本記事は、4月17日「注目記事ジャズ ランキング 」で 第1位となりました。
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訃報・追悼
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4月13日 NHK‐FM「ウィークエンド・サンシャイン 」で、
フィル・ラモーン氏 の 訃報功績 をきく。

Phil Ramone at Studio Billy Joel _ The Stranger_CBS
 土曜日(13日 )も仕事でした。
 朝の出勤途上 カー・ステレオで いつものようにNHK-FM を 聴く 私 “スケルツォ倶楽部”発起人 。 平日の朝なら この時間帯はクラシック音楽が流れている枠ですが、土曜日に出勤する日だけは ピーター・バラカンさん Peter Barakan(1951~ )の独特な選曲と肥沃な背景を感じさせる 素晴らしい語り口による良番組「ウィークエンド・サンシャイン (毎土曜 午前 7時20分 ~ 9時 ) 」という 耳で聴くミュージック・マガジンを楽しむことにしています。
 その朝は ピーターさんの 柔らかな口調で報じられた 意外な訃報に 驚かされました。
 アメリカの有名な音楽プロデューサー、フィル・ラモーンが 先月末に亡くなっていたのだそうです。 慌てて日経電子版を検索してみると - 

フィル・ラモーン Phil Ramone(1934 – 2013 )
グラミー賞を14回(ノミネートは33回 )受賞した米音楽プロデューサー。3月30日、心臓手術後の合併症のため ニューヨークの病院で死去、79歳。
1934年、南アフリカ生まれ。プロデューサーとしてビリー・ジョエルのアルバム「ストレンジャー 」(1977年 )などを手がけた。フランク・シナトラや、ポール・サイモン、ポール・マッカートニーなど数多くの著名ミュージシャンの作品に関わった。
また、デジタル録音に早くから着目、1982年には初めて大規模に商業発売された音楽CD「ニューヨーク52番街 52th Street 」(ビリー・ジョエル )をプロデュースした (AP通信 )。


 ・・・訃報を まったく知りませんでした。
 でも 実は 今まで 知らなかったことが もうひとつありました。
 それは 若きフィル・ラモーンが、何と(! )スタン・ゲッツジョアン・ジルベルトの共演アルバム(1964年 ) 「ゲッツ/ジルベルト Getz/Gilbert 」セッションに ヴァーヴ録音エンジニアとして参加しており、1965年 グラミー賞の最優秀録音賞 Best Engineered Recording, non classical を受賞していた - という功績・・・ 恥ずかしながら 今日 初めて知りました。

「ゲッツ/ジルベルト」(Verve) Joao Gilberto With Stan Getz
 ということは、後に C.T.I.レーベルを起こすことになる、クリード・テイラーと一緒に仕事していたということですよね。ジャズとボサノヴァの邂逅として歴史的にも高い価値を誇る名盤。この録音の話題は、またいずれ詳しく。

 さらに フィル・ラモーンの意外な経歴といえば、その最初のキャリアを天才少年ヴァイオリニストとしてスタートさせていたということです。それは10歳のとき エリザベス2世御前演奏会で披露するほどの神童ぶりだったそうで、さらにその後 ヴァイオリンで 名門ジュリアード音楽院に進学しているほどですから、腕前は確かだったのでしょう( その後、中退 )。当時の演奏の録音って 何か 残ってないんでしょうか ・・・聴きたい。
 もうひとつ興味深いことは、このジュリアード音楽院在学中に フィル・ラモーンは 何と サックス奏者の フィル・ウッズ Phill Woods と同級生だったそうなんです(! )。 んー、なるほど そういう繋(つな )がりでしたか。

フィル・ウッズ_ Phill Woods Paul Simon_Still Crazy After All These Years_CBS_Warner Bros. MICHEL LEGRAND Live At Jimmys
(左から )フィル・ウッズポールサイモン「時の流れに 」、ミッシェル・ルグラン「ライヴ・アット・ジミーズ 」 
後年、フィル・ラモーンがプロデュースした名アルバムに ウッズはゲスト・ソロイストとして参加、いずれも記憶に残る 素晴らしいサックス・ソロで ― その最高のプレイは ビリージョエル「素顔のままで Just The Way You Are 」のアルト・ソロでしょう! - 音楽に花を添えていますね。

