M.に使われることも多い「リンゴの歌 」が 頭の中で鳴り出します (笑 )。
 つい昨日までは 聴くことさえ禁じられていた敵性音楽が、180度転換して 積極的に受け容れるべき「最新流行の音楽 」になってしまったとしたら。 「東京ブギウギ 」なんていうタイトルは 戦時中には想像することさえ許されなかったことでしょう。

滝廉太郎 山田耕筰(1920年頃 )
▲ (左から )滝廉太郎、山田耕筰
 
 戦前・戦中まで「流行歌 」の中心を占めてきたのは もともと 滝廉太郎・山田耕筰 に代表されるような 西洋クラシック歌曲風のメロディに日本語をはめこみ、七五調による浪曲の要素まで取り入れた 日本特有の歌謡旋律中山晋平、古賀政男、服部良一・・・ )でした。
中山晋平 古賀政男_NHK 服部良一_Victor
▲ (左から )中山晋平、古賀政男、服部良一

 戦後は その旋律に アメリカのスウィング・ジャズラテン、ハワイアン等の「洋楽 」スタイルをミックスさせて歌う、新しい「歌謡曲 」に変化の兆しが現れました。
 「演歌 」にでさえ アメリカ製のエイト・ビートやロッカ・バラードのリズムが取り入れられ、ムード歌謡(石原裕次郎、フランク永井、和田弘とマヒナスターズ など )などという新たなジャンルを築いていましたから - 
石原裕次郎 フランク永井_Victor 和田弘とマヒナスターズ_Victor
▲ (左から )石原裕次郎、フランク永井、和田弘とマヒナスターズ

 - 戦後日本の歌謡スタイルが、もはや単純に「流行歌 」と 一括(くく )りにできない 多種多様な様相をみせるようになっていたことは、ご年配の皆さまも記憶におありでしょう。

 そうなんです、わが国の「流行歌 」は、ことごとくアメリカコンテンポラリー・ミュージックの影響を受けているのです。
 飯田久彦による 「ルイジアナ・ママ 」、山下敬二郎の 「ダイアナ 」、坂本九素敵なタイミング 」・・・
飯田久彦 山下敬二郎 坂本九
▲ (左から )飯田久彦、山下敬二郎、坂本九

 ザ・ピーナッツ など ガールズ・ポップに代表される 日本語歌詞による 洋楽カバーも隆盛を極めました。 弘田三枝子ヴァケーション 」、中尾みえ 可愛いベイビー 」、「夢見るシャンソン人形 」 などなど・・・ 具体例は 枚挙に暇(いとま )なしです。
ザ・ピーナッツ 弘田三枝子_Capitol 中尾ミエ_Victor
▲ (左から ) ザ・ピーナッツ、弘田三枝子、中尾みえ

 偉大なプレスリーに代表される 初期のロック’ン・ロールが登場すれば 日本では 有楽町日劇ウェスタン・カーニヴァルに象徴される ロカビリー・ブームが到来します(平尾正晃、尾藤イサオ、小坂一也など )。
平尾正晃 尾藤イサオ 小坂一也_コロムビア
▲ (左から ) 平尾正晃、尾藤イサオ、小坂一也

 ベンチャーズが来日すれば それ 「エレキ 」ブームだ (笑 )、イギリスからビートルズが来日すれば ほら G.S. - グループ・サウンズのブームだ (ザ・タイガース、テンプターズ、スパイダース ) ・・・
ザ・タイガース ザ・テンプターズ(PHILIPS )
▲ (左から ) 沢田研二を含む ザ・タイガース、ザ・テンプターズ

 サイモンとガーファンクルに代表されるカレッジ・フォークが輸入されれば よっしゃ 和製フォーク・グループ全盛だ・・・ となります。
かぐや姫 アリス
▲ (左から ) 南こうせつ、伊勢正三 らの かぐや姫谷村新司、堀内孝雄 らの アリス

