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NHK-FM きらクラ !  「はじまりはクラシック 」
~ クラシック原曲から生まれた
   別ジャンル(ポップス、ジャズ、ロック etc. )名曲を聴く。


Nancy Sinatra_Like I Do_Reprise BILLY JOEL _An Innocent Man ELP_Pictures at an Exhibition
 こんにちは、スケルツォ倶楽部 発起人 です。
 さて、今年2013年 2月11日から この「音楽ジャンルの障壁を飛び越える、屈指の名旋律たち 」と銘打った 新コーナーを 当スケルツォ倶楽部内で、( 性懲りもなく )スタートさせました。 ⇒ 目次は こちら

 「時間の流れという厳しい審査と淘汰とを経て、なおも生き続ける名旋律たち 」を、現代の感覚でアレンジして演奏したり、今日の技術を用いて復活させてみたり - という例は、それこそ探せば 無数にあろうかと思いますが、本テーマの初回で考察させて頂いたとおり、その手法は 三種類ほどに大別されるのではないか - と、みています。

その1 : ダンスミュージック、ポップス、ロックなどにアレンジして再構築する

その2 : ジャズのインプロヴィゼーション(即興演奏 )の素材として使う

その3 : 原曲とは異なる楽器(あるいは編成 )で演奏する


 それぞれの手法の具体例などは ⇒ こちら( 2月11日 記事

 コンテンポラリーなアレンジを施された 原曲の旋律がもつ美しさ について、また 作曲者について、毎回 話題を広げてゆくつもりでしたが、初回記事投稿後、 2月13日の「 ラフマニノフ : 交響曲第2番 ~ 第3楽章 」 の回 以来、続きを停滞させてきたことは 反省しなければなりません。
 
 そうこうするうち、私が以前 愛聴していた NHK-FM「気ままにクラシック( 愛称『きまクラ 』 ) 」の後継番組として 昨年4月からスタートしていた きらクラ !    NHK 番組情報は ⇒ こちら
NHK-FM きらクラ!
放送は 毎週日曜日午後 2時 ~ 4時
再放送翌月曜日 午前7時20分 ~ 9時20分
 - パーソナリティは、タレント ふかわりょうさん と チェリスト 遠藤真理さん のお二人 - この番組の中でも、たまたま 似たような趣旨のコーナーが、偶然にも 今年の 4月14日から 始まっていたのでした。 それが こちら・・・

はじまりはクラシック 」 - 愛称「はじクラ 」 -
クラシックを原曲にした別ジャンルの名曲( のリクエスト )を募集します !
よく知られたものでも、マニアックなものでもOK !
クラシックから生まれた名曲を どしどしお寄せください !

                          (以上、青字の文章 by NHK

 スケルツォ倶楽部のテーマとも 一部、被(かぶ )ってしまいましたが、けれど NHK-FM「きらクラ ! 」 は その開幕のオープニング・テーマからして、すでにショパン「小犬のワルツ 」を原曲とする 猛烈にスイングしまくる オイゲン・キケロ Eugen Cicero による 趣味のよいジャズ・ヴァージョンをセレクトするなど、かなり独自の切り口で 柔軟な選曲をしてこられた面にも 注目してます。
 ▼ 試聴は こちらをどうぞ。

オイゲン・キケロ : ショパン・フェスティヴァル
オイゲン・キケロ(ピアノ、編曲 )、J.A.レッテンバッハー (ベース )、クラウス・ヴァイス(ドラムス )、ヨルク・フェーバー(指揮 )/ ヴュルテンベルク室内管弦楽団
収録曲:
幻想即興曲、夜想曲第2番、ワルツ第9番「告別 」、雨だれの前奏曲、即興曲第1番、軍隊ポロネーズ、バラード第1番、小犬のワルツ、夜想曲第19番、華麗なる大円舞曲、マズルカ第13番、ショパンへの捧げもの
録 音:1973年 4月
▼ 音 盤:(左 )オリジナル盤、(右 )テイチク(Overseas Records / 30CP‐178 ) ※
写真は L.P.です。

Eugen Cicero_ Chopin Festival_Intercord 28 546-0 L.P.オイゲン・キケロ_ショパン(MVC-184 )  ※
  「クラシック原曲から生まれた 別ジャンルの名曲を聴く 」という発想自体が、この明るい番組に相応しい内容であると感じています。 ふかわさん、 遠藤さん、これからも頑張ってくださいね。 応援しています。

