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スケルツォ倶楽部 Club Scherzo
「アフター・シュトラウス & “ バイ・シュトラウス ”」
After-Strauss & “By Strauss”
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(21)1951年 ルロイ・アンダーソン
   「ワルツィング・キャット

 
ルロイ・アンダーソン自作自演集(MVCE-30033~34 )
ルロイ・アンダーソン「ワルツィング・キャット 」
ルロイ・アンダーソン Leroy Anderson 自身による指揮
オーケストラ Orchestra(unnoted )
録 音:1959年6月

収録曲:ブルー・タンゴ、トランペット吹きの休日、春が来た、サンドペーパー・バレエ、ファントム・レジメント、レディー・イン・ウェイティング、サラバンド、フィドル・ファドル、ガール・イン・サテン、タイプライター、ワルツィング・キャット、プリンク・プレインク・プランク、ピラミッド・ダンス、舞踏会の美女、忘れられし夢、チャイナ・ドール、ペニー・ホイッスル・ソング、ジャズ・ピチカート、ジャズ・レガート、シンコペイテッド・クロック、スコットランドのブルー・ベル、ターン・イェ・トゥ・ミー、セレナータ、馬と馬車、トランペット吹きの子守歌、ベルの歌、サマー・スカイズ、プロムナード、そり滑り、クラリネット・キャンディ、ゴールデン・イヤーズ、レイジー・ムーン、アイ・ネバー・ノウ・ホエン、アリエッタ、プッシー・フット、ホーム・ストレッチ、小さなバラード、シャル・アイ・テイク・マイ・ハート、キャプテン・オブ・ザ・キングス、タウン・ハウス・マシューシャ、パイレート・ダンス、アイリッシュ・ウォッシャーウーマン、ミンストレル・ボーイ、レイクス・オブ・マロウ、ウェアリング・オブ・ザ・グリーン、ラスト・ローズ・オブ・サマー、ガール・アイ・レフト・ビハインド・ミー
音 盤:MCA (ユニヴァーサル / MVCE-30033~34 )
 
 
 ルロイ・アンダーソン(1908~1975 )は、ウィットとユーモアに富んだ オーケストラのアンコール・ピースで知られるアメリカの作曲家です( ピッツィカート俱楽部 の 最初と最後にも登場 )。
 マサチューセッツ教会のオルガン奏者を務めたり、ハーヴァード大学のオーケストラを指揮したり、ホテルのバンドを率いたり、ボストン・ポップスの指揮者アーサー・フィードラーから 作曲を委嘱されたりと、超忙しい生涯でした。
 「トランペット吹きの休日 」、「シンコペイテッド・クロック 」、「タイプライター 」といった有名曲が 数多く残されていますが、私 発起人(夫 )が 個人的に 最も思い入れの深い曲は、美しい「忘れられし夢 (Forgotten Dreams ) 」です。
 やはり おもしろいのは、音楽と絶妙に結びつくイマジネーションも豊かなタイトルでしょう。
 これらユーモラスな表題に沿って 短い楽曲を生み出す その発想のオリジナルは、ひょっとしたら・・・ヨハン二世ヨーゼフシュトラウス兄弟によって量産された数多くのポルカ(思いつくままに「雷鳴と稲妻 」、「 」、「観光列車 」、「爆発 」、「鍛冶屋 」、「おしゃべりな可愛い口 」、「とんぼ 」、「短いことづて 」など )に付された魅力的なタイトルが、その豊かなエンタテインメント性への重要なヒントになったものではないでしょうか。

 “スケルツォ倶楽部” 今日の推薦盤、作曲者自身が指揮したオーケストラの演奏でお聴きください。 私は 最初 これを よく知らずに買ってきて、きっとモノラルだろうと思い込んで聴き始めたら、意外やきちんと分離したステレオ録音の聴きやすい音質の上、演奏もメリハリがあって少なからず 驚きました。
 
 さて、この「ワルツィング・キャット 」は、卓越した発想とアイデアによって記憶に残る佳曲です。
 ねこの鳴き声 ( にゃーお )の描写を 弦のポルタメントが擬する(!)というだけでなく、これをワルツのリズムに乗せることによって、「ねこがワルツを踊る 」という シュールなイメージを 表現することに成功しています。曲は途中テンポを早め、あたかも尻尾をぴんと立てて小走りに踊るような有様を表したかと思うと、最後は不本意にも犬に吠えられ、鼻息も荒く逃げてゆく、という落ちまで 実に良く出来たコミカルなワルツだと思います。

news.walkerplus.com200908088photo10.htmlをコピーさせて頂きました。
可愛すぎる ねこ の動画 ⇒ おすすめ 
 ( ・・・ でも コイツ、軽やかにワルツを 踊るようには とても見えませんが。 )



■ ピアノで演奏された「ねこ 」  - います!
 毎回 さまざまな新しいアイディアで 私たち聴き手を驚かせてくれる白石光隆氏によるピアノ編曲版のディスクも つい数年前リリースされていましたね( アレンジしたのは 作曲者アンダーソン自身です )。 
オリジナル・ピアノ版 ルロイ・アンダーソン(白石 光隆 ) 白石光隆さん
「白石光隆 / ピアノによるルロイ・アンダーソン 」
(左 )ディスクのジャケット、(右 )ピアニスト 白石光隆
収録曲 : 舞踏会の美女、忘れられし夢、タイプライター、ブルー・タンゴ、トランペット吹きの休日、ジャズ・ピッツィカート、ジャズ・レガート、ベルの歌、ファントム・レジメント、チャイナ・ドール、シンコペイテッド・クロック、サマー・スカイズ、フィドル・ファドル、ワルツィング・キャット、サンドペーパー・バレエ、スコットランドの釣鐘草、プロムナード、ペニー・ホイッスル・ソング、トランペット吹きの子守歌、プリンク・プレインク・プランク、サラバンド、セレナータ、春が来た、そりすべり、サテンを着た少女
キング・インターナショナル(KKCC-3024)


 これは 注目の一枚、ホント楽しめます。たとえば 静かな「サマー・スカイズ 」を このピアノ版で聴いてみると ドビュッシー風の印象派っぽい側面があったことに気づかされ、その新鮮さには 驚かされました。他にも 原曲のオーケストラ演奏で聴くのとは 印象が全く異なってしまう作品もあったりと 発見の連続です。でも やはりピアノでは、さすがの白石さん も こと「ねこの鳴き声 」に限っては、ストリングスのポルタメントには 敵わなかったようですね(笑 )。


▲ アンダーソン自身が ピアノ弾き語りで披露する「ワルツィング・キャット 」の ヴォーカル・ヴァージョン ! ヴァースから入って、ほぼオリジナルと同じメロディ展開にびっくり。 コレって 正規録音あるんでしょうか ?


1951年  アメリカ、ネヴァダ州で核実験。
      サンフランシスコ講和条約、日米安全保障条約調印。
      バイロイト音楽祭、再開。
      シェーンベルク 没。
      サリンジャー、「ライ麦畑でつかまえて 」
      NHKテレビ 初の実験実況中継。
      ユベール・ジロー 「パリの空の下 」作曲 ・・・に続く


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