Getz Children Of The World (CBSソニー 25AP-1696 ) スケルツォ倶楽部 ⇒ 全記事 一覧は こちら
午後のジャズ喫茶 「カフェ ソッ・ピーナ」から
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マイルス・デイヴィス カインド・オブ・ブルー 」の
ソー・ホワット 」に 影響を受けた ( と思われる ) 音楽を
ランダムに聴く。

kind of Blue (CBS) ドナルド・フェイゲン Donald Fagen_サンケン・コンドス Sunken Condos  “スケルツォ倶楽部”
(左 )マイルス・デイヴィスカインド・オブ・ブルー 」(Columbia / Sony )
(右 )ドナルド・フェイゲンサンケン・コンドス 」(Reprise )


 皆さま、明けましておめでとうございます。スケルツォ倶楽部“発起人” 妻 です。
 今年も クラシック、ジャズフュージョン含む )、そしてスヌーピーに関連する音楽などをテーマとする、ウチの夫(ヤツ )が主筆の音楽ブログ「スケルツォ倶楽部 」を、よろしくお願いいたします。
 
 さて、わたしに無断で どうやら寝正月を決め込んで 起きる気配さえない夫などは そのままベッドに放置してと(笑 )、自宅から徒歩10分ほどの距離にある お気に入りのジャズ喫茶「カフェ ソッ・ピーナ 」から、新年最初の スケルツォ倶楽部 を お届けしようと思います。

わたし    「明けましておめでとう、マスター。元旦から営業してるとは、お仕事に賭ける熱い情熱を感じるわね 」

・・・そんな音楽オタクで独身の年齢不詳 二代目マスター、無表情にコーヒーの豆を挽いています。

マスター   「そんなんじゃありませんよ、ただ他にすることがないだけです。天涯孤独のぼくは この建物の最上階にひとりで寝泊まりしてるわけですが、それ以外は 自室でやることと お店でやることと殆ど変わりないんですから - 」
わたし    「それは? 」
マスター   「ズバリ 音楽を聴くことです 」
わたし    「なるほど 」
マスター   「お店と自室の違いと言っても、お客様のご来店があるかないかだけですし - 」
わたし    「それも あとは言わぬが花だしね 」
マスター   「ムッ・・・ まあ そういうことです 」

・・・熱いコーヒー・カップを片手に、新年を迎えたソッ・ピーナで どんな音楽がかかっているのかと(それは、毎年おみくじを引くような楽しみでしたが )、わたしは店内をゆっくりと見渡しながら それが何かを 確かめようとしました。 それは、わたしが初めて聴く楽曲 - でも この個性的な「声 」には絶対聴き覚えがある・・・。

わたし    「マスター、今かかっているCDは ドナルド・フェイゲンがヴォーカルのようだけど、これって スティーリー・ダン? 」
マスター   「あ、惜しいですね、奥さん。これは 昨年秋にリリースされた新譜、ドナルド・フェイゲンの4枚目のソロ・アルバム 『サンケン・コンドス Sunken Condos 』です 」
わたし    「ああ、これが - 」

Donald Fagen_Sunken Condos  “スケルツォ倶楽部” インナー・イラスト - 2Donald Fagen_Sunken Condos  “スケルツォ倶楽部” インナー・イラスト-1
▲ ドナルド・フェイゲン Donald Fagen
サンケン・コンドス Sunken Condos (アルバム内側ジャケットのアート・ワーク )
録 音:2012年
音 盤:Reprise(ワーナー・ミュージック・ジャパン WPCR-14718 )

わたし    「ソッ・ピーナドナルド・フェイゲンをかけてるなんて、めずらしいわねー 」
マスター   「ふふん、うちは 昨年から “カフェ” ソッ・ピーナ ですからね。もはやジャズしかかけないような偏屈なジャズ喫茶からは卒業したのです 」
わたし    「なるほど。たしかに 去年の暮には 半日 小澤征爾のCDばっかりかけていたしね。 ⇒ 村上春樹 『 小澤征爾さんと音楽について話をする 』 についての回  ・・・それで、このフェイゲンの新譜アルバム中で マスターがおススメの曲は? 」
マスター   「そうですね、どの曲も聴けば聴くほど味が出てくる作品ばかりですけど、やっぱり 快適なスピード感が出色の1stシングル『アイ’ム・ノット・ザ・セイム・ウィズアウト・ユー I’m Not The Same Without You 』でしょうか。なにしろフェイゲン独特のあのくせのある歌い方、わざわざスティーリー・ダン(以下S.D. )っぽい音色を自分自身で模倣してみせるようなホーン・セクションやハーモニカ・ソロの起用の仕方など 指摘できるところは枚挙にいとまがありませんが、中でもサビの一部で『 … bright arcades in which I bring off、 Heroic escapades 』って歌う部分の奇妙な高揚感と 同時に その流れを敢えて発展させないフラストレーションが生む心地良いムズ痒さったら、一体何なんでしょう? 」
わたし    「ソウル / ファンクアイザック・ヘイズ『アウト・オヴ・ザ・ゲットー Out Of The Ghetto 』なんていう めずらしい曲までカヴァーしてるのね。これ、アレンジが格好いい 」
マスター   「ダンサブルな - というよりも何だか まるで悪い夢から逃げようとするような疾走感を感じます。最後のほうで 唐突にユダヤ風ヴァイオリン・ソロが被ってくるというアイディアも 深読みすれば 何だか意味ありげです 」
わたし    「 その次の『ミス・マリーン Miss Marlene 』というナンバー、ゆったりとスイングする快適な付点リズムに シンクロするホーン・セクションの動きなどは、フェイゲン最初のソロ・アルバム『ナイトフライ Nightfly 』冒頭に置かれた名曲『I.G.Y. 』を髣髴(ほうふつ )とさせるわね 」
マスター   「でも、実は ぼくが一番注目しているお気に入りのナンバーはアルバムのラストを締め括る『プラネット・ドロンダ Planet D’Rhonda 』 という一曲なんです 」
わたし    「ふんふん 」

