本記事は 8月13日「 人気記事ランキング クラシック音楽鑑賞 」で 第1位 となりました。
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スケルツォ倶楽部 Club Scherzo
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シュローダー、「ベートーヴェンしか弾かない 」宣言、
スヌーピー・バンド参加を 土壇場 キャンセル!

PLAY IT AGAIN, CHARLIE BROWN (4) スヌーピー・バンド!
 
 以前からも たびたび “スケルツォ倶楽部” 「スヌーピーの音楽 」で話題にしてきたアメリカCBSテレビ制作のアニメーション番組「ピーナッツ(スヌーピー ) 」シリーズの中には、シュローダーを主人公にしたストーリーもあります。
 その作品とは、1971年3月28日に放映された「Play It Again、Charlie Brown (邦題は 「恋のかけひき 」 あるいは 「スヌーピーのロック・コンサート 」とも ) 」です。この回では 全編に渡ってシュローダーが、彼の尊敬するベートーヴェンの音楽を 愛用のトイ・ピアノで弾きまくる、私 “スケルツォ倶楽部” 発起人にとっても 取り分け お気に入りのエピソードです。

PLAY IT AGAIN, CHARLIE BROWN
 冒頭から いつもの愛用のトイ・ピアノに向かい、徐(おもむろ )にシュローダーが弾きだすのは、ベートーヴェン作曲 ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 作品2の3、第1楽章
 この 第3番ハ長調 は、若きベートーヴェンが当時の師だったハイドンに捧げた作品で、当時の一般のピアノ・ソナタという形式の作品と比べると かなり拡大された規模を持つ反面、たいへん軽快で親しみやすい楽想が 次々と現れる魅力的なソナタでもあります。個人的には ユーモラスな終楽章が 別格でお気に入りです。

 おススメする 参考ディスクは、スヴャトスラフ・リヒテル(各種レーベル )盤も大好きですが、今宵は ラン・ランによる「ライヴ・イン・ウィーン 」。
 粒立ちも優れた 弾(はじ )けるようなラン・ランのピアノの音が、黄金のホールの天井まで まっすぐに飛び散ってゆくのをお聴きください。
ラン・ラン「ライヴ・イン・ウィーン 」ESCC-24~25
録 音:2010年2月 ウィーン ムジーク・フェラインザール
収録曲:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調、同第23番ヘ短調「熱情 」(以上ベートーヴェン)、「イベリア」第1巻(アルベニス )、ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調(プロコフィエフ )、練習曲 作品25 第1番変イ長調、英雄ポロネーズ、ワルツ第2番イ長調 作品34-1「華麗なる円舞曲 」(以上ショパン )
音 盤:Epic Records ESCC-24~25
 
 シュルツ氏が描いた原作の絵と同じように、アニメーションでもシュローダーが奏でる音楽に ぴったりとシンクロしながらオリジナルの楽譜が右上に表示されるのですが、やがて 突如そこにシュローダーを見つめながら嬉しそうな顔をしているルーシーが出現します。
Ive Grown Accustomed To Her Face ?
 楽譜は シュローダー自身の心象風景が現れる場所でもあるわけですから、不本意ながら邪心が入っていることを私たちに言い訳でもするかのように、彼が口にする台詞というのが - 。
Don’t tell me, I’ve grown accustomed to that face.
Don’t Tell Me, I’ve Grown Accustomed To That Face. 
僕が あの(ルーシーのヤツの )顔を忘れられなくなっただなんて思わないでね


 ・・・これ どういう意味でしょうか。思わず補足したくなりました。
 その台詞は、傑作舞台ミュージカルの映画化「マイ・フェア・レディ(1964年製作、ジョージ・キューカー監督 )」のラスト近くで 主人公ヒギンズ教授(レックス・ハリソン )が歌う アラン・ジェイ・ラーナー作詞、フレデリック・ロウ作曲による スタンダード・ナンバー「忘れられぬ彼女の顔 」の原タイトル「I've Grown Accustomed To Her Face 」を その下敷きとしていることは 間違いないです。
My Fair Lady プレヴィン「マイ・フェア・レディ 」(CBS )
映画「マイ・フェア・レディ 」から
「忘れられぬ彼女の顔 I've Grown Accustomed To Her Face 」