 フィル・ラモーンの遺功を振り返る意味でも、彼がプロデュースを手掛けた音楽作品たち、あるいは1959年以来 自分自身のレコーディング・スタジオ(A&R )で 録音エンジニアとして、またコンサルタントとしてのみ関わった作品も含め、以下 並べてみます。 私 “スケルツォ倶楽部”発起人 (1962年生まれ )が 個人的に思いつくままの範囲なので、多くは70~80年代にかたよってしまうと思いますが・・・ けっこう凄いラインナップです、フィルさん、良い仕事してましたねー、ホント脱帽です。

1961年
Ole! Coltrane_Atlantic Wea
 ジョン・コルトレーンアトランティック・レーベル時期の作品「オーレ ! Ole ! 」にも 録音エンジニアとして参加していたそう(マッコイ・タイナー、エルヴィン・ジョーンズだけでなく、フレディ・ハバードエリック・ドルフィ まで参加の名盤 )です。

1962年
マリリン・モンロー全録音集成(2枚組 )
 マリリン・モンローが 当時の大統領ジョン・F.ケネディのために「ハッピーバースデイ・トゥ・Mr.プレジデント 」を歌った(ピアノ伴奏は、名手ハンク・ジョーンズ でした・・・ )録音にも フィル・ラモーンの名前がクレジットされているそうです( ! Wikipedia情報による )。

1963年
Lesley Gore  Ill Cry If I Want To、Its My Party
レスリー・ゴア Lesley Gore  I'll Cry If I Want To(It's My Party )

1965年
Quincy Jones Brand New Bag
クインシー・ジョーンズ QUINCY JONES  Brand New Bag

1966年
THAD JONES_MEL LEWIS The Jazz Orchestra
サド・ジョーンズ=メル・ルイス オーケストラ THAD JONES / MEL LEWIS The Jazz Orchestra

1967年
THE SECRET LIFE OF J.EDDY FINK~愛の秘密 PROCOL HARUM Whiter Shade Of Pale Barbra Streisand A Happening In Central Park
(左から )ジャニス・イアン JANIS IAN The Secret Life Of Eddie J. Fink
プロコル・ハルム PROCOL HARUM 青い影Whiter Shade Of Pale
バーブラストライザンド BARBRA STREISAND A Happening In Central Park


1968年
Dionne Warwick_Do You Know The Way To San Jose Promises, Promises _Soundtrack of the Broadway Musical
(左から )ディオンヌ・ワーヴィック DIONNE WARWICK サン・ホセへの道 Do You Know The Way To San Jose
 ブロードウェイ・ミュージカル「プロミセス・プロミセス Promises, Promises 」サウンドトラック

 上記二作品とも バート・バカラックの作曲、とくに後者は 1970年グラミー賞 最優秀ミュージカル・アルバム・プロデュース賞 Best Musical Show Album for producing を受賞しています。

1969年
The Band QUINCY JONES Smackwater Jack Nilsson_Everybodys Talkin ( from the Midnight Cowboy Soundtrack )
(左から )ザ・バンド THE BAND The Band
クインシー・ジョーンズ QUINCY JONES スマックウォーター・ジャック Smackwater Jack
ハリー・ニルソン Nilsson 「噂の男 Everybody's Talkin' 」(映画「真夜中のカウボーイ 」に使用 )


1970年
B.J.Thomas_Raindrops Keep Falling On My Head (2) B.J.Thomas_Raindrops Keep Falling On My Head
B.J.トーマス B.J.Thomas_「雨にぬれても Raindrops Keep Falling On My Head 」
映画「明日に向かって撃て 」挿入歌、作曲 バート・バカラック


1971年
BURT BACHARACH Burt Bacharach PAUL McCARTNEY RAM
(左から )バートバカラック BURT BACHARACH  Burt Bacharach
ポール・マッカートニー PAUL McCARTNEY RAM