 そして これらの流れの果てに - フォーク・グループの全盛期 1970年代 と 確実にかぶりますが - 洗練された感性と高度な演奏技術を兼ね備えたニュー・ミュージックと呼ばれる流れ、すなわち 米英音楽の ただのコピーではない、日本独自のオリジナルなスタイルを創造しなければ - という意識が 日本のミュージシャンの一部に芽生えはじめるのです。 完成型には程遠いものの、はっぴいえんどY.M.O.細野晴臣ナイアガラ で知られる 大瀧詠一、松本隆、鈴木茂 )、吉田拓郎、井上陽水、荒井由実、小田和正(オフコ-ス )、さだまさし、中島みゆきなど 個性や方向性が 多様化しはじめ、音楽芸術としても深みが感じられるようになってきます。 
はっぴいえんど 吉田拓郎 井上陽水_Polydor 荒井由実
▲ (左から ) はっぴいえんど、吉田拓郎、井上陽水、荒井由実
小田和正 さだまさし 中島みゆき
小田和正、さだまさし、中島みゆき

 しかし そういった 日本のミュージシャンの殆どが、この時期 おそらく共通して感じていた問題意識とは、彼らが目指している音楽のリズムに 肝心の母国語 = 「日本語 」 が 乗らない  ということだったと思います、これは致命的なことです。
 日本語の音韻は、その殆どが 母音で終わる開音節言語であるため 日本特有の七五調のリズムであれば乗せやすいものの、根本的に異なる言語体系の英語を使うことによって発展してきた洋楽のリズムに 日本語訳の歌詞を無理に乗せた時の、何とも言えないニュアンスの違和感、どうしようもないほどの舌足らずな感覚、歌っている自分のことをニセモノであると自覚するイミテーション意識、リズムに対する罪悪感 - 一言でいってしまえば 音楽家として「格好ワルイ 」という羞恥心 です。

 その結果、ゴダイゴ、山下達郎、原田真二など(の 一部楽曲 )のように 日本語を母国語とするミュージシャンのオリジナル曲でありながら 一曲全部を 「英語で歌い通してしまう 」 という方法を試みる場合があります。但し そうすると 自身の楽曲の日本での普及を犠牲にすることと引き換えになってしまうため、どちらかといえば それらは少数の例で、多くの場合は 「楽曲のサビ(コーラス )の部分だけ 英語で歌う 」という方法が採られます。 これは 特に1970年代の後半以降には たいへん多く耳にするようになりました。 
 その時期に登場した 有名な楽曲を 思いつくまま挙げてみれば、すでにデビューから積極的に英語歌詞のナンバーを発表していた ゴダイゴの 「ガンダーラ (In Gandhara, They say it was in India ) 」、「銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999 will take you on a Journey、A never ending Journey、A Journey to the stars 」、松任谷由実にさえ 「守ってあげたい ( So, you don't have to worry, worry, 守ってあげたい / あなたを苦しめるすべてのことから 'Cause I love you … ) 」 があり、ジュディ・オングには 「魅せられて ( Wind is blowing from the Aegean ) 」なんていう 大ヒット・ナンバーもありましたっけ。 でも これらは ごく一部の例に過ぎません。だって サビを英語で歌うナンバーなんて 今じゃ めずらしくも何ともなく、それこそ 現在に至るまで もう無数にあることは、どなたもよくご存知でしょう。
ゴダイゴ Godiego 松任谷由実(20代 ) ジュディ・オング
▲ (左から )ゴダイゴ、松任谷由実、ジュディ・オング

 もうひとつ 日本語を 自然に音楽に乗せるための 画期的な方法がありました。
 それは、日本語という言語が 本来持っているアーティキュレーションをバラバラにしてしまうこと - たとえば「ありがとう 」という歌詞があった場合、その一語を さらに 「A 」「Ri 」「Ga 」「Toh 」などと 一音ずつ切り離し、あたかも日本語を知らないアメリカ人が初めて ローマ字表記されている 外国語を発音するように歌う というやりかたです。この場合 歌詞は概ね発語記号となり、聞き慣れなければ言葉の意味はとらえづらいものの、ミュージシャンにとっては重要な 音楽の流れ は停滞せず、なにより リズムがつまづくことなく 滑らかになります。
 ミュージシャンによって 程度の個人差はありますが、キャロル矢沢永吉サザン・オールスターズ桑田佳祐佐野元春 - 
矢沢永吉_キャロル 桑田佳祐 佐野元春_Epic Records
▲ (左から ) 矢沢永吉、桑田佳祐、佐野元春 