(左 )オードリー・ヘプバーンレックス・ハリソン
(右 )映画版で 編曲と音楽監督を務めていたのは、才人アンドレ・プレヴィンでしたね。


 ・・・尤も これをご存知なくても アニメのストーリー進行上、特に支障はありません。
 
 シュローダーが弾くトイ・ピアノの上で 気持ちよさそうに寝ていたスヌーピーでしたが、やがてベートーヴェンの音楽の素晴らしさに酔ったのか、しまいには とうとう音楽に乗って空中を飛んでいってしまうのでした。
PLAY IT AGAIN, CHARLIE BROWN (2) 空飛ぶスヌーピー
 そんなスヌーピーの姿を見送りながら、弾き終えて鍵盤から手を離したシュローダーが、誰ともなしに思わず呟く台詞が・・・
You’ll Never Know How Beethoven Is Going To Affect Someone
 ベートーヴェンの音楽が及ぼす影響ったら 誰にもはかり知れないね(スヌーピーを飛ばしちゃうくらいだもん ) 」


 次は いよいよ真打ち(? )のルーシー登場。
 シュローダーを慕うあまり 彼女が「押し掛け女房 」的に 彼に迫る有名な構図は、もう定石どおりですよね。
 まず最初は、おなじみの愚問「ピアニストって お金もうかるの? 」からスタート。これに怒って「音楽は芸術なんだ! 」と絶叫しながら 激しくピアノを叩くシュローダー
芸術! 芸術! 芸術! 芸術! 芸術!
 
 これにもめげず、シュルツ氏の原作コミックの中でも有名なエピソード「ルーシーのスプレー缶 」が、意表を突いて ここで使われる衝撃!
スプレー缶(1) I'll Bet I Know Something You Don't Know.
スプレー缶(2) What’s That ?
スプレー缶(3) (アニメでは、ここで 第5交響曲の冒頭が鳴り渡る )
スプレー缶(4) Beethoven Now Comes In Spray Can.

 こうして 彼のピアノの稽古は ルーシーによって 絶えずじゃまされ続けるわけですが、ルーシー自身は 慕わしいシュローダーの気を惹こうと必死になっているに過ぎません。しかし 彼にとっては 迷惑なだけ・・・。

 曲は変わって、やはりベートーヴェンピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 作品7 から 第3楽章 です。
 今日は いつもの自分の定位置 - シュローダーのピアノの前 - を、先にフリーダーに取られてしまっているのに気づき、思いきり機嫌を悪くするルーシー
ルーシーVS フリーダ
 音楽についてまったく無知な二人の女の子が 目の前で ベートーヴェンについてデタラメな会話を交わしているのを聞かされながら、その訳のわからなさに とうとう不快感もあらわに怒り出してしまうシュローダー
ルーシー VS フリーダ
 
 ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調は、ベートーヴェンにとって 前作の第3番より さらに構成も規模も巨大になった楽曲で、作曲者の高い意気込みを感じます。
 旋律や曲想自体も親しみやすく、特にこの第3楽章は もはやメヌエットでなく、かといって まだスケルツォ的な性格でもない、いわゆる過渡期の性格を有した舞曲楽章であるといえます。

 “スケルツォ倶楽部”発起人 が、最近 出会ったとても素晴らしいディスクを 一枚ご紹介しましょう。
セルゲイ・エデルマン 、ベートーヴェン 4番・「月光 」・「熱情 」
セルゲイ・エデルマン(ピアノ )
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 作品7
併 録:
第14番嬰ハ短調「月光」作品27-2、第23番 ヘ短調「熱情 」作品57
録 音:2009年10月14日-16日、北アルプス文化センター(富山県 )
音 盤:オクタヴィアレコード(EXCL-00052 )
 