マスター   「歌の中の主人公が想像する世界の中だけにしか どうやら存在しないらしい架空の少女についてのストーリー、そして彼女が暮らす - それはどうやら地球以外の - 場所について 淡々と説明するという不思議な歌詞。女声コーラスが歌詞の一部( “XYZ” )をなぞるという独特なやり方もフェイゲンらしいです 」
わたし    「ね、マスター? この曲がドナルド・フェイゲンらしさを感じさせるとしたら、その秘密は フェイゲンがよく用いる モード風のコード選択にもあるんじゃないかしら 」
マスター   「? 」
プラネット・ド’ロンダ  “スケルツォ倶楽部”
(赤い部分の和声進行に注意! )
わたし    「それは、ふたつのノート【AとB 】が並んでいるイメージ。二つ目のノート【B 】は、最初のノート【A 】より低い位置に落下(平行移動 )している【A ↘ B 】 - それらを支えているのが重要なベースの音(多くの場合、ノートが構成するスケールの主音か下属音 )なの 」
マスター   「あ、たしかに、二つのノート【AとB 】のうち 後のほう【B 】が平行に下降するという音の流れは、S.D.の名盤『ガウチョ Gaucho 』に収録されていたヒット・シングル『ヘイ、ナインティーン Hey, Nineteen 』とも同じかもしれませんね 」
スティーリー・ダン_ガウチョ Gaucho “スケルツォ倶楽部” スティーリー・ダン_ドナルド・フェイゲン と ウォルター・ベッカー(左)
スティーリー・ダン : 「ヘイ、ナインティーン Hey, Nineteen 」1980年
(アルバム「ガウチョ Gaucho 」 )MCA / ユニバーサルUICY-3094

楽譜 Hey, Nineteen スケルツォ倶楽部
(赤い部分の和声進行が Planet D’Rhonda のコードに似ている? )

わたし    「 『ガウチョ 』と言えば、同じA面の3曲目に収録されている 隠れた傑作 『 グラマー・プロフェッション Glamour Profession 』 でも これに似たコード進行が多用されているんだよ、フェイゲンが歌い出してからのエレクトリック・ピアノが弾くコード部分をよく聴いてね 」

マスター   「おおー、これ 4小節ずつ転調してるようですね 」
わたし    「実は この『グラマー・プロフェッション 』でドラムスを叩いているのが、わたしの大好きな スティーヴ・ガッド だったから よく覚えてるんだ。 ガッドS.D.参加作と言えば 誰しも 『 エイジャ 』を思い出すけど、こっちもまた別の意味で凄いんだよー、ドナルド・フェイゲンったら 今度はガッドを完全にリズム・マシーンのひとつとして扱っているんだもん。でもガッドのほうもプロの職人だから、彼らのミッションどおり それこそ憑かれたようにメカニカルなプレイに徹してみせるプロ根性を聴かせてくれちゃう 」
マスター   「結果、その仕上がりは? 」
わたし    「聴いてのとおり、もう絶妙。ここで脈打つ独特の波動(スウィング )は、おそらくフェイゲンたちが意図していた以上のものだったに違いないわ 」
マスター   「うーん、たしかに。もしも彼らが 安易にここをリズム・ボックスに委ねていたとしたら - 」
わたし    「あり得ないよね。機械やコンピュータでは決して表現し得ない、ガッドのドラミングだからこその気持ち良さなんだから! 」
マスター   「さすが奥さん、ことガッド関連のことになると熱くなっちゃいますねー 」
わたし    「 ふふん(鼻息 ) 」
マスター   「 ・・・で、話題のポイントを戻してと。 - そう言えば、ぼくも一曲 思い出しましたよ。前回 デイヴ・ブルーベックの回でも話題に登場した、ドナルド・フェイゲン最初のソロ・アルバム『ナイトフライ Nightfly 』の『ニュー・フロンティア New Frontier 』。あれもまた 【A ↘ B 】進行のヴァリエーションが、もう曲の冒頭イントロ部分から、歌い出し、キーボードのバッキング、コーラス、果てはエンディングに至るまで、もう思い切り使われまくってましたね 」