久保田利伸_CRY ON YOUR SMILE 吉田美和_Epic Records 平井堅 椎名林檎
▲(左から ) 久保田利伸、吉田美和、平井堅、椎名林檎

 - 久保田利伸、Dreams Come True
吉田美和平井堅 らの楽曲を 意識してお聴きになってみてください。一般の人なら表面だけ聞くと「英語の歌を歌っているのではないか 」と感じるかもしれませんが、よく聴くと(ミュージシャンによっては英語を混ぜていることも多いですが )基本的に日本語歌詞である筈です。尚、椎名林檎の感性は 些か別個のもので、上記アーティストとは一緒くたに括れない個性を感じてます、いずれ別稿を設けて語りたいと思っております。

 これらを発展させた - というより 等身大で さらりと自然にやってしまったように見える - のが、1998年「Automatic 」を発表した宇多田ヒカルと、彼女の方法を(これもまた )自然に身に着けて登場した、宇多田と同世代の、あるいは 彼女以後の「新世代R&Bシンガー 」(と呼ばれる歌手 )たちでしょう。近年では 平原綾香 の表現能力・コントロール技術が傑出していました。


宇多田ヒカル Automatic

 たとえば Mr.チルドレンなどの歌唱では、英語の詩によくある「 」を「日本語の音で踏む 」という方法が 自然に徹底されており、発声された音だけ聴いていると、J-Popもここまで成熟したか、という感慨に耽ってしまいます。 好むと好まざるとにかかわらず、これらが 現代(いま )の 代表的な 「邦楽 」というわけです。

絢香_にじいろ _Single 
 絢香さんの作品は、名曲「I believe 」、「三日月 」などは言うに及ばず、「みんな空の下 」における胸に響く 強い説得力、「手をつなごう 」の まるでジョニ・ミッチェルを思わせる 繊細な歌唱の素晴らしさ、「今夜も星に抱かれて・・・ 」の絶妙な間の活かし方などに触れて以来、注目してきた存在です。
 今回 ドラマ「花子とアン 」の主題歌に起用された 絢香さんの歌唱・発声方法もまた 彼女が日本の洋楽受容史伝統の流れを汲む、新世代に位置していることの証(あかし )なのです。


絢香さんの個性で、彼女がやりたいように ユーミンの 「やさしさに包まれたなら 」を 余裕で表現するシーンが 聴ける 貴重な映像。 コーラスの精妙さに絶句 !

 それでは、これが 現在 放送中のドラマ 「花子とアン 」 に どう関係しているのでしょうか ? 
 ものがたりは 明治から昭和という 近代日本文学の黎明期を含む重要な時期に 翻訳家として カナダの児童文学「赤毛のアン Anne of Green Gables (L・M・モンゴメリ作 ) 」を含む英語圏の文学作品の日本語訳を著したことで知られる、村岡花子という実在の女性をモデルにした ストーリーです。 今のところ かなり自由に「想像の翼 」を広げてみせる脚本(中園ミホ )によって 爽やかなフィクションの世界が 繰り広げられています。 特に 前半までは 主人公 ハナが幼少女時代を過ごす 東京のミッションスクール・修和女学校で 苦手な外国語(英語 )を努力して習得するまでが 非常に重要なテーマとなっていたことが印象的でした。

 英語の文学を日本語に翻訳することによって 外国人の考え方を わが国に受容させる役割に尽力した 村岡花子の半生を描くドラマの主題歌として、わが国の音楽に 洋楽の方法論を いかに取り入れるかを 悩み続けてきた ここ三四半世紀の日本のミュージシャンたちの思考錯誤・創意工夫の結実のような存在ともいえる、ひとりの才能ある若き女性シンガーを ここで かぶせるように起用したことは、NHKドラマ制作陣の選択した ひとつの見識と言えるのではないでしょうか。 
 すなわち (あくまで ごく一般の視聴者にとっては )、「 おや 今回のドラマの主題歌は 英語の歌なのかな ? めずらしいなー 」 などと思わせておいて、実は よくよく聴いてみれば、れっきとした日本語の歌詞である - という そんな驚きのサプライズ効果まで 狙っていたのではないか - と 深読みするものです。 言い換えれば、ここを よく聴かない人にとっては 製作者が期待していたかもしれない、この絶妙な機微やオモシロさを 結局 理解することができず、最後まで この歌が日本語の歌詞であることを 認めぬまま TVの 「 リモコンの消音ボタンを押 」 してしまう などという、モッタイナイことになりかねません。
 私“スケルツォ倶楽部発起人は、NHK絢香さんに エールを贈るものです。