 メリハリの効いた明快な演奏、しかもプレイヤーの音楽に対する深い愛情まで感じる名演です。カップリングされた「月光 」「熱情 」も 一点一画にまで心のこもった、端正にしてダイナミックな演奏、さらに録音の良さも特筆すべきでしょう。

 さて、また別の日には・・・。
 ベートーヴェンの音楽の稽古に集中するあまり、「(こんなにカワイイ? )わたし 」に見向きもしないシュローダーに しびれを切らしたルーシー
アナタ、愛とは何か 知らないんでしょ?
すると、ここで初めてピアノを弾く手を止めてシュローダー、まるで辞書を読み上げるかのように 正確に「」の定義を語ります。
 ・・・Love【luv】n. to be fond of ; a strong affection for or attachment or devotion to a person or persons(愛、名詞 - 好むこと、個人や複数の人々への強い愛情や愛着、あるいは献身のこと )
愛(LOVE )とは
 この時 シュローダーの弾いていた音楽が これもベートーヴェンピアノ・ソナタ第10番 ト長調 作品14の2 から 第1楽章・・・
 この曲については スケルツォ倶楽部 過去記事 を ご参照 「 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第10番は、スケルツォで終わる 」

 また別の日には ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27の2「月光 」から、あの 一陣の突風のごとき 第3楽章(プレスト・アジタート )を 一心不乱に稽古するシュローダーを 新婚夫婦ごっこ に誘い込み 大いに顰蹙(ひんしゅく )を買うルーシー
こちょこちょ こちょ こちょ こちょ
 
 その独特な楽章構成も 幻想的な旋律も すべてが個性的な「月光 」ソナタは、 ベートーヴェンの最高傑作のひとつ、競合する名盤も 星の数ほど存在しますよね。
 古くはギーゼキング、バックハウス、ホロヴィッツ、ケンプ などから ルドルフ・ゼルキン、エミール・ギレリス、フリードリヒ・グルダ、ヴラディーミル・アシュケナージ、マウリツィオ・ポリーニ、エフゲニ・キーシン・・・と挙げてゆけば、 あっという間に十指に余ってしまいます。上記 セルゲイ・エデルマンの最近の演奏も たいへん勝れたものでした。
ここでは、おそらく史上最速のスピードで疾走する第3楽章で有名な グレン・グールド盤をご紹介。

 グレン・グールド、スピード違反で逮捕!
グールド ベートーヴェン 三大ソナタ(CBS ) 
 ・・・とにかく 呆れるほど速いです、この「月光 」ソナタったら。
 上記に挙げたディスクたちの 第3楽章の平均値は 大体 07分00秒くらいではないでしょうか、それを グールドったら 04分56秒で駆け抜けます(・・・と言っても 「スピード違反 」ばかりでなく、繰り返しの指定までも「信号無視 」しているから なんですがw )。
「ちゅ 」「あらやだ、シュローダーったら 」 キャー、犬にキスされたー
(左 )「ちゅ!」、「あらやだ、シュローダーったら 」
(右 )「ぎゃー、犬だったあー 」

スヌーピーに精神分析の診断を受けてしまった わー、女の子にキスされちゃったー
(左 )そんなスヌーピーに、ルーシーが有料相談してみたら「強引に相手の唇を奪え! 」だと。ふふん、なるほど。
(右 ) ・・・で、勇気を出して やってみたら・・・「わー、女の子にキスされちゃったあー 」って、全くの逆効果・・・「何でよ? 」


 ・・・そんな一連の しようもないドタバタの背景となる この場面で、今回 シュローダーが稽古していた音楽は - ベートーヴェンピアノ・ソナタ第21番 ハ長調「ヴァルトシュタイン 」から 第3楽章
 この有名な傑作ソナタのタイトルは、ベートーヴェンが この曲を献呈した 支援者のひとりで 好意的な貴族フェルディナント・フォン・ヴァルトシュタイン伯爵の名前にちなんで付けられたものですよね。
 