わたし    「 たしかに 『 ニュー・フロンティア 』 は、フェイゲンらしい曲作りの個性が、とてもポップな形に変容、しかも わかりやすく成功した作品だね 」
マスター   「関連商品ともいえる P.V.(プロモーション・ヴィディオ )の秀逸さまでをも加味すれば、彼のソロ・パフォーマンスの中では、文句なく 最高傑作のひとつと言い得る出来 」
わたし    「あの不思議なP.V.は わたしも個人的に大好きだったなー 」

Donald Fagen The Nightfly(WB ) 
ドナルド・フェイゲン : ニュー・フロンティア New Frontier (1982年発表 )
(アルバム「ナイトフライ Nightfly 」に収録 )Warner Bros. 7599-23696-2


マスター   「音楽の中で 二つのノートが【A ↘ B 】のように下降するだけだったら、他にも多くの楽曲の中に いくらでも見つけられそうですね 」
わたし    「でも ありきたりの経過句じゃダメだよ、この動きの特徴を生かしている楽曲じゃなきゃ。他に何かないの? 」
マスター   「すぐに思いつく例と言えば、やっぱりボビー・ティモンズ作曲、アートブレイキー & ジャズ・メッセンジャーズで有名な『 モーニン’ 』のコール & レスポンス部分でしょうね 」
わたし    「聴かせて頂戴。 」


Moanin スケルツォ倶楽部
アートブレイキー & ジャズ・メッセンジャーズ
「モーニン’Moanin’ 」(Blue Note 4003 )
リー・モーガン(トランペット )、ベニー・ゴルソン(テナーサックス)
ボビー・ティモンズ(ピアノ )、ジミー・メリット(ベース )
アート・ブレイキー(ドラムス )
録音:1958年10月30日 ニューヨーク

わたし    「なんだかんだ言っても、やっぱりソッ・ピーナには アコースティック・ジャズの響きが合うわね 」
マスター   「ありがとうございます。 わが国でも モダン・ジャズのいわゆる“ファンキー・ブーム”を引き起こしたのが、このヒット曲の冒頭メロディでした。往年のジャズ評論家 油井正一氏の証言による、『そば屋の出前持ちが 鼻歌に“モーニン’”を歌った 』っていう当時の伝説、まだ生まれてないんで 実話かどうかは ぼく知りませんが 」
わたし    「ちょっとそれ、おそば屋さんに失礼な話よね。モダン・ジャズ好き が たまたま そば屋の出前持ちをしていただけかもしれないじゃん 」
マスター   「って、それも失礼に変わりないと思うんですけど 」
わたし    「若きウェイン・ショータージャズメッセンジャーズに参加するのは、この録音の翌年ね 」
マスター   「! 話題 変えた 」

ピアノの前で打ち合わせるマイルスとビル・エヴァンス  “スケルツォ倶楽部” kind of Blue (CBS) 
マイルス・デイヴィス
「カインド・オブ・ブルー 」 Kind Of Blue(CBS )
 マイルス・デイヴィス(トランペット )
 キャノンボール・アダレイ(アルト・サックス )
 ジョン・コルトレーン(テナー・サックス )
 ビル・エヴァンス(ピアノ )
 ポール・チェンバース(ベース )
 ジミー・コブ(ドラムス )
収録曲 : ソー・ホワット、フレディ・フリーローダー、ブルー・イン・グリーン、オール・ブルース、フラメンコ・スケッチズ
録音:1959年

マスター   「 ここまで来たら やはり『ソー・ホワット So What 』を外すわけにはいきません 」
わたし    「マイルスの この歴史的名盤には、従来までのビ・バップ演奏から脱却した 新しい試みが いくつも実践されている、と言われてるわね 」
マスター   「その中でも最もよく知られている試みと言えば、細かいコード変化の制約を捨て去ったこと。そのおかげで より簡略化した - 時には一つか二つだけの - シンプルな和声に乗せて プレイヤーは、スケールだけを気にするモード・スタイルに基づいた自由な即興演奏を行う、という いわゆる“モード奏法”の革新でしょう 」
わたし    「よく耳にする“モード奏法(? )”なる漠然とした呼び名が一般化しちゃったけど、でも これがその後のモダン・ジャズのひとつの演奏スタイルを決定したことは事実で、特にジョン・コルトレーンによって継承・発展されたことは銘記すべし - よね。で、カインド・オブ・ブルー における その他の“新しい試み ”と言えば? 」
マスター   「いえ、マイルスの偉業・・・というよりモダン・ジャズの金字塔“カインド・オブ・ブルー”を 短い時間で しかもソッ・ピーナで語ることなんて、とても無理ですから 」
わたし    「同意。 ・・・で、話のポイントを元に戻すと(笑 )


