本記事は、11月24日「注目記事ジャズ ランキング」で 第1位となりました。
皆さまのおかげです、これからも 何卒よろしくお願い申し上げます。


スケルツォ倶楽部 Club Scherzo
「アフター・シュトラウス & “ バイ・シュトラウス ”」
After-Strauss & “By Strauss”
  もくじ Index は ⇒ こちら

(29)1970年 アントニオ・カルロス・ジョビン
「チルドレン’ズ・ゲーム Children’s Game 」

Antonio Carlos Jobim_Stone Flower (CTI ) Antonio Carlos Jobim
「チルドレン’ズ・ゲーム Children’s Game 」
アントニオ・カルロス・ジョビン Antonio Carlos Jobim (ピアノ )
ロン・カーター Ron Carter (ベース )、アイアート・モレイラ Airto Moreira (パーカッション )
デオダート Eumir Deodato (オーケストレーション、ギター )他
アルバム「ストーン・フラワー Stone Flower 」
収録曲:
テレーザ・マイ・ラヴ、チルドレン'ズ・ゲーム、ショーロ、ブラジル、ストーン・フラワー、アンパロ、つばめ、太陽の国の神と悪魔、サビア
録 音:1970年6月 ニューヨーク、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオ
音 盤:C.T.I.(キングレコード/ K20Y-9514 )


 「チルドレン’ズ・ゲーム 」は、ヨーロッパ圏にあるクラシック音楽の感覚からは決して生まれ得なかった、本当の意味でオリジナルな 素晴らしいワルツです。ボサ・ノヴァの創始者のひとりである ブラジルの アントニオ・カルロス・ジョビン Antonio Carlos Jobim(1927 - 1994 )の個性が 豊かに薫る傑作で、その憧れに満ち溢れた旋律は 個性的なハーモニーの風に流れゆく一片の雲のようです。
 1958年頃、もうひとりの天才ジョアン・ジルベルト Joao Gilberto とともに 全く新しいブラジルの大衆音楽 = ボサ・ノヴァを産み出したトム・ジョビン が遺した名曲と言えば、たとえば「想いあふれて Chega De Saudade 」、「イパネマの娘 A Garota de Ipanema 」、「ヂサフィナード Desafinado 」、「ウェイヴ Wave 」、「クワイエット・ナイト Corcovado 」、「三月の水秋の流れ ) Águas de Março 」など、思いつくまま挙げても 枚挙に暇(いとま )がないほど。よくぞこれほど・・・と仰ぎ見る傑作の量と これに質も伴う - シューベルト歌曲にも匹敵するような - 仕事だったと思います。
 ボサ・ノヴァが有する様々な個性 - あたかも波が砂浜に打ち寄せるかのような独特のリズムや 美しい和声のヴォイシング、魅力的なメロディなど - は、60年代のモダン・ジャズとたいへん相性が良く、ジョビンらは スタン・ゲッツ との歴史的名盤 「ゲッツ / ジルベルト Getz / Gilbert 」をはじめ、アメリカのジャズ・ミュージシャンと共演、数多くのレコードを残すことになります。その多くを手掛けたのが、モダン・ジャズの名門レーベル“ヴァーヴ Verve ”に所属していた敏腕プロデューサー、クリード・テイラーでした。
「ゲッツ/ジルベルト」(Verve) Creed Taylor (CTI )
(左 ) Verveの名盤「ゲッツ / ジルベルト 」 ジョビンも参加しています
(右 )若き日の クリード・テイラー Creed Taylor
 
 
 テイラーは その後 能力を買われ ハーブ・アルパートA&Mレコード に引き抜かれますが、彼が そこで腕をふるった最初の仕事の一つが アントニオ・カルロス・ジョビンに最高の環境でアルバムを作らせることでした。名盤「 Wave 」(1967年 写真左 )、そして「潮流 Tide 」(1970年 写真右 )が発表されます。
アントニオ・カルロス・ジョビン_Wave アントニオ・カルロス・ジョビン_Tide
 前者はクラウス・オガーマンのアレンジによる 洗練されたストリングスも最高に美しい快適な仕上がり、後者はデオダードをアレンジャーに 大量のパーカッションを動員し 大胆にリズム面を強調した仕上がりの、どちらも傑作アルバムでした。
 これらで名声を高めたテイラーA&M 傘下から独立し、彼自身の名を冠した新しいレーベル C.T.I. ( = Creed Taylor Issue 後にCreed Taylor Incorporated )を起こし、ジャズ(のインプロヴィゼーションの要素 )+ ロック(のリズムと電気楽器導入の要素 )+ クラシック(古典名曲の、主にメロディの要素 )を融合(切貼? )した「フュージョン(一時期 “クロス・オーヴァー” などとも呼ばれていましたっけ ) 」という新しい音楽ジャンルを創設、様々な試みを積極的に重ねることによって、それ以後の音楽トレンドを 世界的に塗り変えてしまうほどの大成功を収めたのでした。デイヴ・グルーシン、ボブ・ジェームス、そしてクインシー・ジョーンズを発掘し、彼らに活躍の場を与えた、クリード・テイラーの功績は、もっと高く評価されるべきでしょう。
 テイラーC.T.I.レーベルの傑作といえば、個人的にも 以下の名盤の数々が脳裏に浮かんでまいります。名フォトグラファー、ピート・ターナーの写真による 鮮烈なジャケット・デザインも秀逸でした。
 以下、思いつくまま うちのCD棚から 抜き出してみましょう・・・