初回 4月14日(日 )の放送で紹介された曲
原曲:ポンキエルリ
歌劇「ジョコンダ 」から バレエ音楽「時の踊り」
⇒ ナンシー・シナトラ Nancy Sinatra : 「レモンのキッス 」Like I Do
Nancy Sinatra Nancy Sinatra_Like I Do_Reprise こちら ⇒ You Tube

スケルツォ倶楽部から More One !
Pizzicato Five_great white wonder (COCA-13739 )_スケルツォ倶楽部 Pizzicato Five_スケルツォ倶楽部
⇒ ピチカート・ファイヴ PIZZICATO FIVE : 「レモンのキッス 」Like I Do
日本コロムビア株式会社 TRIAD COCA-13739
録音:1994年

 メンバーが 小西康陽と ヴォーカリストの野宮真貴の二人になってからの、本領を発揮していた時期の CM用 レコーディングです。
 これは、1990年から1996年に録音されたレア・トラック集「グレイト・ホワイト・ワンダー 」に収録された、わずか 17秒という超短い、けれどとても可愛らしいヴァージョン。解説に「ディック・マニング(詞 / 曲 ) 」と明記されている ということは、もう最初からポンキエルリの存在は 小西さんの念頭にはなく、これは あくまで ナンシー・シナトラのカヴァーということになりますね( 日本語歌詞は みナみカズみ )。鈴木杏樹が出演していた、東京テレメッセージの「マンボウ 」という愛称の ポケベル(! )のCMソングだったそうです。
東京テレメッセージポケベルの CM みつけた ⇒ You Tube (前半のほうですよ )


4月21日(日)の放送で紹介された曲
原曲:ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴 」から 第2楽章
⇒ ビリー・ジョエルBilly Joel
「今宵はフォーエバー 」This Night

BILLY JOEL _An Innocent Man 

スケルツォ倶楽部から More One !
SMAP 008 TACOMAX_スケルツォ倶楽部 SMAP 008 TACOMAX _スケルツォ倶楽部
⇒ SMAP Theme of 008 ( piano sonata no.8 )
SMAP 008 TACOMAX 収録
ビクター・エンタテインメント株式会社(VICL-745 )
リリース:1996年

 言うまでもなく、わが国で最大の成功を収めた男性アイドル・グループSMAP 8枚目のオリジナル・アルバムです。
 SMAP8枚目 - ベートーヴェンの傑作「悲愴 」も 8番目ピアノ・ソナタ、そして 唐突ながら タコの足も 8本、特製スリーヴ・ケースからCDケースを引き抜くと、ディスクのパッケージにはメタリックな巨大タコのイラストが。ジャケットの右側から、このタコは足を伸ばして SMAPメンバーの一人をつかまえようとしていますが、それが 本アルバム・リリースの年に SMAPを脱退してしまう森且行 だと知れば、ああ 引きとめようとしていたのかも? って、ちょっと意味深です。
 もとい。アルバム冒頭1曲目のインスト・ナンバー 「Theme of 008 ( piano sonata no.8 ) 」という 不思議な曲のオリジナルが 「悲愴第2楽章ベートーヴェンの美しい主題を ロブ・マウンゼイが 異様なほど モダンなテクスチャーに変容させ、28人編成の弦楽オーケストラ用に編曲しています。そのコンサートマスターは、レナード・バーンスタインが音楽監督を務めていた末期 - 1966年から1970年まで - ニューヨーク・フィルに在籍していたデイヴィッド・ネイディアンです。しかし これは序奏に過ぎず、1分 2秒後に炸裂する バンド・サウンドの音響の背後に16分音符で咆哮するテナー・サックスの凄まじいソロは、驚くなかれ マイケル・ブレッカーです。
 脱線しますが、ブレッカーは このアルバム 2曲目「気になる 」でも まるで ブレッカー・ブラザーズでの演奏のように、計算されたフリーキー・トーンを駆使、狂ったようなフレーズを噴出させまくり、アイドル・グループのバッキングを務めるスタジオ・ミュージシャンのプレイというスタイリッシュなイメージを 粉々に破壊してくれます。
Michael Brecker1997_Thank you to E.Farber Steve Gadd Phil Woods Anthony Jackson
(左から )マイケル・ブレッカースティーヴ・ガッドフィル・ウッズアンソニー・ジャクソン
 このアルバム SMAP 008 TACOMAX のゲスト・ミュージシャン起用は たいへん贅沢で、マイケル・ブレッカーのほか、名手フィル・ウッズ(アルト・サックス )、スパイロ・ジャイラジェイ・ベッケンスタイン(アルト・サックス )、アンソニー・ジャクソン(ベース )、元ウェザー・リポートオマー・ハキム(ドラムス )、ラルフ・マクドナルド(パーカッション )、そして「声を聞くよりも 」と「EAO 」の2曲だけですが、スティーヴ・ガッド まで参加してます。特に 後者の曲は ガッドお得意のラテン・リズムがうれしい逸品、曲頭のフィル・インからして もうガッド ! だし、後半には 短いけれど 迫力満点のソリスティックな動きも聴かせてくれてます。