▲ ギル・エヴァンス創作とも言われる 短いモダンなイントロの後、 ポール・チェンバースのベースが ホーン・セクションと静かに交わすコール & レスポンスの会話、その“レスポンス”ホーン・アンサンブルが放つ二つのコードがA地点からB地点へと落下する【A ↘ B 】の下降フレーズになっているというわけよね 」
マイルス ソー・ホワット So What  “スケルツォ倶楽部”
マスター    「このアルバム 『カインド・オブ・ブルー 』に収録された楽曲は その多くが【A ↘ B 】下降動機を使っているという点だけでも、相互関連の深さに気づかされます。 『ソー・ホワット 』に続く、2曲目の『フレディ・フリーローダー 』は、その冒頭からマイルストランペットが【A ↘ B 】下降動機で始まるテーマを吹いていますし、逆に B面1曲目『オール・ブルーズ 』では【A ↘ B 】動機を転回して上昇に転じさせています。両面いずれも最後の曲は どちらもピアニスト、ビル・エヴァンスの貢献度が大きい楽曲ですが、 『 ブルー・イン・グリーン 』、『 フラメンコ・スケッチ 』いずれもエヴァンスのピアノ・ソロで開始、そのフレーズは【A ↘ B 】下降動機か もしくは関連する動きのヴァリエーションなんです。そして言うまでもなく ピアノに主導されてマイルストランペットが選ぶ最初のノートは【A ↘ B 】下降動機をなぞっているではありませんか 」
わたし    「たしかにレコードを聴きながらマスターのレクチャーを受けると、そんな気がしてこないでもないけど・・・ でもちょっと強引な感じがしてこないでもなくはないかしら? 」
マスター   「それでは、次は この『ソー・ホワット 』の“レスポンス動機”に影響された曲です 」

ジェームス・ブラウン James Brown_「コールド・スウェット 」Cold Sweat_ライヴ・アット・ジ・アポロ  “スケルツォ倶楽部” Cold Sweat James Brown  “スケルツォ倶楽部”
ジェームス・ブラウン James Brown
「コールド・スウェット 」Cold Sweat
ライヴ・アット・ジ・アポロ(デラックス・エディション )に収録
音盤:Polydor ユニバーサル UICY-7034~35
録音:1967年6月24、25日 ニューヨーク、アポロ・シアター 

マスター   「ジェームス・ブラウンが その後ステージで必ず取り上げることになる強烈なナンバー『コールド・スウェット 』 - アポロ劇場におけるこの演奏が、実は公衆の面前で披露された最初だったのです。これはその時の貴重な実況録音というわけです 」
わたし    「・・・ソッ・ピーナJ.B.がかかるなんていうのも めずらしいね 」

マスター   「このバック・バンドのホーン・セクションによって執拗に繰り返される短いリフ・フレーズこそが、言うまでもなく『ソー・ホワット 』のレスポンス部分【A ↘ B 】の下降動機です。当時ジェームス・ブラウンのバンド・アレンジャーを務めていたピー・ウィー・エリスの証言によれば、彼らは ここでマイルスの『ソー・ホワット 』のリフに影響されて これを引用したことを明言していますアシュリー・カーン著 / 中山啓子 訳 『カインド・オブ・ブルーの真実 』プロデュース・センター出版局 参照 )。 」
わたし    「でも御大マイルス自身は、お気に入りのジェイムス・ブラウンが自作から引用してくれたことが満更でもなかったらしく、後にこの話題についてインタヴューを受けた時も、『あそこのアイディアを 彼がオレから頂戴したのか、オレが彼から頂戴したのか、どちらかだとは思うが、わからない 』などと言って お茶を濁していたそうよ 」
マスター   「おもしろい話ですね。いずれにせよ、ここで歓声を上げている1967年-アポロ劇場の聴衆は、その翌週にシングル・レコードでリリースされることになる『コールド・スウェット 』を ここで全員が初めて聴いているわけで、これは その瞬間の貴重なレコーディングでもあるという事実です 」

Smokin In Pit(日本コロムビア=Better Days) Smokin In Pit(NYC) Steve Gadd(Steps 1979) Mike Mainieri(Steps 1979)
Steps ステップス
「ティー・バッグ 」Tee Bag
ライヴ・アルバム“Smokin' In The Pit”より
  マイク・マイニエリ(ヴィブラフォン )
  マイケル・ブレッカー(テナーサックス )
  ドン・グロルニック(ピアノ )
  エディ・ゴメス(ベース )
  スティーヴ・ガッド(ドラムス )
録音:1979年12月
音盤:Better Days = 日本コロムビア(海外盤NYC 6027-2 )