ポールの 初ソロ・シングル「アナザー・デイ Another Day 」にも フィル・ラモーンは関わっています。

1972年
In Concert_Rock of Ages ALBERT HAMMOND It Never Rains In Southern California
(左から )ザ・バンド THE BAND Rock of Ages
アルバート・ハモンド ALBERT HAMMOND カリフォルニアの青い空 It Never Rains In Southern California


1973年
Paul Simon Greatest Hits, Etc.
ポール・サイモン PAUL SIMON Loves Me Like A Rock、
ポール・サイモン PAUL SIMON Take Me To The Mardi Gras


1974年
Bob Dylan_Before the Flood
ボブ・ディラン & ザ・バンド BOB DYLAN AND THE BAND Before The Flood

1975年
JUDY COLLINS_ Judith BOB DYLAN Blood On The Tracks ART GARFUNKEL Breakaway
(左から )ジュディ・コリンズ JUDY COLLINS Judith( Send In The Clowns )
ボブ・ディラン BOB DYLAN 血の轍 Blood On The Tracks
アート・ガーファンクル ART GARFUNKEL Breakaway


MICHEL LEGRAND Live At Jimmys Paul Simon_Still Crazy After All These Years_CBS_Warner Bros.
(左 )ミシェル・ルグラン MICHEL LEGRAND Live At Jimmy's
(右 )ポール・サイモン PAUL SIMON 「時の流れに Still Crazy After All These Years 」
後者は 翌1976年、グラミー賞 最優秀アルバム(プロデューサー )Album of the Year for producing 受賞
⇒ シングル「恋人と別れる50の方法 」Fifty Ways To Leave Your Lover

1977年
Billy Joel_Just The Way You Are
ビリー・ジョエル BILLY JOEL The Stranger
アルバムから 最初にシングル・カットされた「素顔のままで(Just the Way You Are ) 」は、1979年 グラミー賞 年間最優秀レコード(プロデューサー )賞 Record of the Year for producing に。

PHOEBE SNOW Never Letting Go Barbra Streisand_Evergreen
(左から )フィービ・スノウ PHOEBE SNOW Never Letting Go
バーブラ・ストライザンド BARBRA STREISAND Evergreen

後者は 映画「スター誕生 A Star Is Born 」のテーマ曲

1978年
Billy Joel_52nd Street_My Life_Sony “スケルツォ倶楽部” Billy Joel
ビリー・ジョエル BILLY JOEL ニューヨーク52番街 52nd Street
翌 1980年、グラミー賞 年間最優秀アルバム(プロデューサー )Album of the Year for producing 受賞

James Taylor, Paul Simon and Art Garfunkel – Wonderful World ART GARFUNKEL Wonderful World
ジェームス・テイラー JAMES TAYLOR / ポール・サイモン PAUL SIMON / アート・ガーファンクル ART GARFUNKEL による三重唱の傑作 ワンダフル・ワールド (What A ) Wonderful World

1979年
CHICAGO Chicago 13
シカゴ CHICAGO Chicago 13

1980年
BILLY JOEL _Glass Houses PAUL SIMON_One Trick Pony
(左から )ビリー・ジョエル BILLY JOEL グラス・ハウス Glass Houses
ポール・サイモン PAUL SIMON ワン・トリック・ポニー One Trick Pony


1981年
Billy Joel at Madison Square Garden BILLY JOEL _Songs In The Attic
ビリー・ジョエル BILLY JOEL ライヴ・アルバム「ソングス・イン・ジ・アティック 」Songs In The Attic

1982年
BILLY JOEL Nylon Curtain 1981年_ S. G. セントラルパーク・コンサート_(CBS)
ビリー・ジョエル BILLY JOEL Nylon Curtain
サイモン & ガーファンクル SIMON & GARFUNKEL (一時的な )再結成ライヴ Concert In Central Park