 「ヴァルトシュタイン 」ソナタを、今日はマウリツィオ・ポリーニによる バリバリにエネルギッシュな旧盤のほうで 聴きましょう。ポリーニは この約10年後に同曲を再び録音して大きな成果を上げることになりますが、その円熟の再演奏との聴き比べは またの機会に・・・。

ポリーニ ベートーヴェン「テンペスト 」「告別」「ヴァルトシュタイン」& 25番(D.G. )
併 録:ピアノソナタ第17番「テンペスト 」、同第25番ト長調、同第26番「告別 」
録 音:1988年6月、ミュンヘン、ヘルクレスザール
音 盤:DG(国内盤 UCCG-7069 )


 さて、ストーリーは、この後 展開部に入ります。
 シュローダーの気を惹くためにはどうしたら・・・と、ルーシーが 隣の学校に通うペパーミント・パティに相談を持ちかけると - 
ペパーミント・パティ
「良いアイディアがあるわ。ちょうどP.T.A.の会合でレクリエーションの時間枠があるから、そこで 彼の演奏を皆で聴くために ステージを設けることが出来るのよ。ぜひシュローダーに教えてあげて 」
ペパーミント・パティのアドヴィスを受ける

シュローダー
ベートーヴェン作曲 ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 作品49の2 第1楽章
「それ 本当かい。どうもありがとう、ルーシー。うれしいよ 」
「うれしいよ、ありがとう 」

シュローダー
「よし、そうと決まれば、早速 練習しなくっちゃ 」
ベートーヴェン作曲 ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 作品79、第1楽章
「ありがとう」「えっ?」
ルーシー
「彼“ありがとう ”ですって・・・? 」
彼「ありがとう」ですって! 彼、「ありがとう」ですってー!
ルーシー
「わーい、シュローダーに感謝されちゃったー 」 「初めて 彼がわたしに お礼 言ってくれたよー 」

ところが・・・
ペパーミント・パティ
「あ、ごめんゴメン、ベートーヴェンは ナシよ 」
ルーシー
「何ですって? 」
ペパーミント・パティ
「彼に ジャズでも演(や )ってもらってよ 」
ルーシーとペパーミント・パティ
ルーシー
「そんな・・・ベートーヴェンは 彼の尊敬する人なのに - 」

スヌーピー・バンド
ルーシー
「そういうわけで シュローダー
 スヌーピー・バンドと一緒に ロック演(や )ってね 」
シュローダー
「え、聞いてないよー 」
どこにプラグを差すの?
ルーシー
「このピアノ、どこに電気プラグを差すのかしら 」
シュローダー
「(フェンダー・ローズじゃないよ ) 」
スヌーピー・バンド! 当惑するシュローダー

「ああ、ボクは ロックを弾く自分が許せない・・・ 」
ぼくは うらぎりものだ・・・ 苦しむシュローダー

「でも 大事な仲間をがっかりさせたくもない・・・ 」
ぼくは うらぎりものだー 悩むシュローダー

「(ベートーヴェンの胸像を見ながら )ボクは 裏切者だ・・・ 」

 そして・・・
ベースを弾くスヌーピー
 いよいよ当日、本番を前に ベースのチューン・ナップをするスヌーピー

 そこへ・・・

シュローダー
やっぱりボクには出来ないよ、
 人は 自分の信じるところを 貫くものなんだ

人は 自分の信念を曲げては イケナイんだ
「・・・ごめんよ、パトリシア 」
Augggh!   
全員、号泣
「そんなー! 」
「ないよ、こんな土壇場でー! 」

 さあ、P.T.A.のレクリエーションは 一体どうなってしまうのでしょうか?
 そしてシュローダールーシーの この後の関係は・・・?