マスター   「マイク・マイニエリ作曲のブルース・ナンバーからスタート。この曲の最初の二つのノート『ソー・ホワット 』レスポンス【A ↘ B 】下降動機から出来ているということは、もう一聴して明らかですね。但し 『 ティー・バッグ 』自体のコード進行は シンプルなスリー・コードが基本になっており、ワン・コードで押し通すようなモード・スケールの楽曲ではありません 」


わたし    「ステップスによる この傑作ライヴ盤について、詳しくは スケルツォ倶楽部の過去記事 ⇒ スティーヴ・ガッドを讃える・・・ も ご覧くださいね。 この演奏の最初のテーマ呈示が終わろうとするあたり (01:13 )から、ガッドが息の長いオープン・ロールを猛烈にクレッシェンドさせながら入ってくる凄まじさったら もう必聴ですから 」

マイク・マイニエリ_ニューヨーク・セヴンス・アヴェニュー・サウス ライヴ(1981年 NYC ) “スケルツォ倶楽部”
マスター   「マイク・マイニエリは、エディ・ゴメス以外のメンバーを総入替した顔ぶれ(ボブ・ミンツァー、ウォーレン・バーンハート、オマー・ハキム )で ニューヨークのセヴンス・アヴェニュー・サウスライヴ(1981年 NYC )盤を残していますが、そのディスクの冒頭一曲目も この『ティー・バッグ 』でした 」


Ben Sidran(The Cat And The Hat)AM
ベン・シドラン Ben Sidran
「ガール・トーク 」Girl Talk
アルバム The Cat And Hat 収録
  ベン・シドラン(ヴォーカル、アコースティック・ピアノ )
  マイク・マイニエリ(エレクトリック・フェンダー・ローズ )
  リー・リトナー(エレクトリック・ギター )
  エイブ・ラボリエル(エレクトリック・ベース )
  スティーヴ・ガッド(ドラムス )
  ポリーニョ・ダ・コスタ(パーカッション )
録音:1979年
音盤:A&M(ユニバーサル・ミュージック UICY-93417 )

わたし    「ボビー・トゥループ = ニール・ヘフティのコンビによる佳曲“ガール・トーク”、わたし これも大好き 」
マスター   「アレンジャーでもあるピアノ・マン、ベン・シドランは 前奏や間奏部分で 繰り返し『ソー・ホワット 』のレスポンス部分【A ↘ B 】下降動機を使用しています 」
わたし    「曲の雰囲気を一発で伝えてしまう、聴衆のつかみ方へのお手本として、これはもう絶妙ね 」
マスター   「マイケル・カスクーナが このアルバム“The Cat And Hat”を絶賛しているのは 昔から有名な話で、特に この曲におけるリー・リトナーのリラックスしたギター・ソロと、アルバムの最後に収録されている 『 天国への七つの階段”のスティーヴ.ガッドはどうだ。これは彼自身、最高のそして本物の演奏に数え上げられるもの(中略 )、私(カスクーナ )にとっては、これは唯一、スティーリー・ダンの“エイジャ”でのウェイン・ショーターとのデュエットに匹敵するものである(中田利樹/訳 ) 』 とまで述べてました 」

クレモンティーヌ with ベン・シドラン_Little Orange Blue(ソニー・ミュージック SRCS-5689 ) “スケルツォ倶楽部”
クレモンティーヌ with ベン・シドラン
「ガール・トーク 」Girl Talk
  クレモンティーヌ(ヴォーカル )
  ベン・シドラン(ヴォーカル、ピアノ )
  ジョニー・グリフィン(テナー・サックス)
  ジミー・ウッド(ベース )
  ベン・ライリー(ドラムス )
録 音:1987年10月 バルセロナ
音 盤:Little Orange Blue(ソニー・ミュージック SRCS-5689 )

マスター   「そうそう、シドランは この録音から約7年後、クレモンティーヌとのデュエット・アルバムをフランス・ソニー系レーベル Little Orange Blue で録音することになるのですが、そこでも同じ曲 “ガール・トーク”を 取り上げているんですよ。そのアレンジは、基本的に 上記 A & M盤と同じ - つまり 【A ↘ B 】 の下降動機を利用する - アイディアを転用しています 」
わたし    「A&M盤の演奏と続けて比較しながら聴くと、オモシロいね! 」

Jane Monheit_Taking A Chance On Love Jane Monheit
ジェーン・モンハイト Jane Monheit 
「テイキング・ア・チャンス・オン・ラヴ 」 Taking A Chance On Love
  ジェーン・モンハイト(ヴォーカル )
  マイケル・ケイナン(ピアノ )
  オルランド・レ=フレミング(ベース )
  リック・モンタルバーノ(ドラムス )
  ドナルド・ハリスン(アルト・サックス )
  マイルス・オカザキ(リズム・ギター )
録 音 : 2004年 ニューヨーク、 ロス・アンジェルス
音 盤 : Sony(SICP-632 ) 同じタイトルのアルバムに収録

マスター   「コレは比較的新しいレコーディング。 ヴォーカルのジェーン・モンハイトは 1977年生まれ、たいへん若いですが お聴きのとおり モダン・ジャズ・ヴォーカルの正統派です 」