1983年
Tooots Thielmans with Billy Joel  BILLY JOEL _An Innocent Man
ビリー・ジョエル BILLY JOEL An Innocent Man
左の写真(トゥーツ・シールマンスとのツーショット )は 後年の再開セッション時のもの

Flashdance_Sound Track フラッシュ・ビーグル
映画「フラッシュダンス Flashdance 」サウンド・トラック
1984年のグラミー賞 最優秀サウンドトラック・アルバム賞 Best Album Of Original Score Written For A Motion Picture Or A Television Special 受賞
(注 : 右側の “フラッシュ・ビーグル ”には フィル・ラモーン 不関与

バーブラ・ストライザンド『愛のイエントル』愛のテーマ BARBRA STREISAND_The Way He Makes Me Feel
映画「愛のイエントル Yentl 」サウンド・トラックから
主題曲 バーブラ・ストライザンド BARBRA STREISAND The Way He Makes Me Feel


1984年
JULIAN LENNON Too Late For Goodbyes; Valotte
ジュリアン・レノン JULIAN LENNON ヴァロッテ Valotte   
レノンの「アクロス・ザ・ユニヴァース 」を思わせる深淵なタイトル曲、「ダブル・ファンタジー 」の作風を意識したに違いない Too Late For Goodbyes Say You're Wrongの颯爽とした飄然さなどは、いずれも亡きジョン・レノンの幻影抜きには 決して存在し得なかった一抹の哀しさも秘めています。しかし その儚(はかな )さゆえに、このファースト・アルバムは 掛け値なしに 素晴らしかったです。

FRANK SINATRA WITH QUINCY JONES HIS ORCHESTRA L.A. Is My Lady
フランク・シナトラ FRANK SINATRA WITH QUINCY JONES & HIS ORCHESTRA
L.A.イズ・マイ・レイディ L.A. Is My Lady

当時70歳のシナトラを 全力で支えるクインシー・ジョーンズフィル・ラモーンは ここでは録音エンジニアに徹しています。参加メンバーが豪華で、ジョージ・ベンソン(ギター )に続いてライオネル・ハンプトン(ヴァイブ )がソロをとるところなど 思わずうなっちゃいます。スティ―ヴ・ガッド(ドラムス )参加というクレジットに色めき立ったけれど、あまりにも おとなし過ぎて、ちょっと残念。

1985年
MADONNA Crazy For You [from the VisionQuest soundtrack]
マドンナ MADONNA クレイジー・フォー・ユー Crazy For You

PAUL SIMON _Graceland
ポール・サイモン PAUL SIMON グレイス・ランド Graceland
ここで フィル・ラモーンは 完全に裏方で、コンサルタント役に徹しています。

1986年
ビリー・ジョエル『ブリッジ(1986年 ) 』CBS SONY “スケルツォ倶楽部” Billy Joel Ray Charles
ビリー・ジョエル BILLY JOEL ブリッジ The Bridge
レイチャールズ RAY CHARLES とのデュエット企画が大成功(Baby Grand )


1987年
CYNDI LAUPER Change Of Heart
シンディ・ローパー CYNDI LAUPER チェンジ・オヴ・ハート Change Of Heart

PAUL McCARTNEY Once Upon A Long Ago
ポールマッカートニー PAUL McCARTNEY ワンス・アポン・ナ・ロング・アゴー Once Upon A Long Ago
前年 1986年には Only Love Remains Spies Like Us もプロデュースしてます。

1989年
KAREN CARPENTER Loveliness
カーペンターズ Carpenters ラヴラインズ Lovelines
 ご存知のとおり カレン・カーペンターは すでに6年前(1983年 )急死していましたが、このアルバムは 当時まだ未発表だった彼女のソロ・アルバム(後述 )に収められる予定だったマテリアルに フィル・ラモーンが リミックスの手を加え、さらに 彼らがABC-TVなどでスタンダード・ナンバーを演奏した放送用音源等を加えてリリースしたもの。