4月28日(日)の放送で紹介された曲
原曲:チャイコフスキー
バレエ音楽「くるみ割り人形 」から「行進曲 」
⇒ エマーソン、レイク & パーマー E.L. & P.
 「ナットロッカー 」Nutrocker

ELP_Pictures at an Exhibition 

スケルツォ倶楽部から More One !
the Ventures Best Hit 27_スケルツォ倶楽部 (1) the Ventures(1967 )
⇒ ヴェンチャーズ the Ventures
ロック・ナッツ Rock Nuts
ヴェンチャーズ ベスト・ヒット・コレクション27
テイチク(TECX-20971 )収録
録音:1980年
 
 たまたま発起人の手元にあった、この一枚は1980年にヴェンチャーズ黄金期のメンバー(ノーキー、ボブ、ドン、メル )が集まってスタジオ入りした作品、ウォーク・ドン´ト・ラン、キャラヴァン、パイプライン、ワイプアウト・・・ おそらく演奏するほうも聴くほうも すっかり聞き飽きてしまった 往年のヒット・ナンバーばかりなのに、でも これを演(や )らないとヴェンチャーズじゃありませんから(笑 )、仕方ありませんよね。
 この テケテケ いう異様な「 くるみ割り人形 行進曲 」は、当然 ヴェンチャーズのメンバーによるオリジナル・アレンジです。EL & P とは まったく別の切り口で 攻めてくる - ナットロッカーロック・ナッツ くらい 違う - 独特のリズムが 耳にこびりついて 離れなくなってしまい、またも 繰り返し聴いてしまうのです。 あ、もう一度 ⇒ You Tube


5月12日(日 )の放送で紹介された曲
原曲:ベートーヴェン
交響曲第7番 イ長調 から 第4楽章
⇒ 三石琴乃(歌 )
「私のたまごやき 」(松宮恭子・作詞、田中公平・編曲 )
アニメ「ドラゴンハーフ 」エンディング・テーマ

はい、「ぱっぱら ふにふに 」(爆笑 )です。

★ 動画がつながりにくい場合、時間をおいてから お試しあれ


・・・ でも これ以上は ノー・コメント とさせてください。


・・・ というわけで、このコーナー、しばらくの間
NHK きらクラさんに お任せしようと思います 。
ふかわさん 、遠藤真理さん 、あとは よろしく !

シュローダーのピアノをまくらに寝る


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コメント

木曽のあばら屋さま!

いつもありがとうございます、そういえば もう 2~3ケ月前のことになりますが、そのNHK-FM 「きらクラ! 」の放送中、 木曽のあばら屋さまの よく知った ハンドルネームが さりげなく ふかわりょうさんに 呼ばれるのを聞いて、発起人、ぶったまげました。その時の コメントも 心が 「ほっこり 」する内容でしたね。
FM放送を 介して、親しい友人と 同じ時間を共有しているような気分を - 勝手ながら ―  想像して楽しんでおります。 あばら屋さまのお書きになる文書も とても楽しみにしてますよ。
今回も良コメント、ありがとうございました! http://www.h2.dion.ne.jp/~kisohiro/index.html

URL | “スケルツォ倶楽部”発起人 ID:-

NoTitle

こんにちは。
5月12日の放送で紹介された「私のたまごやき」には
大笑いさせてもらいました。
こういうの好きです。

PIZZAICATO FIVEが「レモンのキッス」をかヴァーしていたとは知りませんでした。
これはびっくり。

「悲愴」の第2楽章のカヴァーでは、
Louise Tuckerの"Midnight Blue"という曲も好きです。

http://www.youtube.com/watch?v=Cxk4bD6LoKM

URL | 木曽のあばら屋 ID:GHYvW2h6[ 編集 ]

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