本記事は 8月27日「 注目記事ランキング クラシック音楽鑑賞 」で 第1位 となりました。
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Schubert_Winterreise (ORFEO ) マウリツィオ・ポリーニ(ポリグラム資料) D.F=D - コピー
フィッシャー=ディースカウ + ポリーニ
1978年 ザルツブルクの歴史的な「冬の旅 」、
正規盤 遂に リリース !


情報源は ⇒ こちら( HMV ON LINE
       ⇒ こちらも ( TOWER RECORD ON LINE

シューベルト:歌曲集「冬の旅 」全曲
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
録音時期:1978年 8月23日
録音場所:ザルツブルク音楽祭、ザルツブルク小劇場
録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ )


以下の文章(青字 )は、発売・販売元の資料からの引用です。
― 凄い音源の初出です。
これは一大事 !  伝説となっているフィッシャー=ディースカウとポリーニの「冬の旅 」がついに日の目を見る!! フィッシャー=ディースカウとポリーニが、1978年のザルツブルク音楽祭でたった一度だけ実現させた「冬の旅 」。当時NHK-FMで放送され、今日でも語り草となっているだけでなく、「音源を捜しあててCD化して欲しい演奏 」の筆頭とされてきました。それが ついに正規発売となります。
フィッシャー=ディースカウとポリーニという当時最高のスターの共演も驚きながら、ポリーニが歌曲の伴奏をしているという点も非常に珍しいことです。フィッシャー=ディースカウは、デムス、ブレンデル、バレンボイム、ペライア、シフらとも録音を残していますが、このポリーニの巧さ、表現力は まさに別次元で、「冬の旅 」録音史上、これほど見事なピアノ伴奏はないと断言できましょう。
当時53歳のフィッシャー=ディースカウも若々しさと、何かが憑依したような表現力が鬼気迫る世界を作り、シューベルト晩年の音楽の深さ、怖さを垣間見させてくれます。
(以上、キングインターナショナル 提供資料より )


 いやー、長生きはしてみるものです。 ・・・って、たかだか35年程度待ったに過ぎませんが(爆 )。いえ、でも本当のところ、もっともっと待たされるものと覚悟していましたから、F=ディースカウが 昨年の5月18日に逝去してから はやくも一年経過し、これほどあっさりと正規リリースのニュースを聞かされると、何だか 嬉しさを感じる前に 正直 拍子抜けしてしまうほどでした。たとえば 目が覚めてみたら 真夏の夜の夢なんじゃないかと。 まさに「つねってほしいの 」。
 いえ、真「冬の旅 」の情報は、今度こそ 間違いないようですよ、リリース日は 今年(2013年 ) 9月30日とのこと。 来月か・・・って、でも しつこく繰り返しますが、何たって 35年間も待ったじゃありませんか(号泣 )、一ヶ月くらい 大したことありませんよね。

 さて、以下(緑色の字 )は、この同音源を かつて非正規盤(FKM )で入手し、試聴した際の 私“スケルツォ倶楽部”発起人自身の感想を「架空のシューベルティアーデ 」に 投稿した際の文章です。

架空のシューベルティアーデ ×160
・・・過剰な期待を裏切らぬ名演でした。強いてその印象を比較すれば、ダニエル・バレンボイムとのスタジオ録音(D.G. )盤に近いインタープレイと言えるように思いますが、さらに即興性溢れる昂りは激しく、荒削りなれど超一流の才能を有する偉大な二人が しかも生涯のピークにあるとさえ言い得るこの時期、極めて高いレヴェルでぶつかり合う その火花を間近で浴びるような凄演です。1978年 絶好調のマウリツィオ・ポリーニのピアノで 「菩提樹 」が聴けるとは ! 音符の一つ一つは きらきら輝く大粒の真珠が降ってくるようです、また 感情の爆発する個所では まさしく鋼のような打鍵が ガンと打ち込まれます。
 感情の爆発といえば、「かえりみ 」「春の夢 」におけるF=ディースカウの歌唱は、まるで本来のコースから逸脱したかのような表情を記録しています。いえ、F=Dのことです、きっと制御された上での “計算された狂気 ” “意図された暴発 ”だ、とは思うものの、あまりにも巧すぎます。
 そして「最後の希望 」、北風の吹き荒ぶ中で 放心したように冬空を仰ぐ 主人公の劇的な有様は、遂に その精神もコントロールを失って 寒空の彼方遠く ちぎれ飛んでしまったかの如く 私には聴こえます、凄すぎる ! (中略 ) あー、彼らの演奏は この時「確かに存在した 」というのに ! いつの日か 正規音源で発売されることを、それでも 私は 死ぬまで あきらめずに 待ち続ける決意です。
架空のシューベルティアーデ
⇒  ( 8 )「冬の旅 」D.911 ~ エピローグ「音楽に寄せて An die Musik 」より

   (オリジナル投稿 2010年 2月20日


 オルフェオの正規音源ゆえ 音質の向上はもちろん、唯一の「玉に瑕 」だった「嵐の朝 」の欠損部分も 正規盤では きっと修正されていることでしょう ! 

■ 不要で余計な詮索
 それにしても、なぜ 今頃になって この音源のリリースが決まったのでしょうか。
 わたし “スケルツォ倶楽部”発起人の勝手な憶測ですが、F=ディースカウは、1987年に「自伝Nachklang Ansichten und Erinnerungen を刊行していますが、そこでは 世紀の大歌手の生涯に相応しい、共演を重ねた膨大な名演奏家の名前が登場しているにもかかわらず、何故か この時のポリーニとの ザルツブルク音楽祭における共演に限って 一言も触れられてはおりません。
 もしかしたら、このレコーディングには - 私たちにとっては 理解の範囲を遥かに超えたところで - F=ディースカウにとって、何らかの不本意な要素があり、彼だけが この音源の公表を許さなかったものではないでしょうか。
 もしそうだったとすれば、ある意味 唐突な印象さえ与える この音源のリリースというニュースが、奇しくもF=ディースカウの一周忌を過ぎてから決まった事実は、もしかしたら この歴史的なポリーニとの共演を収めたテープの公式発表を阻止していた 何らかの障壁が この一年以内に 崩れたということと関係がなかったとは 必ずしも言い切れないのではないでしょうか(・・・って、二重否定の肯定文です )。

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コメント

1ヶ月が待ち遠しい !

コメント、ありがとうございます !
偉大なディースカウに、ポリーニに、そして シューベルト に、今 世界中の音楽愛好家が 万歳しながらジャンプしまくっている情景が 勝手に脳裏に浮かんでおります。
少なくとも 1ヶ月先までは ・・・ 「生きねば 」!

URL | “スケルツォ倶楽部”発起人 ID:-

待ってました!

情報をありがとうございます!ノー・チェックでした。
いやぁ、楽しみです。やばいです。1ヶ月が待ち遠しいです。

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