わたし    「バッキングに廻っている ベースとピアノの 個性的なコンビネーションの気持ちよさに耳を奪われるわね。 これ 間違いなく 『ソー・ホワット 』のバリエーションだわ、ホント 素晴らしい。最優秀アレンジ賞をあげたい 」
マスター   「ピアノを弾いてる マイケル・ケイナンのアイディアだそうです。 そんな リズム・セクションに乗ってる このヴォーカル、どうですか 」
わたし    「凄く良いわね。可愛らしい美声を 自由自在にコントロールしてしまう技巧も 完璧かも 」
マスター   「そうでしょ。 上手さといったら もう抜群でしょ。女声のジャズ・ヴォーカルって、聴衆がエモーショナルな歌唱を求めがちなので、 どうしても 低音声域の人(サラ・ヴォーン とか カーメン・マクレエ とか、今なら ダイアナ・クラール とか・・・ ) のほうが多いものですが、この娘(こ )は めずらしく きれいな高音声域が 持ち味なんですね 」
わたし    「ふんふん、これからの活躍に期待しちゃう 」
マスター   「いやいや、もうすでに 一度ならず グラミー賞に ノミネートされている、注目の才能ですよ 」
わたし    「かつて80年代、晩年のアート・ブレイキー率いる 後期ジャズ・メッセンジャーズでフロントに立っていた名手ドナルド・ハリスンのアルト・ソロが聴けるのも うれしいね 」


Rupert Holmes_Partners In Crime_MCA-37168 (MCAビクター MVCM-303 )  “スケルツォ倶楽部”
ルパート・ホームズ Rupert Holmes
「ユー・ネヴァー・ゲット・トゥ・ラヴ 」 The People That You Never Get To love
アルバム 「パートナーズ・イン・クライム 」Partners In Crime 収録
収録曲:エスケイプ、パートナーズ・イン・クライム、ニアサイテッド、ランチ・アワー、ドロップ・イット、ヒム、アンサリング・マシーン、 ユー・ネヴァー・ゲット・トゥ・ラヴ、ゲット・アウタ・ユアセルフ、イン・ユー・アイ・トラスト
発表:1979年
音盤:MCA-37168 (MCAビクター MVCM-303 )

マスター   「 『 もしかしたら さっき通りすがりにすれ違った時、一瞬 互いに目が合った異性が 生涯最愛の伴侶だったかもしれない、人生でもう二度と会うことがないかもしれないのに・・・。 もしかしたら 自分は重大なチャンスを逸したんじゃないか 』 - なんて 想像してみることってありませんか。この曲は そんな感情をテーマに膨らませた短いモノローグなんですが、発表する一曲一曲の歌詞のいずれにも短いドラマを歌いこむストーリー・ソング・ライター、ルパート・ホームズの隠れた名品です 」

わたし    「これって、とても趣のある良い曲ね。ルパート・ホームズと言えば シングル・ヒットした 『エスケイプ 』 や 『ヒム 』 のほうばかりが話題になりがちだけど、こんな曲もアルバム 『パートナーズ・イン・クライム 』 の中に含まれていたんだ。ここではエレクトリック・ギターとストリングスのバッキング・パートが、例の 『ソー・ホワット 』 レスポンス部分の【A ↘ B 】下降動機を演奏しているわけね 」
マスター   「曲の途中で、そのストリングスが、まるでマーラーの 『 巨人 』 の冒頭みたいな 弦セクション一斉のハーモニックスで バッキング・パターンの動きを反転してみせるところなんて、もうさり気なく 素晴らしいです。 さらに ルパート・ホームズは、1976年に発表した『 ウィークエンド・ラヴァース 』というシングル曲でも この【A ↘ B 】レスポンス動機を利用しているんですよ。そこで 彼が試みていたのは、ちょうど山下達郎のような“一人多重録音”コーラスです 」
わたし    「オモシロい、多才な人なのね 」

Billy Joel_52nd Street_My Life_Sony “スケルツォ倶楽部”
ビリー・ジョエル Billy Joel
「マイ・ライフ 」 My Life
アルバム「ニューヨーク52番街 」52nd Street
収録曲:ビッグ・ショット、オネスティ、マイ・ライフ、ザンジバル、恋の切れ味 (スティレット )、ロザリンダの瞳、自由への半マイル、アンティル・ザ・ナイト、ニューヨーク52番街
録 音:1978年(CBS / Sony )