NHK「花子とアン 」で ジュリエットに扮する 仲間由紀恵(右 )
 さて、ドラマのほうは佳境に入ってきました。 今回は 主人公 安東はな の (良い意味で ) ユルい キャラクター を 素で ( ? ) 演じられている 吉高由里子さんも大好きですが、やはり 脇役の 仲間由紀恵さん ( 上の写真 / 右 )が演じる 重要な存在 「腹心の友 」たる 柳原白蓮 の境涯から目が離せなくなってます。 あ、そうそう 美輪明宏さんの語りも 秀逸ですね。

 今日は、先週 親知らずの 抜歯手術 をしてもらった 大学病院へ朝から赴き、術後の経過が良好であることを確かめてもらった上で 無事 抜糸してもらいました。その帰り道に あれこれと 思いを巡らした挙句、本日は このような考えを 「こぴっと 」 まとめた次第です。 ではまた、 ごきげんよう


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コメント

よく読んでください、論点が異なるんだから。

川野滋祥さま、誠に熱いご意見、どうもありがとうございます。
しかし、ご投稿くださった 川野さまの文章から漂ってくる 上から目線なご不満やお怒りといった負の感情を嗅ぎとって、わたし“スケルツォ倶楽部”発起人(妻のほう )、正直 当惑しております。
もし誤解されていたら困るのですが、わたしたちは、NHK『花子とアン 』の主題歌『にじいろ 』を歌う 絢香さんの日本語が 聞きとりにくい - という事実を、決して否定していませんよ。あれは、絢香さんが 意図的に 日本語歌詞が聞きとりにくい発声方法を、自分の歌唱の表現手段として選択した結果です、と書いただけです。
おそらく川野さまが最高と崇めておられる 「声楽を奏楽から解放させて、堂々と朗々と日本語で歌うこと 」 など 余計なお世話で、そんなことは 絢香さんの目指している音楽のカタチではないのです。
何と言われようと、あれは 彼女が表現したいと思った、彼女だけの音楽であり、「それが日本人に好まれるかどうか 」などということは、全然 論点ではないのです。
さらに、スケルツォ倶楽部では 「好き嫌いは別にして 」、「好むと好まざるとに関わらず 」 - と、何度も繰り返し書いたとおりで、それ以上でも それ以下でもありません。
「声楽のリズムをどうして奏楽に合わせる必要があるのですか 」と、川野さまは 疑問を投げておられますが、この二十一世紀の芸術創作に「必要の有無 」などという要素を求めることは、ナンセンスです。
「どうして ベートーヴェンは 不快な不協和音を使うのですか 」、「どうしてストラヴィンスキーは わかりにくい変拍子を使うのですか 」、「どうしてモネたち印象派の画家は 平面上に光を表現しようなどと企てるのですか 」、「どうして ピカソは いろいろな角度から観た物の形を 一枚の絵に収めようなどという幼稚なことをするのですか 」 - って、保守的な18世紀以前ならともかく、もはや 現代の芸術創作活動に タブーなど 存在しません。 「そのようなこともお勉強された方が良いと思います(川野滋祥氏 ) 」

URL | “スケルツォ倶楽部”発起人 ID:-

「花子とアン 」の主題歌は聞きにくい。に賛成し、スケルツォさんの論に賛同しません

「花子とアン 」の主題歌は聞きにくい。と言う意見がWebに多く見られます。私も同感です。スケルツオさんの説もありますが、それとは別にそれが日本人に好まれるかどうかです。J-POPSの中でも平尾昌明氏のうたは、日本語を大切にしています。浄瑠璃も長唄も日本語を大切にして栄えてきました。
声楽のリズムを奏楽のリズムに合わせるから、声楽が日本語でなくなるのです。声楽のリズムをどうして奏楽に合わせる必要があるのですか。私が好きな能楽や謡では、拍子を奏楽に合わせて謡う(拍子合)部分と奏楽の拍子に合わせずに浪々謡う(拍子不合)部分があります。「花子とアン 」で、奏楽の音符に言葉を当てて謡うから、日本語に聞こえない。声楽を奏楽から解放させて、堂々と朗々と日本語で歌うことは出来ないのですか。「がぎぐげご」について鼻音を使うのは、長年の日本音楽の知恵です。J-POPSがそれを知らないだけなのではないですか。日本に生き残れるJ-POPSにするには、そのようなこともお勉強された方が良いと思います。