A Day in the Life
ウェス・モンゴメリー Wes Montgomery
「A Day in the Life ア・デイ・イン・ザ・ライフ 」


Summertime.jpg
ポール・デスモンド Paul Desmond
「Summertime サマータイム 」


Sunflower.jpg
ミルト・ジャクソン Milt Jackson
「Sunflower サンフラワー 」


The Other Side of Abbey Road
ジョージ・ベンソン Gerge Benson
「The Other Side of Abbey Road アビイ・ロード 」


Deodato.jpg Deodato2
 デオダートEumir Deodato
(左 )「Prelude ツァラトゥストラはかく語りき 」
(右 )「Deodato 2 ラプソディ・イン・ブルー 」


She Was Too Good To Me (
チェット・ベイカー Chet Baker
「She Was Too Good To Me
(邦題 )枯葉 」


One (はげ山の一夜 )
ボブ・ジェイムス Bob James
「One
(邦題 )はげ山の一夜 」

 
 クリード・テイラーに比肩するような存在を 当時のクラシック界に求めるとしたら(その役割こそ異なるものの )デッカの名プロデューサー、ジョン・カルショウ に匹敵するほどの傑物ではないか - などと勝手に思っています(しかしC.T.I.レーベルは 惜しくも その後 - 1978年に - なんと破産、CBSコロムビア・レコードに売却されてしまいますが、残された名盤の数々は まさにジャズ=フュージョン界の偉大な「遺産と言えるものでしょう )。

ジョビンC.T.I.レーベル作品
 そのC.T.I.時代、アントニオ・カルロス・ジョビンクリード・テイラーによるプロデュースを受けて放った三作目、それが 傑作アルバム 「ストーン・フラワー Stone Flower 」です。サポート・メンバーには当時のジャズ・フュージョン界の名手を一同に揃え、その丁寧に作られた一枚のレコードは、たいへん美しい仕上がりでした。ジャズボサ・ノヴァを愛するすべての人にとって これは宝石のように素晴らしい作品集ですが、中でも水晶のようなワルツ 「チルドレン’ズ・ゲーム 」 の僅か3分半の輝かしい演奏は、”スケルツォ倶楽部” 発起人の 一(いち )推し です。


▲ ジョビン自身が ピアノで 弾(はず )むがごときボッサ・ワルツのリズムを刻みながら、これにオーヴァー・ダブによる口笛とアコースティック・ピアノのユニゾンで 夏の光の反映と夕立の後の虹の儚(はかな ) さを 連想させるような、一度聴いたら それは忘れ難いメロディを提示します。
 ああ、ピアノと口笛のユニゾンによる音色と言えば、ミシェル・ペトルチアーニの名盤「100(ハンドレッド )ハーツ 」が連想されますね。 ⇒ 関連記事は こちら(スミマセン、長い文章の後半のほうです )

■ 「チルドレン’ズ・ゲーム 」が聴ける名盤たち
Antonio Carlos Jobim_Tera Brasilis (Warner Bros. )
Antonio Carlos Jobim_Tera Brasilis (Warner Bros. )
発売1980年、ジョビンの再録音盤。 
収録曲 : Dreamer、Canta Mais、Olha Maria、One Note Samba、Dindi、Quiet Nights Of Quiet Stars、Marina、Desafinado、Voce Vai Ver、Estrada Do Sol、The Girl From Ipanema、Double Rainbow、Triste、Wave、Someone To Light Up My Life、Falando De Amor、Two Kites、Modinha、Song Of The Sabia、This Happy Madness
 