My Life  “スケルツォ倶楽部”
▲ 「マイ・ライフ 」イントロ、ピアノ・パート(部分 )から

わたし    「出たわね、ビリー・ジョエル! 大好きだったなー。ずいぶん後追いだったけど、メジャー・レーベルでのファースト・アルバム 『ピアノ・マン 』から順に オリジナル・アルバムを一枚一枚、じっくりと聴いてみた高校の放課後・・・ 」
マスター   「なんか遠い目になってきましたね、音楽漬けだった そんな女子高時代の奥さんがお気に入りだったビリー・ジョエルのアルバムといったら どれでしたか? 」
わたし    「うーん、意外に 『ニューヨーク物語 Turnstiles(1976年 ) 』 が良かったんで 捨て難いんだけど、やっぱり その次にくる 『ストレンジャー(1977年 ) 』 と この 『ニューヨーク52番街(1978年 ) 』 の二傑に尽きるわね。もうこの2枚は あらゆる意味で完璧と言えるでしょ? 逆にこれ以降のアルバム( 『グラス・ハウス 』から )は、たとえ世間一般にはどれだけ売れたとしても、音楽的には著しく失速しちゃった感が強いわね、わたしの耳には残念ながら そう聞こえました 」

マスター   「同じビリー・ジョエルの作品でも アルバム 『ブリッジ(1986年 ) 』に収録されてる 『ビッグ・マン・オン・マルベリー・ストリート 』 のほうが 『ソー・ホワット 』 のレスポンス【A ↘ B 】下降動機を聞きとりやすくないですか 」
わたし    「あ、そうね。あれ 判りやすい。ちなみに そこでベース弾いてる人って ロン・カーターなんだよ。ホーン・アンサンブルにも マイケル・ブレッカーロニー・キューバーなんて贅沢な名前が入ってる 」
マスター   「

ジェフ・ベック Jeff Beck  “スケルツォ倶楽部” ジェフ・ベック Jeff Beck_ There And Back  “スケルツォ倶楽部”
ジェフ・ベック Jeff Beck
「ザ・パンプ 」 The Pump
アルバム There And Back 収録
 ジェフ・ベック(ギター )
 アンソニー・ハイマス(キーボード )
 モー・フォスター(ベース )
 サイモン・フィリップス(ドラムス )
録 音:1980年 ロンドン
音 盤:Epic(ソニー・ミュージック ESCA-7767 )

マスター   「ジャズ=フュージョン系ミュージシャン、ベーシストのスタンリー・クラーク や キーボードのヤン・ハマーらとの交流によっても知られる 孤高のロック・ギタリスト、ジェフ・ベックの1980年に発表された銘品です 」
わたし    「ヤン・ハマーのグループとの共演以来、しばらく活動を休止していたベックが この時期3年振りにリリースしたということで 当時 期待のソロ・アルバムの中の一曲だったわけね 」
マスター   「曲は このアルバムに参加した ジャズ系のキーボーディスト、アンソニー・ハイマスジェフ・ポーカロ亡き後の TOTOのドラマーも 後年 務めることとなる サイモン・フィリップスとの共作でした 」

わたし    「従来のいわゆるロックという語彙の中にはあり得なかったような、伸びやかで息の長いメロディを これほどまでに生かしたセンスの良さ 」
マスター   「固定されたベース音の上に『ソー・ホワット 』のレスポンス部分【A ↘ B 】の下降動機そのものが まんま曲のテーマになっているところ、一聴してすぐ判りますね 」
わたし    「無駄で余計な音をすべて削ぎ落としたような簡潔な演奏。当時のベックが いかに真剣に自身の音楽に対峙し、求道的でさえあったかという様子が ひしひしと伝ってくるようなプレイね 」
マスター   「そう言えば、この曲 『ザ・パンプ 』 は、ラリー・カールトンスティーヴ・ルカサーという二大ギターリストが1998年秋に双頭バンドで来日した折、ブルーノート東京・ブルーノート大阪でのギグで 常にオープニング・ナンバーとして取り上げていたことでも記憶に残っています 」

the Police_1986_“スケルツォ倶楽部” ザ・ポリス The Police_「ゼニヤッタ・モンダッタ Zenyatta Mondatta 」  “スケルツォ倶楽部”
ザ・ポリス The Police
「世界は悲しすぎる 」Driven To Tears
アルバム「ゼニヤッタ・モンダッタ Zenyatta Mondatta 」収録
録 音:1980年

わたし    「短命ではあったけれど 世界的な規模で圧倒的な成功をおさめた、ブリティッシュ・ロック史上空前のトリオ“ザ・ポリス”。今にして思えばメイン・ソング・ライターだった“スティング”こと ゴードン・サムナーの溢れる才能を紹介する役割を果たした母体だったとも言えるわけだけど、リアル・タイムで彼らのシングルを夢中になって聴いていた女子中学生だったわたしは、最初の頃 日本では 彼らが 殆どアイドル系のパンク・バンド扱いされて売り出されていたという(笑 )鮮烈な記憶が拭(ぬぐ )えません 」