おかしいですか。

何も知らずに 歌詞が自然に聴き取れる歌など、童謡くらいではないでしょうか。
もし歌いたいと思ったら、たとえ どんな歌であっても (その歌手や作曲者についても含め ) ある程度は 勉強しなければなりません。
校歌でさえ 歌詞を見なければ 意味が聴き取れないことなど、普通ではないでしょうか。
イタリア語やドイツ語が殆どの古典オペラだって、外国語がわからないので わざわざ訳されて 日本語の歌詞が付けられることもありますが、それでも プロのオペラ歌手の発声では せっかくの和訳での歌詞も聴き取れないことは多いでしょう。それは「心に響きません 」か ?
また 日本語であっても 歌舞伎、能(謡曲 )、狂言などの言葉は もともと聴き取りにくいものです。百人一首の 正式な読み上げ方だって 多少は 勉強しなければ 札を取ることはできません。 でも 努力もせず 一見(いちげん )さんの耳に聴き取れないからといって、それらも やっぱり「駄目なものは駄目 」と お切り捨てになるのでしょうか ?
たとえば、今 民放TVで 日本の未来を担う女性たちに贈るエールとされる、三井住友銀行のCMソング「東京VICTORY 」(サザンオールスターズの新曲 )が 盛んにオンエアされてますが、お聴きになりましたか。とても躍動的で心に響く、わたし“スケルツォ倶楽部”発起人(妻 ) は、素晴らしい歌だなあという感想をもってます。でも 桑田佳祐さんの歌い方は「聴き取れない聴きズラい 」から やっぱり「残念 」ですか ?

URL | “スケルツォ倶楽部” 発起人 ID:-

おかしいね。

どんなに時代が変わろうと聴き取れない聞きズラい歌は歌いにくい。色々の講釈を書いてますが駄目なものは駄目です。心に響きません。朝、一番に聴く歌が何回聴いても聴き取れないのは残念です。

映画 「アナと雪の女王 」主題歌!

teamoon. さん、こちらこそ ごぶさた、お見舞いのお言葉 ありがとうございます。
映画「アナと雪の女王 」主題歌! 的を射た話題のご提供に 感謝です。 
この日本語版を聞いてみれば、繰り返されるサビの 重要な「 Let it go 」という歌詞のニュアンスを 日本語に変換させることが やはり無理だったことがわかります。
つまり ラ(Let )・シ(It )・↑ドー(Go ) の部分、原語のニュアンスを生かすなら 「レ・リッ・ゴー 」とでも 歌うしかないわけですが、日本語バージョンでは 「あ・り・のー(ま・ま・にー ) 」と、母音を連続させてしまうため 原歌詞 「Let it go 」 という 英語特有の言葉が 本来有している 力強い瞬発的な発音は 著しく損なわれてしまってます( その代わり 日本語の意味は伝わります )。
これは ビートルズの Let It Be を、言語のニュアンスを残して和訳することが 決してできないのと 同じことです。 日本人に 洋楽の良さを 歌詞の意味とともに伝えるとき 日本のミュージシャンが悩むところが まさにこの点なのですね。

URL | “スケルツォ倶楽部”発起人 ID:-

おひさしぶりです(^^)

Jポップは日々進化してますね。西洋音楽理論にのっとった音楽に乗り切れない日本語を無理やり乗せようとアーティストたちは必至ですね。
最近の成功例では「「アナと雪の女王」の日本語ヴァージョン。これはきれいにメロディに当てはまってて聴きやすい。ロックはまた違うのでしょうけど。
もう歌詞など聞こえなくてもいいという体なのかもしれませんね。
日曜の朝のヒーロータイムの戦隊モノや仮面ライダーのオープニングテーマなどはもう何を言ってるのかわからないくらい細かい日本語のメロディを複雑なリズムと幅広いコードの中に収めようとしててとても子供たちには歌えない楽曲が多いです。そういう時代なんですね。因みに「ごちそうさん」のゆずのオープニングテーマは非常に丁寧なメロディと歌詞で聞き取りやすかったです♪親不知抜いたんですか?大変でしたね。(^^)

URL | teamoon. ID:E8bZ2kGk[ 編集 ]

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