 A&Mの名盤「 Wave 」以来となるクラウス・オガーマン編曲による名作です。厳選された素材も名曲揃い、ぜひ ゆったりとくつろいで 堪能してください。
 理由の背景は知りませんが、このワルツ「チルドレン’ズ・ゲーム 」は 何故か異なるタイトルで呼ばれることがあり、ここでは12曲目の「ダブル・レインボウ Double Rainbow 」というタイトルのナンバーが - 異名ですが - 同じ曲です。
 他にも「ばらに降る雨 」という歌詞がつけられている版もあります、エリス・レジーナなどが歌っていますが、「チルドレン’ズ・ゲーム 」と同じ曲ですので、ご注意ください。
 ここでは アレンジャーのオガーマンは、ボッサ・ワルツのリズムを 心地良くもアコースティック・ギターに刻ませているのが 印象的です。

Stan Getz_The Best of Two World feat. Joao Gilbert (CBS )
The Best of Two Worlds Featuring Joao Gilberto と言う原タイトルに、「ゲッツ / ジルベルト・アゲイン という邦題、なかなか悪くありませんよね。あのVerveの名盤 Getz / Gilberto に、言うまでもなく、あやかったものでしょう。
収録曲:ダブル・レインボウ、三月の水、リジア、ファルサ・バイアーナ、白黒の写真、イザウラ、エウ・ヴィム・ダ・バイーア、ジョアン・マルセロ、エ・プレシソ・ペルドアル、ジャスト・ワン・ノヴ・ゾーズ・シングス
演 奏:スタン・ゲッツ Stan Getz (テナー・サックス )、ジョアン・ジルベルト Joao Gilberto(ギター、ヴォーカル )、エロイーザ・ブァルキ Heloisa Buarque DeHollanda(ヴォーカル )、アイアート・モレイラ Airto Moreira(パーカション )、アルバート・デイリー Albert Dailey(ピアノ )、ビリー・ハート Billy Hart(ドラムス )、クリント・ヒューストン Clint Houston(ベース )、グラディ・テイト Grady Tate(ドラムス )、オスカー・カストロ=ニーヴズ Oscar Castro-neves(編曲、ギター )、レイ・アルマンド Ray Armando(パーカッショ )、ルーベンス・バッシーニ Rubens Bassini(パーカッション )、スティーヴ・スワロウ Steve Swallow(ベース )
音 盤:CBS(ソニー・レコード SRCS-7165 )
 
 冒頭のナンバー「ダブル・レインボウ 」が、「チルドレン’ズ・ゲーム 」のことです、重ねて ご注意のこと。
 ゲッツのプレイは もう言うことなしの絶好調。アルバム一枚全曲リラックスして、もうそれこそ「あっ 」という間に聴き通すことが出来ます。但し、この一曲目では 残念ながらジョアン・ジルベルトは休んでおり、代わりに もうひとりのヴォーカリスト、エロイーザが英語の歌詞をつけて歌っています。言うまでもなく Verve盤のアストラッド・ジルベルトより その歌唱は遥かに上手なんですが、ないものねだりを承知で書かせて頂くと、うーん やっぱりアストラッドの声が懐かしいなー ・・・。


Oscar Peterson + The Singers Unlimited(MPS ) オスカー・ピーターソンと ザ・シンガーズ・アンリミテッド_MPS
オスカー・ピーターソン + ザ・シンガーズ・アンリミテッド
「イン・チューン In Tune 」(MPS )

  ザ・シンガーズ・アンリミテッド The Singers Unlimited
    ジーン・ピュアリング Gene Puerling
    ボニー・ハーマン Bonnie Herman
    ドン・シェルトン Don Shelton
    レン・ドレスラー Len Dresslar
  オスカー・ピーターソン Oscar Peterson(ピアノ )
  ジョージ・ムラージュ Jiri Mraz(ベース )
  ルイス・ヘイズ Louis Hayes(ドラムス )
録 音 : 1971年
収録曲 :
Sesame Street、It Never Entered My Mind、Children's Game、Gentle Rain、Child Is Born、Shadow of Your Smile、Catherine、Once Upon a Summertime、Here's That Rainy Day
 
 ハイ・ローズのリーダーだった ジーン・ピュアリングが メンバーを厳選して1967年に結成したグループが、このシンガーズ・アンリミテッドです。大好きな このグループについては 以前も少し触れたことがありました ⇒ こちら 
 カナダの名ジャズ・ピアニスト、オスカー・ピーターソンが推薦して(ということになっています? )ドイツの MPSレーベル と契約、その結果 デビュー・アルバムのリリースは1971年、ピーターソンと共演した傑作盤が これです。
 もし オスカー・ピーターソンのピアノを聴くなら 絶対 MPS盤をおススメします。リリースされたディスクは大量にありますが、いずれも凄まじい即興の瞬間をとらえた迫真の打鍵が楽しめます。「イン・チューン In Tune 」はコーラス・グループとの共演という異色作になりますが、注目の「チルドレン’ズ・ゲーム 」に限っていうと、オスカー・ピーターソン のくるくるよく回るルーティンな手癖こそ いささか耳にはつくものの、ジャズワルツのリズムで呈示されるテーマの快適さと 抑制されたコーラス・アレンジが ピアノ・トリオとの絶妙なバランスを保っています。拍手!