GLORIA ESTEFAN THE MIAMI SOUND MACHINE Cuts Both Ways JENNIFER RUSHPLACIDO DOMINGO Till I Loved You
(左から )グロリア・エステファン GLORIA ESTEFAN Cuts Both Ways
ジェニファー・ラッシュ JENNIFER RUSH & プラシドドミンゴ PLACIDO DOMINGO Till I Loved You


1990年
PAUL SIMON  Rhythm of the Saints
ポール・サイモン PAUL SIMON リズム・オヴ・ザ・セインツ Rhythm of the Saints
フィル・ラモーンは 本作ではプロデュースはしておらず、代わりに コンサルタント的な助言は 与えたようです。

1993年
EVERYTHING BUT THE GIRL The Only Living Boy In New York
エヴリシング・バット・ザ・ガール EVERYTHING BUT THE GIRL ニューヨークの少年 The Only Living Boy In New York
 S & G のカヴァー・ヴァージョン、繊細なコーラスが美しいです。今回 私は ピーター・バラカンさんの選曲による ウィークエンド・ミュージックマガジン で初めて聴き、その素晴らしさに 感動しました。

Andre Previn 1993 ANDRE PREVIN_What Headphones
アンドレ・プレヴィン ANDRE PREVIN(ジャズピアニストとして )
ホワット・ヘッドフォン What Headphones

FRANK SINATRA Duets
フランクシナトラ FRANK SINATRA デュエッツ Duets
(好評につき すぐ翌年には Duets II も企画されました )

1994年
BARRY MANILOW Singin With The Big Bands
バリーマニロウ BARRY MANILOW Singin' With The Big Bands

1995年
FRANK SINATRA Sinatras 80th Live in Concert
フランク・シナトラ FRANK SINATRA 80歳 記念公演 Sinatra's 80th: Live in Concert

1996年
Karen Carpenter with Phil Ramone_1979 Karen Carpenter
カレン・カーペンター Karen Carpenter「(邦題 )遠い初恋 Karen Carpenter 」
 録音は1979~1980年でしたが、当時 なぜか周囲の反対によってオクラ入りされ、ずっと「幻のソロ・アルバム 」でした。本作収録曲の一部は、リミックスこそ異なるものの、カーペンターズ名義( 「ラヴラインズ 」 )で 先行発表されていましたが、こちらがオリジナル版。ようやく発表されたのは カレン・カーペンターの死から 13年以上も時が経ってからでした。

1997年
Dave Grusin presents West Side Story(GRP)
デイヴ・グルーシン Dave Grusin presents West Side Story

1998年
BURT BACHARACH _One Amazing Night
バート・バカラック BURT BACHARACH One Amazing Night

BUNNY BRUNEL Bunny Brunels L.A. Zoo
バニー・ブリュネル(エレクトリック・ベース )BUNNY BRUNEL Bunny Brunel's L.A. Zoo


フィル・ラモーンの おそらく最後のプロデュース作品は・・・
Matthew Morrison with Phil Ramone Matthew Morrison _Where It All Began
 2013年 2月にリリースされた マシュー・モリソン Matthew Morrison アステアのようなポーズを取るジャケットが印象的な Where It All Began
 雨に歌えば Singin’ In The Rain や 降っても晴れても Come Rain or Come Shine、ベイズン・ストリート・ブルース Basin Street Blues など 選曲は、往年の旧き良きスタンダード・ナンバーが中心でした。

 フィル・ラモーンが 多くのシンガー・ソングライターの台頭する時代に仕事をしていたことは、本人はもちろん 私たちリスナーにとっても幸運なことだったと言えます。彼の、同時代のミュージシャンの個性を スタジオで最良の形で引き出し 最良の形で 彼らの楽曲を仕上げる才能は、本物でした。
 彼は 自分自身が歌ったり 楽器を演奏したりするわけではなく、また作曲や編曲を提供するわけでもありませんでしたが、ラモーンの存在なしに これら優れた音楽作品が 世に出ることは なかったのです。
 遥か遠い日本から フィル・ラモーンの 偉大な功績に深く敬意を表します。どうか安らかにおやすみください、フィルさん。

Billy Joel_The Stranger (CBS ) Phil Ramone (2) 

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