 以下、ネタばらし自粛・・・のつもりでしたが、ラスト・シーンでシュローダーが弾く音楽のタイトルだけ、こっそり お教えしましょう。
 それは、ベートーヴェン作曲のピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 作品106、シュローダーお得意のレパートリーでもある「ハンマークラヴィーア・ソナタ 」から 第1楽章。

 おススメするディスクは、やはり マウリツィオ・ポリーニ(D.G. )盤、ルドルフ・ゼルキン(CBS )盤など、硬質な迫力と満身の打鍵が魅力の名盤なら いくつもすぐに思い出せますが、これは ゼルキンの息子、ピーター・ゼルキンが グラーフ製のフォルテピアノを用いて臨んだ たいへん個性的な音の録音です。
ピーター・ゼルキン ベートーヴェン 後期ピアノソナタ集(ProArte) ピーター・ゼルキン氏
ベートーヴェン後期ピアノ・ソナタ集
演 奏:ピーター・ゼルキン(フォルテピアノ )
録 音:1984~85年
収録曲:
ピアノ・ソナタ第27番、同第28番、同第29番「ハンマークラヴィーア」、同第30番、同第31番、同第32番、ロンド op.51-No.1、2 )
音 盤:ProArte(MC-122 )
 
 これは とても不思議な音がします。
 それは まるでハンマーが木をコーンと打つかのような、本当にアコースティックな「叩く 」感触です。その音色はどこまでも丸く、演奏自体も流麗ではありますが、切迫感さえ覚えるピアニストによる極めて真摯な取り組みが びんびん伝わってきます。たいへん変わった録音なので、きっと好き嫌いが分かれてしまうに違いありませんが、一度この懐かしい音の魅力に浸ってしまった人にとっては きっと忘れることの出来ないフォルテピアノの音色となるでしょう。

 その最後の場面からシュローダーが退場した後、彼のトイ・ピアノの上に置かれたトランジスタ・ラジオのスイッチを ルーシーがパチンとひねると、ベートーヴェンとはまったく対照的な音楽 - 激しいエイト・ビートを刻むドラムスのリズムに乗って、歪ませたエレクトリック・ピアノとギターが交錯しながらロック・インプロヴィゼーション - を演奏し続けます。
音楽:ベートーヴェン、ヴィンス・ガラルディ 
 そのまま 番組最後のクレジットには、オリジナル音楽担当ヴィンス・ガラルディと並べて、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名前も 掲示されます。
 そして画面が徐々に暗転してゆくのと共に この激しい音楽もまたフェード・インしながら消えてゆき、今回の楽しい物語も終わりを告げるのでした。
 

■ ところで 原題「Play It Again 」の意味 とは・・・?
Play It Again, Charlie Brown
 さて、今回の原タイトル「Play It Again( 直訳;もう一度 弾いて ) 」とは、もしかしたら 往年の名画「カサブランカ(1942年製作、マイケル・カーティス監督 ) 」の中で イングリッド・バーグマン扮するヒロイン(イルザ )が、かつて恋仲だったハンフリー・ボガートの演じる主人公(リック )とパリで過ごした 懐かしい思い出を象徴する名曲「時の過ぎゆくままに As Time Goes By 」を、二人の過去を知る ドゥーリー・ウィルソン演じる黒人ピアニスト(サム )に これを演奏してくれるようリクエストする - という有名な場面で、美しいイングリッド・バーグマンの唇から囁くように発せられる「Play It, Once Again, Sam. Play “ As Time Goes By ” ( あの曲を もう一度 弾いて、サム。『時の過ぎゆくままに 』を - ) 」という有名な台詞から採られたものではないか - と、これまた勝手に関連づけます。
Play It Again、Sam カサブランカ オリジナル・サウンドトラック  
 楽譜を片手にピアノに向かうドゥーリー・ウィルソン(サム )に話しかけるイングリッド・バーグマン
 「 Play It, Once Again , Sam.  あの曲を もう一度 弾いて、サム 」

 ・・・つまり ドラマのヒロイン(? )たるルーシーが、ピアノに向かう演奏家(シュローダー )と会話を重ねるという構図を さり気なく名画の同じ設定場面に当てはめ、その落差にユーモアをかもしださせているのではないか・・・などと 勝手に憶測をたくましくする“スケルツォ倶楽部 ”発起人でした。 会員の皆さまは どうお考えになりますか?
 
 また次回をお楽しみに

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