▼ そして 最後に、意外な掘り出し物 がコレでした。
Tribute To Antonio Carlos Jobim(日本コロンビア)
「想いあふれて ~ トリビュート・トゥ・アントニオ・カルロス・ジョビン 」
音 盤 : Quattro QTCY-2112 (1998年 )
収録曲 :
「波 」(リリキューブ )、「三月の雨 」(ジル・カプラン & クリストフ・J )、「ジャズ・サンバ 」(ショーン・オハーガン & ルイ・フィリップ )、「ファヴェラ 」(ババカー )、「ワン・ノート・サンバ 」(レイ・ワンダー )、「おいしい水 」(タンゴ & リー・マー )、「コルコヴァード 」(ザ・ウォークアバウツ )、「平和な愛 」(ジョン・カニンガム )、「フェリシダージ 」(ヤシーヌ & ミス・レヴァー )、「ジンジ 」(クィグリー )、同(プラネット・ゼン )、「イパネマの娘 」(ピチカート・ファイヴ )、 「チルドレン’ズ・ゲーム 」(ラッキー15 フィーチャリング・モーマス )、「ヂサフィナード 」 (ヴェラ・クルーゾー )、「ジェット機のサンバ 」(ディスコ・ジェットセット3001B )、「お馬鹿さん 」(ギャルス )、「夢見る人 」(エッグストーン )、「モジーニャ 」(ステュアート・モクスハム & アナ・ダ・シルヴァ )、「待ちわびて 」(ベルトラン・ブルガラ )、「メディテーション 」(クラウドベリー・ジャム )、「想いあふれて 」(エリ・メディロス )
 
 CDジャーナルさんの簡潔な紹介文をお借りすれば、「ジャジィなオシャレ系ポップスからロック色の強いトンガリ系ポップスまで多種多様なアーティストが参加し、さながらポップスの万華鏡の趣。現代的視点からジョビンの曲を換骨奪胎したユニークなコンピ・アルバム 」・・・という一言に尽きます。
 ここに収録されたミュージシャンたちは さすがに私の守備範囲外、ピチカート・ファイヴクラウドベリー・ジャム 以外は 正直 まったく知らないミュージシャンが殆どなのですが、聴いてみると いずれも大変オモシロく、中でも注目の「チルドレン’ズ・ゲーム 」を担当している ラッキー15 フィーチャリング・モーマス という人たちの資質は たいへん高いことを感じました。個人的には、セルジオ・メンデス & ブラジル’77(BELL ~ Arista )の出来より ずっと良いと思います。
 彼ら - ラッキー15 フィーチャリング・モーマス - が ジョビンの演奏したC.T.I.ヴァージョンを研究し尽くしていることは一聴して明白です。
 Momus(Nick Currie )Wikipedeia 
▲ Momus(Nick Currie )  
 彼らの演奏する「チルドレン’ズ・ゲーム 」は そのタイトルどおり、子どもたちが遊ぶ賑やかなS.E.で効果的に始まりますが、カヒミ・カリイにも楽曲を提供しているというモーマス こと ニック・カリー氏(上の写真 )の エフェクターをかけた無機質なヴォーカルに ピアノと口笛とがミックスされている、彼らの意図を知った時には 思わず鳥肌です。宇宙的な拡がりさえ感じさせるシンセサイザーは 遊園地のメリーゴーラウンドか とても懐かしいオルゴールの音色のようでもあり、それらは極めて自然にジョビンの世界へと溶け込んでゆきます。F.O.してゆく直前のエンディング部分からも 彼らがC.T.I.盤の ジョビン の演奏を 忠実に再現しようとしている姿勢が伝わり、とても好感を持ちました。


1971年  ストラヴィンスキー 没。

1972年  国連が環境問題に取り組んだ最初の会議「国際人間環境会議」で
      「人間環境宣言」を採択。

1973年  ニクソン大統領、ベトナム戦争終結を宣言。
      ウォーターゲート事件。
      パブロ・ピカソ、パブロ・カザルス 没。

1974年  ソルジェニーツィン、ソ連市民権を剥奪され 国外追放(アメリカへ定住)。
      デューク・エリントン 没。

1975年  アメリカのアポロ宇宙船と ソ連のソユーズ宇宙船が、ドッキング。
      ショスタコーヴィチ 没。

1976年  ザ・バンド解散コンサート「ラスト・ワルツ 」 ・・・に続く


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