マスター   「傑作『白いレガッタ 』に続く、当時 期待のサード・アルバムだった『ゼニヤッタ・モンダッタ 』A面2曲目に収められた この曲 Driven To Tears は、サビ部分にこそ少し変化が聴かれるものの、基本的には モード風のワン・コードで出来ていて、まるで何かに憑(と )りつかれたかのように同じリフ・フレーズをベースで繰り返すスティングが 切迫する思いを振り絞るように警告します。その苦悶のヴォーカルに 合いの手を挟むようにエレクトリック・ギタリストのアンディ・サマーズが掻き鳴らす弦からは・・・ 」
わたし    「あ、はっきりと『ソー・ホワット 』のレスポンス部分【A ↘ B 】下降動機が聴こえるのね! 」
マスター   「この録音当時、アンディ・サマーズ『 ありふれたハーモニックなチェンジより、むしろモード・ジャズのアイディアを使おうとしたのは マイルスの“ソー・ホワット ”の影響だった 』 と述べています(同前掲書より ) 」

TEARS FOR FEARS Everybody Wants To Rule The World (1985 Canadian limited edition_“スケルツォ倶楽部” “スケルツォ倶楽部” _TEARS FOR FEARS Greatest Hits スケルツォ倶楽部
ティアーズ・フォー・フィアーズ Tears For Fears
「ルール・ザ・ワールド 」 Everybody Wants To Rule The World
発 表:1985年 3月
音 盤:Tears Roll Down(グレイテスト・ヒッツ )に収録
    Phonogram / Fontana(日本フォノグラムPHCR-1162 )

マスター   「そろそろ限(きり )がないので、今回は この辺で最後です。『シャウト Shout! 』の世界的ヒットで一躍有名になったティアーズ・フォー・フィアーズは、ローランド・オーザバルカート・スミスのコンビによる 80年代イギリスを代表するポップ・グループでした。カート・スミスが脱退して以降はしばらく カートローランドも事実上ソロ・アクトを中心に それぞれ活動を続けていたものの、2004年に和解して再結成。あまり詳しくないのですが、どうやら昨年 - 2012年 - 夏に27年ぶりの来日公演までしたそうです 」


わたし    「 1985年のヒット曲『 ルール・ザ・ワールド 』は、ゆったりとしたシャッフル風のリズムに乗って、冒頭から【A ↘ B 】下降動機をリフに使った大胆な繰り返し。この見上げるようなスケールの大きさには もう圧倒されちゃうわね 」
マスター   「成功しているポップ・グループが、その上げ潮の時期だけに獲得できるカリスマ的な勢いが宿った、ホント名曲だと思います 」
わたし    「でも この曲の歌詞に、実は反核メッセージがこもっているって知ってた? 」
マスター   「 “そんなものはいらないといってくれ ”、“母なる大自然に背を向けるのか”、“洞察力に欠けた こんな優柔不断にはもう耐えられない ”、“きみの人生にもう後戻りはできない ”、“誰もが世界を支配しようとしている ” ( 山本安美 / 訳 ) ・・・なんて、たしかに 読み方によっては 反核・反原発運動を感じさせないこともありませんが、彼らはここで具体的な国名や地名・人名などを歌い込むことを慎重に避けています。実は とても抑制を効かせていたのですね。そのため いかようにも解釈の出来る歌詞になったとも言えるんです 」
わたし    「あー なるほど。多くの場合、ポップ・ソングにメッセージ性が介入してくると、歌としての鮮度や価値を瞬(またた )く間に失ってしまいがちだけど、今もこの曲が輝き続けている理由って、作詞のローランドが 敢えて余計な政治色を抑えたから 音楽としての純度が守られたということなのかしら 」
マスター   「まさしく そのとおりだと思います。結果的に普遍性も保った - と、少なくとも ぼく個人は そう考えてます 」

レコードをかけるスヌーピー

わたし    「今回、おしまいのほうでは ソッ・ピーナがすっかりロック喫茶になっちゃったね(笑 ) 」
マスター   「もう昨年から ここはジャズ喫茶を卒業した“カフェ” ソッ・ピーナですからね。フュージョン系の作品ジャズ・ミュージシャンの参加しているロック名盤、話題の流れから必然性さえあれば ポピュラーJ.ポップだって かけてやろうと思ってます 」
わたし    「J.ポップと言えば、今日の話題で 日本のミュージシャンの作品って全然出てこなかったわね 」
マスター   「実は ぼく、あんまり日本のは詳しくないんですよね 」
わたし    「正直 わたしもなんだけど。うーん、そうね。 ・・・あ、そうそう、稲垣潤一の 『 オーシャン・ブルー 』のイントロや『 UP TO YOU 』のリフなんか もろに マイルスの『 ソー・ホワット 』のレスポンス部分【A ↘ B 】下降動機 が使われてるんじゃない? あれをアレンジしたのって 誰かしら。なかなか悪くないセンスだと思うんだけどなー 」
稲垣潤一 オーシャンブルー_EXPRESS 東芝EMI( 07FA-1003 )_“スケルツォ倶楽部” 稲垣潤一_UP TO YOU from Realistic_Fun House  “スケルツォ倶楽部”
 
 ・・・今年もよろしくお願い申し上げます。。。

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